有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100J92T (EDINETへの外部リンク)
株式会社サンゲツ 研究開発活動 (2020年3月期)
当社グループは「インテリアを通じて社会に貢献し、豊かな生活文化の創造に寄与する」ことを企業使命としています。研究開発活動については、サンゲツ三則である「創造的デザイン」「信頼される品質」「適正な市場価格」を基本的な指針として、ブランド理念“Joy of Design”の実現を目指し、単にインテリア素材を提供するだけではなく、人々がそのインテリア素材を使い、デザインし、その空間で楽しみ、安らぎを得られる、豊かな生活文化の創造に寄与し得る商品開発に取り組んでいます。
品質については、生産ラインの品質管理体制を強化するために、品質管理技術室を設置し、独自の評価項目に沿って仕入先を多面的に評価し、品質改善を働きかけることで品質管理を徹底しています。商品開発の各段階においては、検証体制プロセスとして「デザインレビュー」を整備し、商品開発を担うインテリア事業本部と、品質管理技術室をはじめとする関係部局が連携して審議を重ね、品質の担保に努めています。2017年5月には中部ロジスティクスセンターⅡに新しい試験施設を整備し、商品の安心・安全という側面から品質管理体制の強化を進めています。
また、商品調達力の強化として、主力メーカーとのアライアンス強化に努めると共に、中国現地法人である山月堂(上海)装飾有限公司、米国のKoroseal Interior Products Holdings,Inc.そしてシンガポールのGoodrich Global Holdings Pte., Ltd.とも連携し、デザインの共同開発や、海外有力メーカーとの取引強化に向けた取り組みを進めています。
この結果、当連結会計年度における研究開発費の総額は106百万円となり、セグメントごとの状況は次のとおりであります。
(インテリアセグメント)
インテリアセグメントにおいては、壁装材、床材、カーテン等、合わせて約12,000点の商品をサンゲツブランドで企画開発・販売し、毎年、主要見本帳約30冊のおよそ3分の1を見本帳更改に向けて開発しています。商品開発においては、最新のインテリアトレンドを捉えるために、国内外への市場調査を強化するとともに、第一線で活躍する外部のデザイン顧問からも情報収集を進め、トレンド分析に活かし、「市場起点」での商品開発・研究活動を行っております。
この結果、インテリアセグメントにおける当連結会計年度の研究開発費の総額は73百万円となりました。また、インテリアセグメント内の事業別の研究開発活動状況は次のとおりです。
(壁装事業)
壁装事業では、2019年5月に発売した壁紙見本帳「ファイン1000」に掲載している、カーテン見本帳「AC」との連動企画「コーディネートレシピ」において、様々なライフスタイルに合わせたカーテンとのコーディネートや、カラー・柄物壁紙の空間への取り入れ方など、コーディネートのアイデアを分かりやすく提案しました。また、粘着剤付化粧フィルム見本帳「リアテック」では、イビケン株式会社の高圧メラミン化粧板「イビボード」との同柄シリーズを新たに収録し、異素材での同柄コーディネートを可能とするなど、新たな付加価値を提案しました。
さらに、「サンゲツ壁紙デザインアワード2019」では、ブランド理念“Joy of Design”をテーマに、壁紙というプロダクトの可能性や、その壁紙がつくり出す空間性を広げる、自由で新しいデザインや発想を広く募集しました。2017年から3回目の開催となる今回は、特に学生からの応募が増え、新たなデザイナーの発掘や業界の将来性を広げる活動となりました。
(床材事業)
床材事業では、“フロアタイルでもっと「ワクワク」を。”をコンセプトとしたビニル床タイル見本帳「フロアタイル」において、“エイジドマテリアル”の魅力に迫った巻頭企画「マテリアルラボ BETTER WITH AGE」に加え、従来にはなかったタイルのサイズ・形状やエンボス、プリントの組合せにより、新感覚のデザインを提案しました。また、「より戦略的な、市場起点の商品開発」を行うために、東名阪を主とした営業拠点での商品検討会や、営業担当と商品開発担当者が同行し直接顧客からの開発要望を収集するなど、市場の声に基づく商品開発に努めました。
(ファブリック事業)
ファブリック事業では、カーテン見本帳「AC」において、前述の壁紙見本帳「ファイン1000」との連動企画「コーディネートレシピ」のほか、京都発信のテキスタイルブランドSOU・SOUとのコラボレーションを展開。日本の四季と風情をポップに表現したテキスタイルデザインをもとに、インテリアの空間にマッチするように色味やリピートをアレンジした、意欲的な試みとなりました。また、椅子生地見本帳「UP」においては、水だけで簡単にお手入れができる「アクアクリーン」をはじめ、デザイン性の高い織物、素材感にこだわったビニルレザー商品の拡充に努めました。
(エクステリアセグメント)
研究開発活動は行っておりません。
(海外セグメント)
海外セグメントにおいては、山月堂(上海)装飾有限公司において、中国インテリア市場のトレンドにあわせ、当社商品より抜粋したオリジナル見本帳を作成するなど、地域に密着した細やかな開発を行っております。また、東南アジア事業を展開するGoodrich Global Holdings Pte., Ltd.においては、新たな見本帳マナーを策定し、より顧客目線・市場起点の商品開発を強化しております。
北米市場では、Koroseal Interior Products Holdings,Inc.が、顧客のニーズに基づく製品開発活動を行っております。開発プロセスにおいては、デザイン開発部署が中心となり、多様なアイデアを市場動向やトレンド、品質といった多角的な視点から検証・評価を重ね、製品開発を行っております。当連結会計年度においては、ブランディング強化をテーマとし、自社ブランド力の向上のため壁紙生産設備を新設。カラーの再現性や緻密なエンボス表現等、デザインの品質を向上し、自社ブランド製品の強化に努めました。
