有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100J30O (EDINETへの外部リンク)
テクマトリックス株式会社 事業の内容 (2020年3月期)
当社グループは、当社、子会社8社で構成されており、IT関連のソフトウェア、ハードウェア、ソリューションの販売並びにコンサルティング、保守等のサービスの提供を行っております。
当社グループの事業系統図は、次の通りであります。(2020年3月31日現在)
当社グループのビジネスは、(1) クラウドコンピューティング時代に技術革新をもたらす、情報基盤技術をインテグレーションする「情報基盤事業」、(2) 最先端のアプリケーション・ソフトウェア技術と、蓄積されたベストプラクティスにより、顧客の抱える問題にソリューションを提供する「アプリケーション・サービス事業」の二つの事業セグメントにより構成されております。
(1)情報基盤事業
独自の目利き力を活かし、北米を中心に、高い技術力、競争力、成長力を持つ製品やサービスを見極め、単なる製品販売にとどまらない高付加価値なフルラインのサービスをお届けしております。仮想化※1ソリューション、次世代ネットワーク、サイバーセキュリティ、ストレージ等、コスト競争力のある堅牢で可用性の高い情報基盤の構築をお手伝いしております。加えて、企業向けシステム導入以降に必要となる保守、運用・監視サービス等、システムのライフサイクル全てをカバーするITサービスを提供しております。
連結子会社であるクロス・ヘッド株式会社並びに沖縄クロス・ヘッド株式会社においては、ネットワークやサーバの運用・監視及びネットワークエンジニアの派遣、サイバーセキュリティ製品やストレージ製品の販売等を行っております。
企業のITシステム投資の方向性は、設備の「所有」とサービスの「利用」に二極化しております。当社グループでは、一般企業向けに加えて、通信キャリアや大手のITサービス事業者へ製品、サービスの提供を行うことにより、「所有」する企業に対しては直接的に、「利用」する企業に対しては間接的に情報基盤ソリューションを提供しております。
(2)アプリケーション・サービス事業
特定市場・特定業務向けのアプリケーション領域における豊富な業務ノウハウの蓄積を活かし、システム開発、アプリケーション・パッケージ、テスト・ソリューションに加えて、クラウドサービス(SaaS)等様々なアプリケーション・サービスを提供しております。受動的に顧客の要望に応えるのではなく、お客様の市場における競争を支えるため、ITを活用した業務改善・コスト削減提案を積極的に行っております。エンドユーザとの直接的なコミュニケーションを通じて、業務分析、設計、開発・構築、テスト、保守、運用・監視のトータル・サービスを提供しております。ビジネスソリューション、ソフトウェア品質保証、医療、CRM等の対面市場向けに付加価値の高いソリューションを提供しております。① 医療分野
医療機関向けに、連結子会社である株式会社NOBORIが医用画像(CT、MRI、CR※2、PET※3等)の医療情報クラウドサービス「NOBORI」を提供しております。放射線分野だけに限らず医療施設内で発生する様々な医療情報(内視鏡、超音波、病理、心電図波形、動画)を一元的、横断的に管理します。医療施設内にある任意の端末からのこれらの格納情報の参照を可能とし、フィルムレス、ペーパレス運用をサポートしております。
更に、広く診療、教育、研究を支援する症例データベース、連結子会社である合同会社医知悟による遠隔画像診断インフラ提供等、地域医療をサポートするソリューションを展開しております。
② CRM分野
自社開発製品「Fast シリーズ」を中心として、企業の顧客サービス向上を支援するシステムを提供しております。電話、メール、インターネット等による「顧客との接触履歴」と「顧客の声」を一元管理しコンタクトセンター運営を効率化するCRMシステムをはじめ、インターネットによる自己解決型の顧客サービス・システムや、顧客特性に応じた販売促進活動を支援するプロモーション支援システムを提供しております。また、これらはクラウドサービス(SaaS)としての提供も行っております。
③ ソフトウェア品質保証分野
ソフトウェアの品質向上のための、ソフトウェア開発過程の全ライフサイクルを支援するベスト・オブ・ブリード※4のツール及びエンジニアリングサービスを提供しております。情報家電、OA機器や携帯電話やスマートフォンのソフトウェアのみならず、高信頼性が求められる機能安全(IEC61508、ISO26262、IEC62304等)のコンプライアンスに対応する必要のある自動車、医療機器、ロボット等の組込みソフトウェア及び、金融システムのような24時間365日、止まらないことを要求されるミッション・クリティカルなソフトウェア等を対象としております。
④ ビジネスソリューション分野
お客様の経営戦略に応じた多種多様なシステムニーズを満たすシステム開発やクラウドサービス(SaaS)を提供しております。システム企画・立案におけるシステムコンサルティングや要件定義・設計から、システム標準化を実践する開発及びテスト、そしてセキュアで安定的なシステムの保守、運用・監視サービスに至るシステムのライフサイクル全てに跨るソリューションの提供をしております。
