有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100IYED (EDINETへの外部リンク)
タカラバイオ株式会社 研究開発活動 (2020年3月期)
(1)研究内容について
当連結会計年度における当社グループ全体の研究開発費は3,869百万円であり、各事業における研究内容等は次のとおりであります。
① バイオ産業支援事業
当事業では、国内でトップシェアを有する遺伝子増幅法関連試薬等の遺伝子工学研究用試薬をはじめ、ゲノム解析、遺伝子機能解析および遺伝子検査等に関する研究開発やiPS細胞等の幹細胞および再生・細胞医療等の研究分野に向けた新製品や受託サービスに関連する新技術の研究開発を行っております。
当連結会計年度においては、環境検査に適したノロウイルス拭き取り検査用キット、ウシ白血病ウイルス検出キット、ゲノム編集用GMPグレードCas9タンパク質、消化器がんを対象とした血中循環腫瘍DNAの変異解析サービス等を開発いたしました。また、拡大する新型コロナウイルス感染症への対応としてウイルス検出用PCR製品およびワクチン開発・製造に取り組みました。
なお、当事業における研究開発費は、2,947百万円であります。
② 遺伝子医療事業
当事業では、がん等を対象にした遺伝子治療薬の臨床開発を進めております。
当連結会計年度においては、腫瘍溶解性ウイルスcanerpatureve(略称C-REV)について、国内で第Ⅰ相臨床試験を推進しました。また、前連結会計年度に根治切除不能・転移性メラノーマを適応症として再生医療等製品の製造販売承認申請を行いましたが、2019年9月に申請を取下げました。また、同じく国内で、NY-ESO-1・siTCR®遺伝子治療においては滑膜肉腫を対象とした国内第Ⅰ/Ⅱ相臨床試験、CD19・CAR遺伝子治療では、急性リンパ芽球性白血病を対象とした国内第Ⅰ/Ⅱ相臨床試験を進めました。
なお、当事業における研究開発費は、744百万円であります。
③ 全社(共通)
上記の2つの事業に特定できない事業横断的な研究、あるいは、どの事業の研究開発の推進にもその成果が利用できる基礎的な研究も推進しております。当社グループとしては、各研究開発プロジェクトの相互作用・フィードバック効果を利用して、戦略的な研究開発の推進を目指しております。
なお、これらの事業横断的研究および基礎的な研究に要した研究開発費は、177百万円であります。
(2)知的財産権について
研究開発の成否がそのまま事業開発の成否につながるバイオテクノロジー関連産業では、特許権等の知的財産権の確保は非常に重要であると認識しております。競合他社を排除するため、当社グループは、自社の技術を特許で保護しております。当社グループは今後も研究開発を進めていくにあたり、特許出願・権利化を第一に考え対応していく方針であります。また、当社グループは今後の事業展開の中で、必要な他者特許については取得またはライセンスを受ける方針であります。それらのうち各事業において特に重要なレトロネクチン拡大培養法、腫瘍溶解性ウイルスC-REV、siTCR®に関するものを、以下に記載しております。
① レトロネクチン拡大培養法
発明の名称:細胞傷害性リンパ球の製造方法
(注)ヨーロッパ6カ国の内訳は、ドイツ、スペイン、フランス、イギリス、イタリア、オランダであります。
② 腫瘍溶解性ウイルス C-REV
発明の名称:ヘルペスウイルスを用いた癌処置のための組成物および方法
(注)ヨーロッパ8カ国の内訳は、ドイツ、フランス、イギリス、イタリア、スイス、スペイン、
スウェーデン、トルコであります。
③ siTCR®
発明の名称:特異的遺伝子発現方法
(注)ヨーロッパ5カ国の内訳は、ドイツ、フランス、イギリス、イタリア、スウェーデンであります。
当連結会計年度における当社グループ全体の研究開発費は3,869百万円であり、各事業における研究内容等は次のとおりであります。
① バイオ産業支援事業
当事業では、国内でトップシェアを有する遺伝子増幅法関連試薬等の遺伝子工学研究用試薬をはじめ、ゲノム解析、遺伝子機能解析および遺伝子検査等に関する研究開発やiPS細胞等の幹細胞および再生・細胞医療等の研究分野に向けた新製品や受託サービスに関連する新技術の研究開発を行っております。
当連結会計年度においては、環境検査に適したノロウイルス拭き取り検査用キット、ウシ白血病ウイルス検出キット、ゲノム編集用GMPグレードCas9タンパク質、消化器がんを対象とした血中循環腫瘍DNAの変異解析サービス等を開発いたしました。また、拡大する新型コロナウイルス感染症への対応としてウイルス検出用PCR製品およびワクチン開発・製造に取り組みました。
なお、当事業における研究開発費は、2,947百万円であります。
