有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100IR7D (EDINETへの外部リンク)
井村屋グループ株式会社 研究開発活動 (2020年3月期)
当連結会計年度の研究開発活動は、「おいしい!の笑顔をつくる」の社会的使命のもと、高い技術と新鮮な時代感覚をもち、夢のある商品とすぐれたサービスを通じて豊かな生活を提供できるよう、菓子及び食品とその関連分野における活動を行っております。
すなわち、基礎研究や外部研究機関との共同研究の継続及び事業展開上急務な研究課題に取り組み、お客様の食の安全と安心を提供できるよう、新素材の開発とその応用、製品の改善・改良・品質の向上、生産技術・生産設備の開発などに努めております。
現在の研究開発は、各事業会社の商品開発部門及び研究・開発部門などにより推進されております。なお、研究開発活動を担当している期中平均人員は74名であり、当連結会計年度における当社グループが支出した研究開発費の総額は476百万円であります。
セグメントの研究開発活動を示すと次のとおりであります。
(1) 流通事業
(基礎研究)
三重県内の大学や公設研究機関と連携し、当社のコア原料である「あずき」をテーマとした、ポリフェノールの機能性発酵食品・養液栽培等の基礎研究を行っております。特に2019年10~12月には、あずきのポリフェノールの機能性に関して、学会及び論文発表を行い、新聞記事としても紹介されました。研究成果の活用のために、販売促進や特色ある商品の開発、新規事業につなげるための活動も行っております。
(菓子商品)
押すだけで食べやすいパッケージが特徴の「片手で食べられる小さなようかん」は多くのお客様からご好評をいただきました。そこでその特徴をスポーツシーンに活かした「スポーツようかんポケットあずき」や塩分補給を目的とした「ワンプッシュゼリー塩ぷる」、食感が楽しい「もっちりぷるんわらびもち」を発売しました。その他、今後の災害対策に対する意識が高まってきていることから「えいようかん」シリーズが好調に推移しました。今後も、時代の変化に対応した商品づくりを行ってまいります。
(食品商品)
主力商品である「ゆであずきシリーズ」として、開けやすさ、保管しやすさ等、商品の利便性を上げた缶切り不要の「カップゆであずき」を発売しました。また、忙しい方でも手軽に調理ができる「レンジで簡単 ぜんざい、おしるこ」を発売し、好調に推移しました。
その他、定番の「お赤飯の素」「氷みつ」や、お客様の健康に寄与できる商品として、小豆を煮汁ごと炊きあげ、小豆の栄養を閉じ込めた「無糖のあずき」もご好評いただいております。引き続きお客様に喜んでいただける商品開発を行ってまいります。
(デイリーチルド商品)
健康的に、美味しく少量でカロリーを摂取いただける「高カロリー豆腐」は低栄養の方のケアにご利用いただいております。スマイルケア食の「健康維持上栄養補給が必要な人向けの食品」に表示可能な『青』マークを表記することで顧客へ訴求し、販売し好評をいただいております。また、定番の「美し豆腐」「有機にがり豆腐」も好評をいただき販売が広がっています。チルド用の肉まん・あんまんは、特色である熟成発酵生地を使用した「ゴールドシリーズ」を中心にご好評いただいております。2020年度は更なる付加価値のある商品開発を行ってまいります。
(冷菓商品)
2019年度BOXタイプを発売後、要望が多かった「オーガニックあずきバー」の単品化を行い、有機市場拡大へ寄与しました。「やわもちアイス」ブランドでは、フルーツを使った「やわもちアイスFruits」の季節限定フレーバー2品(メロン、ストロベリー)を発売し、ご好評いただきました。やわもちBOXタイプも手頃なサイズ感が受け入れられ、伸長しております。焼菓子とアイスを融合させた新ブランド「KASANEL」を立ち上げました。第一弾として「どらやきロールアイス」を発売し、多くの小売業へ導入になり評価いただきました。2020年度は和風の更なる拡売を目指すとともに、特色や更なる付加価値のある商品開発に取り組んでまいります。
(点心・デリ商品)
