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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100IXK4 (EDINETへの外部リンク)

有価証券報告書抜粋 ニチハ株式会社 研究開発活動 (2020年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

当社グループは、「素晴らしい人間環境づくり」のスローガンのもと、循環型社会の実現に貢献する創造開発型企業として、新しい建築材料の可能性を探る基礎研究から高品質・低コストを両立するための生産技術、さらには施工技術の開発に至るまで、時代を先取りする新商品の開発を目指して研究開発活動を行っております。
当社グループにおける研究開発活動は、主として当社並びに子会社(株)チューオー及び子会社(株)FPコーポレーションが行っております。
当連結会計年度には、当社は中期経営計画の目標である「世界で通用する建物の壁材専業メーカー」を目指し、国内での商品構成の充実を図るとともに、非住宅市場や海外市場での外装材を追求する開発にも積極的に取り組みました。(株)チューオーにおいては金属を素材とする外壁材と屋根材を中心に、また(株)FPコーポレーションにおいてはウレタン断熱パネルを中心に、それぞれ新商品の上市に向けて活発な研究開発活動を展開しております。
なお、当連結会計年度末現在の研究開発人員は100名、当連結会計年度の研究開発費は1,374百万円であります。

当連結会計年度におけるセグメント別の研究開発活動の状況及び研究開発費は次のとおりであります。
(1) 外装材事業
窯業系外装材については、当社独自の技術を活かし、環境負荷低減と住宅性能向上に貢献できる商品開発を基本として、機能や工法においても時代のニーズに応えるべく、様々な商品を開発し発売いたしました。
主力商品であるモエンエクセラード16の10尺品について、施工性改善のため約1割の軽量化を実現し、本年1月より順次切り替えを進めております。製品の特長である強靱さ、防耐火性能などの基本性能はそのままに、新築戸建住宅、リフォーム、中高層分野において、施工に携わる方にとって更に扱いやすい製品へと改良をいたしました。
更に、板間の継ぎ目が目立ちにくい「Fu-ge」の四方合じゃくり接合と、柄の凹凸に関係なく細かな模様や絵柄を印刷できる「次世代インクジェット印刷」の技術を活かし、2019年に東京と大阪で開催された進撃の巨人展FINALに「Fu-ge」シリーズの「レスペンタル」柄を提供いたしました。進撃の巨人展FINALオリジナル外壁として、風雨にさらされて少しずつ変化した歴史を感じさせる表情のレンガ柄に特注の印刷を施し、原作の世界観が見事に表現されました。当社独自の技術を活用し、今後に向けてより多様な外壁文化を創造出来る可能性が広がったのではないかと自負しております。
一方で、当社グループは課題である「ニューマーケットの開拓」の一つとして、国内非住宅市場をターゲットにしております。具体的には、中高層建築物向けの市場開拓に注力しており、これの実現のための工法開発を進めております。中高層建築物向けについては、これまでに専用の金具を用いた新工法の開発により、RC造では高さ45メートルまでの施工を可能としてきましたが、今般鉄骨造にも対応した新工法として、2019年11月と2020年3月に耐火構造用新商品「プラスター・モエン外壁耐火構造」を発売いたしました。これは、当社製品と強化石膏ボードを組み合わせることにより鉄骨造での耐火構造を実現したものです。低層向けに1時間耐火構造、中高層向けに合成被覆柱・はり2時間耐火構造の認定を取得し、幅広い耐火構造の建築物向けに対応できるように開発しました。さらに、RC造の非耐震壁部に建物の軽量化と省エネルギーへ配慮した鉄骨外断熱工法を吉野石膏株式会社、旭ファイバーグラス株式会社と共同開発し、2020年3月に「軽量外断熱システム FEISタイガー・モエン」としてプレスリリースするなど、当社製品がより多くの物件に使用出来る可能性を広げております。
また、金属系外装材については、「フッ素塗装高耐食GLめっき鋼板」に柄付けをした後、凸部に「フッ素含有高耐候アクシリ系塗料」を塗布し、塗膜変退色10年保証を実現した多色品新シリーズの拡充や、新築市場で人気の高いメタル調ストライプの「FN型シンストライププレミアム」柄を発売いたしました。

以上の外装材事業に係る研究開発費は1,348百万円であります。

(2) その他
当社グループは、その他の事業においても研究開発に積極的に取り組んでおります。FP事業における一般販売部門においては、「FPウレタン断熱パネル」で長年培ってきたノウハウを活かし、大工不足を解消する省施工と施工技量に左右されず高い気密施工を可能にする気密材付パネル製品を開発したほか、市況のニーズを捉えリフォームに特化した専用パネルの開発を行いました。
また、主力製品である「FPウレタン断熱パネル」は2016年度に業界初となる筋交いなしウレタン断熱パネルで2.1倍の壁倍率大臣認定を業界で初めて取得し、加えて経年劣化が極めて少ない堅牢性を始め、高い省エネ効果や防災性能、事業の取り組みなどが評価され、「ジャパン・レジリエンス・アワード2020」の優秀賞を受賞しております。

以上のその他に係る研究開発費は26百万円であります。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02415] S100IXK4)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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