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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100J08Y (EDINETへの外部リンク)

有価証券報告書抜粋 名糖産業株式会社 研究開発活動 (2020年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等


食品(菓子・飲料)につきましては食品開発部(本社内、瀬戸工場内)、連結子会社の株式会社エースベーカリー(愛知県小牧市)において、また化成品(医薬品原料、酵素)につきましては名古屋研究所(愛知県清須市)、東京研究所(東京都八王子市)において、研究開発を実施しております。
当連結会計年度の研究開発費は食品事業が405百万円、化成品事業が316百万円、総額で722百万円であります。

食品事業
食品事業におきましては、経営基本姿勢にあります「お客様重視の経営」のもとで、企業理念に掲げます「おいしさ」「たのしさ」「健康」への追求を通じ、常に安全で高品質な商品の提供を行うべく、研究開発に取組んでまいりました。
菓子部門のチョコレート類は、主力ブランド「アルファベットチョコレート」のラインナップの更なる充実を図るべく、サクッとした食感が特徴の「アルファベットチョコレートフィアンティーヌ」を新商品として発売しました。また、主力商品形態でありますファミリータイプ(大袋)の新商品として、クリーミーでまろやかな味わいの「クリーミーチョコレート ミルク」・「クリーミーチョコレート いちご」、サクサク食感の「ピーナッツクランチチョコレート」・「クッキークランチチョコレート」、レモネードの爽やかな酸味を活かしたチョコを3種類詰合せた「レモネードチョコ」を発売し、品揃えの充実を図りました。その他、個食対応の小袋商品として、3種類のチーズをブレンドしたチョコレートと素焼きアーモンドを別々に詰合せた「チーナッツ」を発売、お酒などを使用した小箱商品「One’s Bar」は新フレーバーの展開とリニューアルを実施しました。また、「ぷくぷくたい」のブランド育成、新規顧客の獲得を目指し、「ぷくぷくたい ゆめかわ」・「ぷくぷくたい じわる塩スイカ」を発売しました。
キャンディ類は、新幹線のカード(全32種類)が入った「エクスプレストレインキャンディ」、チーズブランド“Q・B・B”の原料を使用した「チーズデザートキャンディ」、ソントン食品工業株式会社とコラボレーションした「イチゴジャムキャンディ」・「ブルーベリージャムキャンディ」、ニュージーランド産マヌカハニーを使用した「マヌカハニーのど飴」を発売し、品揃えの充実を図りました。
子供用菓子は、水だけで簡単に新幹線型のゼリーが作れる「エクスプレストレインゼリー」、小さな子供に人気のキャラクター“はなかっぱ”とコラボレーションした「はなかっぱとつくろう!つぶつぶドリンク」の2品を発売しました。
粉末飲料部門は、販売好調なスティックメイトシリーズで、4種類のミルクココアを詰合せた「スティックメイト ミルクココアアソート」、4種類の柑橘系フルーツ飲料にビタミンCを1,000mg配合した清涼飲料「スティックメイト VCアソート」を発売し、ラインナップの拡充を図るとともに、プレゼントキャンペーンを行い、採用企業の増加、消費者の認知度向上も図りました。粉末紅茶では、「ロイヤルミルクティー」を北海道産全粉乳・アッサム紅茶葉を使用して風味を向上しパッケージも一新しました。また、“デザートの素”カテゴリーでは、需要が増加し続けている“豆乳”と混ぜるだけのお手軽デザート「豆乳プリンの素」、「豆乳チョコプリンの素」を発売しました。
栄養食品部門は、血糖値の上がりにくい糖質を使用した「おいしく健康応援フルーツキャンディ ぶどう」・「おいしく健康応援フルーツキャンディ りんご」を発売し、「おいしく健康応援チョコレート ミルク」・「おいしく健康応援チョコレート いちご」も一新して品揃えの充実を図るとともに、病院・施設向け商品の開発も進め、部門の基盤強化を図りました。
このように、各部門とも新商品を上市し、市場シェアの拡大を図るとともに、既存商品のさらなる販売増を目指し、様々な施策に取り組みました。
また、株式会社エースベーカリーでは、一口タイプゼリーとして、産地限定の「静岡三ヶ日みかんゼリー、和歌山南高梅ゼリー、沖縄シークヮーサーゼリー」の3品を、機能性表示食品の「ルテインゼリー、ローズヒップゼリー」の2品を発売しました。その他に「塩分補給ゼリー」をスポーツドリンク味、安定的な人気のキャラクター「おさるのジョージ」を採用したゼリーをバナナ味としました。バウムクーヘンでは、一口サイズにカットしたバウムクーヘンを手軽に食べていただく「コロパクッバウムクーヘン」を発売しました。また、チョコ味のバウムクーヘンとしては、チョコ掛けの「極厚チョコバウムクーヘン」、バウムクーヘンもチョコ味を使用した「Wチョコバウムクーヘン」、抹茶味のバウムクーヘンを使用した「抹茶チョコバウムクーヘン」を新たに発売し品揃えの充実を図りました。パウンドケーキは「チーズ&はちみつ」「メープル&りんご」味を新たに発売しました。
当社グループは、消費者の食品への安全・安心に対する高い意識のなか、お客様にとって安心できる原材料を選択管理し、また、お客様の視点に立った適切な表示を行ってまいります。
そして、今後も国内の少子高齢化や流通再編に伴う市場の変化に対応し、消費者の健康志向や環境にも配慮した商品開発にも取り組み、企業行動憲章に則り、信頼できる「名糖」ブランドの確立に努めてまいります。

