有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100IYI5 (EDINETへの外部リンク)
シキボウ株式会社 研究開発活動 (2020年3月期)
当社グループでは既存事業の発展と新規事業の育成を推進すべく、研究開発活動に積極的に取り組んでおります。
「デオマジック®」は消臭剤として畜産現場や産業廃棄物処理場、大手製紙工場などで採用され好評です。生ゴミ用途・ベビー用途・ペット用途のほか、産業臭対策用途や介護用途に力を入れ環境展などの展示会に出展し拡販を進めています。アース製薬㈱とはコラボレーション商品として介護用途に消臭スプレーおよび熱蒸散タイプ消臭剤を発売し、今年新たにポータブルトイレ用消臭剤が発売開始となりました。中国でも産業臭対策用途・畜産用途向けに販促を進めています。また、新潟大学病院では頭頸部癌患部の臭気対策としてデオマジックの効果が確認され、頭頸部癌学会で報告されています。
(1)すでに実用化した用途
①ベビー用途:おむつポーチ、おむつゴミ箱用スプレー(3社から販売)
②ペット用途:ネコ砂、トイレシート、消臭スプレー、お散歩エチケット袋
③介護用途:人工肛門パウチカバー、消臭スプレー、熱蒸散タイプ消臭剤、ポータブルトイレ用消臭剤
④畜産用途:消臭剤
⑤バキュームカー臭気対策:真空ポンプ潤滑油
⑥ゴミ収集車臭気対策:消臭剤
⑦産業用臭気対策:消臭剤
⑧下水・汚泥臭対策:消臭剤
⑨害獣埋葬時臭気対策:徐放性カプセル
⑩死臭対策:消臭スプレー、徐放性カプセル
⑪水産加工臭気対策:消臭剤
⑫生ゴミ臭対策:消臭スプレー
⑬飲食店排気臭対策:消臭スプレー、徐放性カプセル、徐放性ゲル
(2)実用化に向けて検討中の用途
①介護用途:おねしょマット、紙おむつ等、石鹸、患部自壊創臭対策消臭剤
②一般用途:トイレ用消臭剤
2. 環境配慮型ポリエステル「オフコナノ」を開発
当社は、東京理科大学発のベンチャー企業、アクティブ㈱が開発した技術「グリーンナノ」を活用し、燃焼時にCO2の排出を大幅に削減できるポリエステル繊維を開発しました。繊維製品の一部はリサイクルされていますが、その多くは廃棄後、焼却処分されているため、燃焼時にCO2の排出を軽減できる繊維は、環境負荷低減に貢献することができます。
「オフコナノ」は、炭化促進剤とCO2化学吸着剤が入ったナノサイズのカプセルをポリエステル繊維に練り込んだもので、燃焼すると通常のポリエステル繊維に比べ約60%の二酸化炭素の発生を抑制することができます。当社は、主力の綿素材をサスティナブル(持続可能)な繊維素材として打ち出しており、新たに環境配慮型ポリエステル繊維として「オフコナノ」が加わることで、綿と合繊の両素材でサスティナビリティー(持続可能性)を追求する体制が整いました。ユニフォーム、シャツ、スポーツウエアなど衣料全般に向けて新タイプの環境配慮型素材として提案を進めていきます。
繊維事業の当連結会計年度の研究開発費は、159百万円であります。
機能材料分野では、中央研究所において、航空宇宙分野を中心に用途が拡大している複合材料(繊維強化プラスチック)の研究開発を行っております。高まる市場要求に応え得る繊維基材の開発や、新たな成形・加工方法による一貫生産体制の擁立を目指した新しい技術開発に取り組んでおり、海外のユーザー企業、大学や研究機関との連携も強めながら、各用途に最適な材料の開発を進めております。
産業材事業の当連結会計年度の研究開発費は151百万円であります。
なお、当社グループの研究開発活動は、主として、繊維事業は㈱シキボウ江南内にある当社開発部門、産業材事業は東近江市にある当社中央研究所を拠点として行っております。
当連結会計年度の研究開発費は310百万円であります。
(繊維事業)
1.消臭加工「デオマジック®」の進捗「デオマジック®」は消臭剤として畜産現場や産業廃棄物処理場、大手製紙工場などで採用され好評です。生ゴミ用途・ベビー用途・ペット用途のほか、産業臭対策用途や介護用途に力を入れ環境展などの展示会に出展し拡販を進めています。アース製薬㈱とはコラボレーション商品として介護用途に消臭スプレーおよび熱蒸散タイプ消臭剤を発売し、今年新たにポータブルトイレ用消臭剤が発売開始となりました。中国でも産業臭対策用途・畜産用途向けに販促を進めています。また、新潟大学病院では頭頸部癌患部の臭気対策としてデオマジックの効果が確認され、頭頸部癌学会で報告されています。