② 遺伝子医療事業
当事業では、がん等を対象にした遺伝子治療薬の臨床開発を進めております。
当連結会計年度においては、腫瘍溶解性ウイルスcanerpatureve(略称C-REV)について、国内で第Ⅰ相臨床試験を推進しました。また、前連結会計年度に根治切除不能・転移性メラノーマを適応症として再生医療等製品の製造販売承認申請を行いましたが、2019年9月に申請を取下げました。また、同じく国内で、NY-ESO-1・siTCR®遺伝子治療においては滑膜肉腫を対象とした国内第Ⅰ/Ⅱ相臨床試験、CD19・CAR遺伝子治療では、急性リンパ芽球性白血病を対象とした国内第Ⅰ/Ⅱ相臨床試験を進めました。
なお、当事業における研究開発費は、744百万円であります。
③ 全社(共通)
上記の2つの事業に特定できない事業横断的な研究、あるいは、どの事業の研究開発の推進にもその成果が利用できる基礎的な研究も推進しております。当社グループとしては、各研究開発プロジェクトの相互作用・フィードバック効果を利用して、戦略的な研究開発の推進を目指しております。
なお、これらの事業横断的研究および基礎的な研究に要した研究開発費は、177百万円であります。
(2)知的財産権について
研究開発の成否がそのまま事業開発の成否につながるバイオテクノロジー関連産業では、特許権等の知的財産権の確保は非常に重要であると認識しております。競合他社を排除するため、当社グループは、自社の技術を特許で保護しております。当社グループは今後も研究開発を進めていくにあたり、特許出願・権利化を第一に考え対応していく方針であります。また、当社グループは今後の事業展開の中で、必要な他者特許については取得またはライセンスを受ける方針であります。それらのうち各事業において特に重要なレトロネクチン拡大培養法、腫瘍溶解性ウイルスC-REV、siTCR®に関するものを、以下に記載しております。
① レトロネクチン拡大培養法
発明の名称:細胞傷害性リンパ球の製造方法
特許権者 | 特許番号 | 登録日 | 出願国 |
当社 | 4406566 | 2009年11月13日 | 日本 |
当社 | 1496109 | 2010年12月8日 | ヨーロッパ(6カ国)(注) |
当社 | 8728811 | 2014年5月20日 | 米国 |
当社 | 8975070 | 2015年3月10日 | 米国 |
当社 | 2479288 | 2015年2月24日 | カナダ |
当社 | ZL03811464.X | 2010年2月24日 | 中国 |
当社 | 786054 | 2007年12月10日 | 韓国 |
当社 | I334442 | 2010年12月11日 | 台湾 |
当社 | 1079543 | 2010年9月17日 | 香港 |
② 腫瘍溶解性ウイルス C-REV
発明の名称:ヘルペスウイルスを用いた癌処置のための組成物および方法
特許権者 | 特許番号 | 登録日 | 出願国 |
当社/ (財)名古屋産業科学研究所 | 4372422 | 2009年9月11日 | 日本 |
当社/ (財)名古屋産業科学研究所 | 2213300 | 2015年3月25日 | ヨーロッパ(8カ国)(注) |
当社/ (財)名古屋産業科学研究所 | 7264814 | 2007年9月4日 | 米国 |
当社/ (財)名古屋産業科学研究所 | 1145435 | 2015年9月4日 | 香港 |
スウェーデン、トルコであります。
③ siTCR®
発明の名称:特異的遺伝子発現方法
特許権者 | 特許番号 | 登録日 | 出願国 |
当社/ 国立大学法人 三重大学 | 5271901 | 2013年5月17日 | 日本 |
当社/ 国立大学法人 三重大学 | 5828861 | 2015年10月30日 | 日本 |
当社/ 国立大学法人 三重大学 | 2172547 | 2016年1月6日 | ヨーロッパ(5カ国)(注) |
当社/ 国立大学法人 三重大学 | 3031916 | 2017年6月7日 | ヨーロッパ(5カ国)(注) |
当社/ 国立大学法人 三重大学 | 9051391 | 2015年6月9日 | 米国 |
当社/ 国立大学法人 三重大学 | 9296807 | 2016年3月29日 | 米国 |
当社/ 国立大学法人 三重大学 | ZL200880102998.9 | 2013年6月19日 | 中国 |
当社/ 国立大学法人 三重大学 | 1363928 | 2014年2月11日 | 韓国 |
当社/ 国立大学法人 三重大学 | 1225068 | 2018年7月13日 | 香港 |
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