化成品事業
化成品事業におきましては、発酵技術および合成技術を活用して微生物の生産する酵素類および多糖類(デキストランやデキストラン発酵産物)とその誘導体について積極的な研究開発活動を行っており、食品、医薬品、化粧品原料、飼料などの広範な分野で用途開発を進めております。
酵素部門では、主力製品であるチーズ用凝乳酵素「レンネット」のうち、次世代製品として開発した「LPシリーズ」製品は、本来の仔牛由来のカーフレンネットの同等のフレーバー、テクスチャー性能を有する微生物レンネットとして、欧米での長期熟成チーズ、オーガニックチーズ市場を中心に市場を拡大しており、更なる品質向上、効率生産のための研究開発に取り組んでおります。また、新規開発製品の工場生産への移行と生産性の向上を速やかに達成する技術開発を目的として、微生物による酵素生産メカニズムに関する基礎研究を進めております。
脂肪分解酵素の「リパーゼ」につきましては、機能性油脂製造、脂肪酸製造、ミルクフレーバー展開、サプリメント用途、臨床検査薬、また、有機化合物の合成用触媒として使用されるなど、食品、医薬品、化学と各分野で多様な用途で使用され、その需要も増加しております。その潜在的な能力を活用したさらなる用途の拡大と新規の用途の創出を進めており、そのために酵素の特性の改良による付加価値の高い製品の開発に取り組むとともに、品質向上と需要増に対応する効率生産のための製造方法の改良にも注力しております。また、海外市場での展開を強化するため各国規制情報の一元化を進め、食品用酵素類の米国でのGRAS認証や欧州の食品規制への登録に積極的に取り組んでおります。
薬品部門では、自社発酵工場で生産される 「デキストラン」や、デキストランをベースとした化学的誘導体を医薬品や医療機器の原料(原薬・部材)、化粧品素材や臨床検査用試薬等として開発し、国内外に供給しております。このうち、主要な製品である「デキストラン」、「デキストラン硫酸」、「カルボキシメチルデキストラン」等については既存品に加えて、ライフサイエンス等の分野からのニーズを取り入れて製品ラインを拡充することによって新たな用途開拓も目指しております。さらに、当社の強みである多糖類合成というニッチな分野に特化して、化学的誘導体製造の技術を活かした受託製造にも対応しております。
デキストランの化学的誘導体を原料とする肝臓癌診断用のMRI造影剤『リゾビスト』の原薬「フェルカルボトラン」につきましては、国内だけでなく国外への原薬供給にも注力しており、癌転移検出用医療機器用途での供給も進んでおります。品質や物性が国内外の多くの研究者から注目されている「デキストランマグネタイト類」については、新規MRI造影剤の開発や新たな磁性粒子撮像法であるMPI分野での応用研究等が進められており、これらを含めた用途拡大を目指した幾つかの共同開発・研究を他機関・企業等と推進しております。
また、デキストラン発酵産物から製造される混合飼料「ヘルシーフレンド」や「デキストランと相性の良い乳酸菌」およびこれらを結み合わせて付加価値を高めた「シンバイオティクス飼料」は家畜の健康増進や感染予防に効果のある商品として高い評価を受けております。今後もお客様に安心してお使い頂けるように品質の向上に取り組んでまいります。
いずれの部門ともに国内外からの安全で高品質な製品に対する要請が強まっておりますので、薬品部門におきましては原薬と動物用医薬品GMPに加えて飼料GMP、酵素部門におきましてはFSSC22000に則り、生産管理、品質管理基準の向上に取り組み、事業基盤の強化に努めてまいります。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00376] S100J08Y)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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