有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100IBPY (EDINETへの外部リンク)
株式会社NJS 研究開発活動 (2019年12月期)
当社グループは、2018年2月に事業環境の変化や技術開発の取り組みを勘案し、中期経営計画の一部見直しを行いました。見直し計画では、事業の基本方針に“水と環境のConsulting & Software”を掲げ、中長期的な社会環境の変化ならびに顧客ニーズに応えつつ、ライフサイクルを通したインフラ管理を実現するため、時代に即したコンサルティング技術を開発するとともに、ICTやIoTを活用した管理運営のデジタル化・効率化に貢献するソフトウェアの開発に取り組んでいくこととしています。
Consulting分野の技術開発は、「インフラ管理」、「災害対策」、「環境保全」、「管理運営」の分野で開発本部および開発担当部所、技術推進プロジェクトの連携により実施しました。
Software分野では、上下水道事業のライフサイクルを通したインフラ管理に係る開発を推進しAI、IoTを活用した管理運営のデジタル化・効率化に貢献するソフトウェアサービスの拡充を図りました。このうちSkyScraper製品であるSkyScraperPL(管路情報システム)とSkyScraperRI(管内水位観測システム)の機能拡張、SkyScraperCV(管内画像解析システム)とSkyScraperML(雨水ポンプ場流入水量予測、雨天時浸入水発生領域絞り込み)の製品開発を行い、また、SkyManholeは、インフラ管理におけるIoT/CPS基盤を構成する主力製品と位置づけ重点的に開発を行いました。
技術開発中の主な課題は次のとおりであります。なお、当社の研究開発活動については、特定のセグメントに関連づけられないため、全社一括で記載しております。
A.インフラ管理
(1)点検・調査・計画
・ 新たな設備調査・診断方法の開発(施設)
・ 診断ツールの開発
・ 新たな業務領域の開発
(2)BIM/CIM
・ BIM/CIMデータと数量計算との連携検討
・ BIM/CIMデータの改築更新業務及び耐震業務等への活用実証検討
・ 建築設備及びプラント設備のBIM/CIMモデル作成作業効率化検討
・ NJS版:BIM/CIM規格策定
・ SkyScraperFCによるBIM/CIMとの連携検証
(3)機能評価・運転支援
・ AI、ICTを活用した水処理運転管理支援技術
・ 下水道指針(改訂版)の社内普及
(4)海外技術評価
・ 海外技術の評価
B.災害対策
(1)雨水対策
・ 簡易計測機器(雨量・水位)の更新・整備
・ 雨天時浸入水営業ツールの作成
・ 雨天時浸水スクリーニング技術の開発
・ 水位画像解析システムの開発
・ リアルタイムキャリブレーション技術の開発
・ リアルタイム浸水情報提供のビジネスモデル調査、業務パッケージの開発
(2)地震対策
・ 動的解析による解析手法の開発
・ 非線形マニュアルの改良
・ 水道耐震業務の標準マニュアル作成
・ 耐震・耐津波作業担当人材育成
・ 地震リスクマネジメント評価手法の検討
・ 水道施設への危機耐性の適用事例の作成
C.環境保全
(1)下水道エネルギー・資源有効活用、省エネ化技術の研究
・ 新型消化槽の導入研究・実証
・ 下水道資源・ストック活用エネルギー自立化技術の研究
・ 処理の高度化・省エネ化とASMソフトの適用化研究
(2)再生可能エネルギー等の創・蓄・活技術の研究
・ 水素の製造・利用技術の研究
・ 未来低炭素まちづくりの再生可能エネルギー導入手法の研究
・ エネルギーマネジメントシステム技術の取得
・ バイオマス利活用連携事業の展開研究
(3)アセスメント
・ 環境予測新ソフトの活用展開の研究
D.管理運営
(1)会計
・ 中小規模下水道経営手法の普及展開
・ ABC・SWOTの成果まとめ
・ 広域連携業務事務所支援
(2)官民連携関連
・ 資本・業務連携(コンセッション)
・ 下水道事業の運営支援
・ 水道、工水のコンセッション具体研究
(3)計画手法
・ 計画手法の水平展開
E.情報システム関連技術
・ AirSlider (閉鎖性空間点検調査用ドローン)製品開発
・ SkyScraperFC(施設情報システム) 機能拡張
・ SkyScraperEM(イージーモニター) 機能拡張
・ SkyScraperPL(管路情報システム) 機能拡張
・ SkyScraperPL_WEB(管路維持管理システム) 製品開発
・ SkyScraperRM(雨量情報システム) 機能拡張
・ SkyScraperRI(管内水位観測システム) 製品開発
・ SkyScraperFA(固定資産管理システム) 機能拡張
・ SkyScraperEA(企業会計システム) 機能拡張
・ SkyScraperBC(料金徴収システム) 機能拡張
・ SkyScraperCV(管内画像解析システム) 製品開発
・ SkyScraperML(機械学習) 製品開発
・ KanroKarte(下水道管路ストックマネジメント支援ツール)販売促進
・ SkyManhole(クラウド型統合インフラ管理システム) 製品開発
・ BioWin (下水処理プロセスシミュレーター) 販売促進
なお、当連結会計年度(自 2019年1月1日 至 2019年12月31日)の研究開発費の総額は660,404千円であります。
注)FC:Facility database、EM:Easy Monitor、PL:PipeLine database、RM:Rain Management
RI:RainManagement indicator、FA:FixedAssets database、EA:Enterprise Accounting、
BC:Billing&Collection、CV:Computer Vision、ML:Machine Learning
このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E05299] S100IBPY)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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