この結果、海外セグメントにおける当連結会計年度の研究開発費の総額は33百万円となっております。
品質については、生産ラインの品質管理体制を強化するために、品質管理技術室を設置し、独自の評価項目に沿って仕入先を多面的に評価し、品質改善を働きかけることで品質管理を徹底しています。商品開発の各段階においては、検証体制プロセスとして「デザインレビュー」を整備し、商品開発を担うインテリア事業本部と、品質管理技術室をはじめとする関係部局が連携して審議を重ね、品質の担保に努めています。2017年5月には中部ロジスティクスセンターⅡに新しい試験施設を整備し、商品の安心・安全という側面から品質管理体制の強化を進めています。
また、商品調達力の強化として、主力メーカーとのアライアンス強化に努めると共に、中国現地法人である山月堂(上海)装飾有限公司、米国のKoroseal Interior Products Holdings,Inc.そしてシンガポールのGoodrich Global Holdings Pte., Ltd.とも連携し、デザインの共同開発や、海外有力メーカーとの取引強化に向けた取り組みを進めています。
この結果、当連結会計年度における研究開発費の総額は106百万円となり、セグメントごとの状況は次のとおりであります。
(インテリアセグメント)
インテリアセグメントにおいては、壁装材、床材、カーテン等、合わせて約12,000点の商品をサンゲツブランドで企画開発・販売し、毎年、主要見本帳約30冊のおよそ3分の1を見本帳更改に向けて開発しています。商品開発においては、最新のインテリアトレンドを捉えるために、国内外への市場調査を強化するとともに、第一線で活躍する外部のデザイン顧問からも情報収集を進め、トレンド分析に活かし、「市場起点」での商品開発・研究活動を行っております。
この結果、インテリアセグメントにおける当連結会計年度の研究開発費の総額は73百万円となりました。また、インテリアセグメント内の事業別の研究開発活動状況は次のとおりです。
(壁装事業)
壁装事業では、2019年5月に発売した壁紙見本帳「ファイン1000」に掲載している、カーテン見本帳「AC」との連動企画「コーディネートレシピ」において、様々なライフスタイルに合わせたカーテンとのコーディネートや、カラー・柄物壁紙の空間への取り入れ方など、コーディネートのアイデアを分かりやすく提案しました。また、粘着剤付化粧フィルム見本帳「リアテック」では、イビケン株式会社の高圧メラミン化粧板「イビボード」との同柄シリーズを新たに収録し、異素材での同柄コーディネートを可能とするなど、新たな付加価値を提案しました。
さらに、「サンゲツ壁紙デザインアワード2019」では、ブランド理念“Joy of Design”をテーマに、壁紙というプロダクトの可能性や、その壁紙がつくり出す空間性を広げる、自由で新しいデザインや発想を広く募集しました。2017年から3回目の開催となる今回は、特に学生からの応募が増え、新たなデザイナーの発掘や業界の将来性を広げる活動となりました。
(床材事業)
床材事業では、“フロアタイルでもっと「ワクワク」を。”をコンセプトとしたビニル床タイル見本帳「フロアタイル」において、“エイジドマテリアル”の魅力に迫った巻頭企画「マテリアルラボ BETTER WITH AGE」に加え、従来にはなかったタイルのサイズ・形状やエンボス、プリントの組合せにより、新感覚のデザインを提案しました。また、「より戦略的な、市場起点の商品開発」を行うために、東名阪を主とした営業拠点での商品検討会や、営業担当と商品開発担当者が同行し直接顧客からの開発要望を収集するなど、市場の声に基づく商品開発に努めました。
(ファブリック事業)
ファブリック事業では、カーテン見本帳「AC」において、前述の壁紙見本帳「ファイン1000」との連動企画「コーディネートレシピ」のほか、京都発信のテキスタイルブランドSOU・SOUとのコラボレーションを展開。日本の四季と風情をポップに表現したテキスタイルデザインをもとに、インテリアの空間にマッチするように色味やリピートをアレンジした、意欲的な試みとなりました。また、椅子生地見本帳「UP」においては、水だけで簡単にお手入れができる「アクアクリーン」をはじめ、デザイン性の高い織物、素材感にこだわったビニルレザー商品の拡充に努めました。
(エクステリアセグメント)
研究開発活動は行っておりません。
(海外セグメント)
海外セグメントにおいては、山月堂(上海)装飾有限公司において、中国インテリア市場のトレンドにあわせ、当社商品より抜粋したオリジナル見本帳を作成するなど、地域に密着した細やかな開発を行っております。また、東南アジア事業を展開するGoodrich Global Holdings Pte., Ltd.においては、新たな見本帳マナーを策定し、より顧客目線・市場起点の商品開発を強化しております。
北米市場では、Koroseal Interior Products Holdings,Inc.が、顧客のニーズに基づく製品開発活動を行っております。開発プロセスにおいては、デザイン開発部署が中心となり、多様なアイデアを市場動向やトレンド、品質といった多角的な視点から検証・評価を重ね、製品開発を行っております。当連結会計年度においては、ブランディング強化をテーマとし、自社ブランド力の向上のため壁紙生産設備を新設。カラーの再現性や緻密なエンボス表現等、デザインの品質を向上し、自社ブランド製品の強化に努めました。
この結果、海外セグメントにおける当連結会計年度の研究開発費の総額は33百万円となっております。
このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E03071] S100J92T)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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