CVSを中心に商品提案及び供給を行っております。特色である熟成発酵生地を使用した「ゴールドパックシリーズ」は、個包装化する事で袋のままレンジ調理ができ、手軽に調理ができると、ご好評いただいております。また井村屋の技術である「包む」「発酵」「蒸す」に、さらに「焼く」を融合させる事で、新しい美味しさを提供できる「ベイクド・デリシリーズ」の新商品も発売いたしました。2020年度は更なる付加価値のある商品開発を行ってまいります。
(冷凍菓子商品)
長年培った「小豆加工技術」、「もち加工技術」、「包あん技術」、「冷凍技術」を応用し、自然解凍するだけで作りたてのような美味しさを味わえる冷凍和菓子を展開しております。食べ切りサイズで取り扱い易い一般冷凍食品向けの和菓子シリーズ「もっちり杵つき大福(つぶあん)」、「風味豊かなきなこおはぎ(つぶあん)」などを発売しました。自然解凍だけではなく、お急ぎの場合はレンジ解凍でも美味しく召し上がれます。今後は、和菓子の中に洋の要素を取り入れた和洋折衷菓子にも力を入れ、多くのお客様にお喜びいただける商品開発を進めてまいります。
当連結会計年度における研究開発費の金額は441百万円であります。
(2) 調味料事業
2019年度は、七根サイトにおきましては、乾燥機であるスプレードライヤーを所持している競合メーカーの商品統廃合があり、その商権を獲得するための「粉末味噌」の商品化を行いました。「粉末味噌」はこれまでもNB品として取り揃えておりましたが、賦形剤として食品添加物を使用しないタイプを作り、粉末味噌市場における新たな商権を獲得する事ができました。当社がもつ素材の特性を比較していただき拡販を進めてまいります。
中原サイトにおきましては、スパウチ関連の提案商品開発(ODM)を実施した結果、4件の新商品を獲得する事ができました。引き続き当社の特性である高粘性商品の製造ができる特色を活かし拡販を進めてまいります。
また、海外市場に対しても、提案商品開発(ODM)の活動を継続し、ハラール素材で設計したシーズニングを作り採用いただく事ができました。
今後の新素材開発につきましては、2019年度に引き続きマーケティング思考を高め、顧客が期待する素材開発や、提案商品開発(ODM)の活動を強化し、新顧客および新市場の創出を進めてまいります。
当連結会計年度における研究開発費の金額は35百万円であります。
(3) その他事業
特記事項はありません。
すなわち、基礎研究や外部研究機関との共同研究の継続及び事業展開上急務な研究課題に取り組み、お客様の食の安全と安心を提供できるよう、新素材の開発とその応用、製品の改善・改良・品質の向上、生産技術・生産設備の開発などに努めております。
現在の研究開発は、各事業会社の商品開発部門及び研究・開発部門などにより推進されております。なお、研究開発活動を担当している期中平均人員は74名であり、当連結会計年度における当社グループが支出した研究開発費の総額は476百万円であります。
セグメントの研究開発活動を示すと次のとおりであります。
(1) 流通事業
(基礎研究)
三重県内の大学や公設研究機関と連携し、当社のコア原料である「あずき」をテーマとした、ポリフェノールの機能性発酵食品・養液栽培等の基礎研究を行っております。特に2019年10~12月には、あずきのポリフェノールの機能性に関して、学会及び論文発表を行い、新聞記事としても紹介されました。研究成果の活用のために、販売促進や特色ある商品の開発、新規事業につなげるための活動も行っております。
(菓子商品)
押すだけで食べやすいパッケージが特徴の「片手で食べられる小さなようかん」は多くのお客様からご好評をいただきました。そこでその特徴をスポーツシーンに活かした「スポーツようかんポケットあずき」や塩分補給を目的とした「ワンプッシュゼリー塩ぷる」、食感が楽しい「もっちりぷるんわらびもち」を発売しました。その他、今後の災害対策に対する意識が高まってきていることから「えいようかん」シリーズが好調に推移しました。今後も、時代の変化に対応した商品づくりを行ってまいります。
(食品商品)
主力商品である「ゆであずきシリーズ」として、開けやすさ、保管しやすさ等、商品の利便性を上げた缶切り不要の「カップゆであずき」を発売しました。また、忙しい方でも手軽に調理ができる「レンジで簡単 ぜんざい、おしるこ」を発売し、好調に推移しました。
その他、定番の「お赤飯の素」「氷みつ」や、お客様の健康に寄与できる商品として、小豆を煮汁ごと炊きあげ、小豆の栄養を閉じ込めた「無糖のあずき」もご好評いただいております。引き続きお客様に喜んでいただける商品開発を行ってまいります。