(1)すでに実用化した用途
①ベビー用途:おむつポーチ、おむつゴミ箱用スプレー(3社から販売)
②ペット用途:ネコ砂、トイレシート、消臭スプレー、お散歩エチケット袋
③介護用途:人工肛門パウチカバー、消臭スプレー、熱蒸散タイプ消臭剤、ポータブルトイレ用消臭剤
④畜産用途:消臭剤
⑤バキュームカー臭気対策:真空ポンプ潤滑油
⑥ゴミ収集車臭気対策:消臭剤
⑦産業用臭気対策:消臭剤
⑧下水・汚泥臭対策:消臭剤
⑨害獣埋葬時臭気対策:徐放性カプセル
⑩死臭対策:消臭スプレー、徐放性カプセル
⑪水産加工臭気対策:消臭剤
⑫生ゴミ臭対策:消臭スプレー
⑬飲食店排気臭対策:消臭スプレー、徐放性カプセル、徐放性ゲル
(2)実用化に向けて検討中の用途
①介護用途:おねしょマット、紙おむつ等、石鹸、患部自壊創臭対策消臭剤
②一般用途:トイレ用消臭剤
2. 環境配慮型ポリエステル「オフコナノ」を開発
当社は、東京理科大学発のベンチャー企業、アクティブ㈱が開発した技術「グリーンナノ」を活用し、燃焼時にCO2の排出を大幅に削減できるポリエステル繊維を開発しました。繊維製品の一部はリサイクルされていますが、その多くは廃棄後、焼却処分されているため、燃焼時にCO2の排出を軽減できる繊維は、環境負荷低減に貢献することができます。
「オフコナノ」は、炭化促進剤とCO2化学吸着剤が入ったナノサイズのカプセルをポリエステル繊維に練り込んだもので、燃焼すると通常のポリエステル繊維に比べ約60%の二酸化炭素の発生を抑制することができます。当社は、主力の綿素材をサスティナブル(持続可能)な繊維素材として打ち出しており、新たに環境配慮型ポリエステル繊維として「オフコナノ」が加わることで、綿と合繊の両素材でサスティナビリティー(持続可能性)を追求する体制が整いました。ユニフォーム、シャツ、スポーツウエアなど衣料全般に向けて新タイプの環境配慮型素材として提案を進めていきます。
繊維事業の当連結会計年度の研究開発費は、159百万円であります。
(産業材事業)
産業資材分野では、製紙業界及び製造業各業種等における顧客課題に対応した新製品・新技術の開発に努めています。抄紙用ドライヤーカンバスでは、差別化製品として、耐熱性・防汚性により優れた製品をリリースしました。段ボール製造用コルゲーターベルトでは、作業性に優れた金属フックタイプのニードルベルトを開発し販売を開始しました。フィルタークロスでは、顧客から使用目的別に様々な要求がある中で近年、「微細粒子捕捉」「長寿命」への要求が高まっています。これらの顧客ニーズを満たすべく商品開発を顧客毎にきめ細かく行っています。また、安全に使用いただける商品供給を目的に、2020年6月1日に施行された食品衛生法等の一部改正に対応する商品開発に取り組んでいます。機能材料分野では、中央研究所において、航空宇宙分野を中心に用途が拡大している複合材料(繊維強化プラスチック)の研究開発を行っております。高まる市場要求に応え得る繊維基材の開発や、新たな成形・加工方法による一貫生産体制の擁立を目指した新しい技術開発に取り組んでおり、海外のユーザー企業、大学や研究機関との連携も強めながら、各用途に最適な材料の開発を進めております。
産業材事業の当連結会計年度の研究開発費は151百万円であります。
なお、当社グループの研究開発活動は、主として、繊維事業は㈱シキボウ江南内にある当社開発部門、産業材事業は東近江市にある当社中央研究所を拠点として行っております。
当連結会計年度の研究開発費は310百万円であります。
このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00530] S100IYI5)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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