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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100IA8Z (EDINETへの外部リンク)

有価証券報告書抜粋 三菱鉛筆株式会社 研究開発活動 (2019年12月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

当社グループの研究開発活動は、「最高の品質こそ 最大のサービス」の基本理念のもと、筆記具及びその周辺商品等における新製品の開発と品質向上、安全性の確保、環境問題への対応を目的としております。また筆記具以外の分野にもこれらの成果を広く応用展開することも積極的に進めております。
なお、当連結会計年度における研究開発費は3,162百万円でした。このうち3,109百万円は筆記具及び筆記具周辺商品事業に係るものであります。以下は筆記具及び筆記具周辺商品の主な研究開発活動及び成果であります。

(1) 筆記具事業
① 油性ボールペンでは世界最小ボール径0.28mm※『JETSTREAM EDGE(ジェットストリーム エッジ)』を発売しました。(※2019年8月現在 当社調べ)
一般的にボールペンは、ボール径が小さくなるほど技術的な開発が難しくなりますが、油性ボールペンの細字ニーズの高まりに後押しされ、「ジェットストリームインク」を使用した、油性ボールペンの限界に挑んだ超極細ボールペン先の企画・開発に至りました。
軸デザインはボール径0.28mmの描線が持つ細く、鋭いイメージをワイヤークリップのワイヤーの細さと、六角軸で生じる放射状の直線によってスタイリッシュに表現しました。また、新開発の『ポイントチップ』は、ペン先にかけてスリムに絞った形状で、細かい筆記作業をする際にもペン先がクリアに見えるようになっています。さらに、グリップ部分には細いライン加工を施し滑りにくく筆記時の安定感を持たせ、細字を書くための専門ツールとして、各パーツの素材とデザイン、使い勝手にこだわりました。

② 水性サインペンでは「EMOTT(エモット)」を発売しました。
近年、SNSなどの普及によって、自らのこだわりや個性を目に見える形で表現する「ビジュアルコミュニケーション」の機会が増えています。それに伴い、誰かに見せること、見られることを重視したデザインが好まれ、持ち物によって自らを表現する傾向があります。
『EMOTT(エモット)』は、商品を持っているだけで「おしゃれ」「センスがいい」「かわいい」といった自らのこだわりが表現できる商品として企画いたしました。
従来のサインペンのペン芯は書いているうちにつぶれてしまい、描線幅が太くなったりかすれたりすることがあります。『EMOTT(エモット)』は、従来のサインペンと異なりペン芯をアウターで覆うことでペン先がつぶれず、耐久性のある折れにくいストレスフリーなペン芯となっています。また、アウターがあることでペン先が守られ、様々な筆記角度での使用ができるだけでなく、描線幅が変わらずに0.4mmの細い線を描き続けることができます。

③ ゲルインクボールペンでは“スリムなのに、インクたっぷり”消せる3色ボールペン『ユニボール R:E 3 BIZ(ビズ)』を発売しました。
“スリムなのに、インクたっぷり”の消せる3色ボールペン『ユニボール R:E 3(アールイー スリー)』に、ローレット加工の金属製グリップを採用し、高級感があり、よりスリムに見えるスタイリッシュなデザインの『ユニボール R:E 3 BIZ(ビズ)』をラインナップしました。
軸デザインに握りやすいローレット加工を施した金属製のグリップや、高級感があり、しっかり紙やノートに挟める金属製のクリップを採用しました。また、従来品よりも、グリップ部分を絞り、よりスリムに見えるスタイリッシュなデザインです。さらに、丈夫な作りと高級感が見て取れる金属製クリップとなっており、商談や打合せなどのフォーマルなビジネスシーンでの使用にも適しています。

④ エコ関連のカテゴリーでは石灰石から生まれた「減プラ」ボールペン『uni LIMEX (ユニ ライメックス)』を発売しました。
近年、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けて、企業の環境問題への配慮や対応が求められています。また、海洋汚染の主要因としてのマイクロプラスチックの問題など、使い捨てプラスチックを巡る議論が国際的に高まっており、海外では使い捨てプラスチックを規制する動きが強まっています。
株式会社TBMが開発した石灰石を主原料とし、原料に水や木材パルプを使用せず紙の代替や石油由来原料の使用量を抑えてプラスチックの代替として期待されている新素材「LIMEX(ライメックス)」を用いた、油性ボールペン『uni LIMEX』は石油由来プラスチックの削減に繋がり、天然資源の持続可能な利用に貢献いたします。

(2) 筆記具周辺商品事業
① 化粧品事業
筆記具のインク流出機構設計を応用し、お客様の使い勝手の良い化粧品アイテムの開発を行っております。リキッドアイライナー、固形アイライナー、毛染めは、筆記具で培った超微粒子顔料分散技術、インク配合技術、鉛筆製造技術や容器設計技術を応用することにより国内・海外の化粧品業界から高い評価を受けております。

② カーボン事業
シャープ芯の研究から生まれた当社独自のカーボン製造技術であるPFCT(Plastic Formed Carbon Technology)による機能性炭素材は広い分野で高い評価を得ております。
超音波エコー用整合層、高性能スピーカー用振動板などの実績を始め、その他電気製品のパーツとしての展開で、更なる成長に大きな期待がもたれております。2019年12月に開催された『Semicon 2019』に初出展し、カーボン厚板について多くの企業に興味を持っていただきました。

③ 分散事業
筆記具用インクの顔料分散技術を用いて、色材(無機・有機顔料)だけでなく、機能性材料(PTFE、SiC、鉄粉、等)の微粒子分散液の開発を進めています。2019年1月に開催された『Nanotech 2019』に出展しました。


事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02366] S100IA8Z)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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