(デイリーチルド商品)
健康的に、美味しく少量でカロリーを摂取いただける「高カロリー豆腐」は低栄養の方のケアにご利用いただいております。スマイルケア食の「健康維持上栄養補給が必要な人向けの食品」に表示可能な『青』マークを表記することで顧客へ訴求し、販売し好評をいただいております。また、定番の「美し豆腐」「有機にがり豆腐」も好評をいただき販売が広がっています。チルド用の肉まん・あんまんは、特色である熟成発酵生地を使用した「ゴールドシリーズ」を中心にご好評いただいております。2020年度は更なる付加価値のある商品開発を行ってまいります。
(冷菓商品)
2019年度BOXタイプを発売後、要望が多かった「オーガニックあずきバー」の単品化を行い、有機市場拡大へ寄与しました。「やわもちアイス」ブランドでは、フルーツを使った「やわもちアイスFruits」の季節限定フレーバー2品(メロン、ストロベリー)を発売し、ご好評いただきました。やわもちBOXタイプも手頃なサイズ感が受け入れられ、伸長しております。焼菓子とアイスを融合させた新ブランド「KASANEL」を立ち上げました。第一弾として「どらやきロールアイス」を発売し、多くの小売業へ導入になり評価いただきました。2020年度は和風の更なる拡売を目指すとともに、特色や更なる付加価値のある商品開発に取り組んでまいります。
(点心・デリ商品)
CVSを中心に商品提案及び供給を行っております。特色である熟成発酵生地を使用した「ゴールドパックシリーズ」は、個包装化する事で袋のままレンジ調理ができ、手軽に調理ができると、ご好評いただいております。また井村屋の技術である「包む」「発酵」「蒸す」に、さらに「焼く」を融合させる事で、新しい美味しさを提供できる「ベイクド・デリシリーズ」の新商品も発売いたしました。2020年度は更なる付加価値のある商品開発を行ってまいります。
(冷凍菓子商品)
長年培った「小豆加工技術」、「もち加工技術」、「包あん技術」、「冷凍技術」を応用し、自然解凍するだけで作りたてのような美味しさを味わえる冷凍和菓子を展開しております。食べ切りサイズで取り扱い易い一般冷凍食品向けの和菓子シリーズ「もっちり杵つき大福(つぶあん)」、「風味豊かなきなこおはぎ(つぶあん)」などを発売しました。自然解凍だけではなく、お急ぎの場合はレンジ解凍でも美味しく召し上がれます。今後は、和菓子の中に洋の要素を取り入れた和洋折衷菓子にも力を入れ、多くのお客様にお喜びいただける商品開発を進めてまいります。
当連結会計年度における研究開発費の金額は441百万円であります。
(2) 調味料事業
2019年度は、七根サイトにおきましては、乾燥機であるスプレードライヤーを所持している競合メーカーの商品統廃合があり、その商権を獲得するための「粉末味噌」の商品化を行いました。「粉末味噌」はこれまでもNB品として取り揃えておりましたが、賦形剤として食品添加物を使用しないタイプを作り、粉末味噌市場における新たな商権を獲得する事ができました。当社がもつ素材の特性を比較していただき拡販を進めてまいります。
中原サイトにおきましては、スパウチ関連の提案商品開発(ODM)を実施した結果、4件の新商品を獲得する事ができました。引き続き当社の特性である高粘性商品の製造ができる特色を活かし拡販を進めてまいります。
また、海外市場に対しても、提案商品開発(ODM)の活動を継続し、ハラール素材で設計したシーズニングを作り採用いただく事ができました。
今後の新素材開発につきましては、2019年度に引き続きマーケティング思考を高め、顧客が期待する素材開発や、提案商品開発(ODM)の活動を強化し、新顧客および新市場の創出を進めてまいります。
当連結会計年度における研究開発費の金額は35百万円であります。
(3) その他事業
特記事項はありません。
このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00371] S100IR7D)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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