また、金融機関の市場系業務ノウハウを活用し、市場リスク管理、信用リスク管理、ALMシステム※5等金融機関向けリスク管理業務に特化したシステムを提供しております。デリバティブを含む金融商品の時価評価、感応度分析、VaR計測※6機能等により金融機関のフロント・ミドルオフィス業務※7を支援しております。システム導入の過程では、リスク管理プロフェッショナルサービスチームによる業務支援を併せて行っております。
(用語解説) | ||
※1 | 仮想化 | コンピュータシステムを構成する資源(サーバ、ストレージ、ソフトウェア等)に関する技術。複数から構成されるものを論理的に一つのもののように見せかけて利用できたり、その逆に、一つのものを論理的に複数に見せかけて利用できたりする技術。 |
※2 | CR | コンピュータX線写真撮影装置。医用検査装置の一つ。 |
※3 | PET | 陽電子放射断層撮影装置。医用検査装置の一つ。 |
※4 | ベスト・オブ・ブリード | 同一メーカのシリーズ製品を使うのではなく、メーカが異なっても最良と思われる物を選択し、その組み合わせで利用すること。 |
※5 | ALMシステム | 資産・負債の統合的管理システム。 |
※6 | VaR計測 | 市場リスクや信用リスクを統計的手法により測定すること。 |
※7 | フロント・ミドルオフィス業務 | 金融機関の資産運用に関連する部門の業務を指す。資産運用を実施する部門をフロントオフィス、また、資産運用に当たってのリスク管理等を行う部門をミドルオフィスと言う。 |
(事業別取扱製品)
事業の部門 | 主たる取扱製品 | |
情報基盤事業 | ・Dell EMC社製品 ・Cohesity Japan社製品 ・Forescout Technologies社製品 ・F5 Networks社製品 ・Palo Alto Networks社製品 ・McAfee社製品 ・Proofpoint社製品 ・BlackBerry Cylance社製品 ・Tanium社製品 ・HCL社製品 ・Veracode社製品 ・Tenable社製品 ・運用監視サービス「∴TRINITY<トリニティ>」(自社開発製品) ・統合監視サービス「TechMatrix Premium Support powered by TRINITY」(自社開発製品) ・Votiro社製品 ・ファイルの自動無害化ツール「Votiro Auto Suite for FileZen」(自社開発製品) ・Office 365トラフィック制御ツール「o365 traffic controller」及び「テクマクラウド」(自社開発製品) ・Zabbix社製品 ・WinMagic社製品 ・Splashtop社製品 ・飛天ジャパン社製品 ・エフセキュア社製品 ・サイボウズ社製品 ・エイトレッド社製品 ・Nexan社製品 ・IBM社製品 ・Hewlett-Packard Enterprise社製品 ・バリオセキュア社製品 ・オレンジソフト社製品 | |
アプリケーション・ サービス事業 | 医療分野 | ・医療情報クラウドサービス 「NOBORI」(自社開発製品) 「NOBORI-EX」(自社開発製品) 「NOBORI-PAL」(自社開発製品) 「TONARI」(自社開発製品) 「TSUNAGU」(自社開発製品) ・遠隔画像診断インフラサービス 「医知悟」(自社開発製品) ・DICOM規格に対応した医用画像管理サーバシステム 「SDS Image Server」(自社開発製品) ・DICOMビューワ 「SDS Viewer」(自社開発製品) 「SDS-イメージナビゲータⅡ」(自社開発製品) ・DICOM Worklist Server 「SDS Worklist」(自社開発製品) ・DICOM SRに対応したレポーティングシステム 「SDS Report」(自社開発製品) ・放射線情報システム「SDS X-RIS」(自社開発製品) ・症例データベース「SDS Nouz」(自社開発製品) ・スマートフォンPHRアプリ「NOBORI」(自社開発サービス) ・AI開発プラットフォーム「AI Work Space」(自社開発サービス) ・A-Line社製品 線量管理システム「MINCADI」 ・医療画像解析AIシステム(Plusman社,LPixel社製、他) |
事業の部門 | 主たる取扱製品 | |
アプリケーション・ サービス事業 | CRM分野 | ・マルチチャネル対応コンタクトセンターCRMシステム「FastHelp」(自社開発製品) ・製薬業界「くすり相談室」向けコンタクトセンターCRMシステム 「FastHelp Pe」(自社開発製品) ・コンタクトセンター向けFAQナレッジシステム「FastAnswer」(自社開発製品) ・製薬企業向けナレッジシステム「FastAnswer Pe」(自社開発製品) ・市民の声・広聴システム「FastHelp Ce」(自社開発製品) ・上記製品のクラウドサービスソリューション |
ソフトウェア 品質保証分野 | ・Parasoft社製品 ・Lattix社製品 ・Scientific Toolworks社製品 ・Micro Focus社製品 ・Ranorex社製品 ・CloudBees社製品 ・Neotys社製品 ・アジャイルウェア社製品 ・FOSSID社製品 ・Gurock Software社製品 ・Pocket Soft社製品 | |
ビジネス ソリューション分野 | ・Yellowfin社製品(BI) ・Jedox社製品(BI) ・ECモール店舗向け店舗業務支援クラウドサービス 「楽楽バックオフィス」(自社開発製品) ・ECモール店舗向けデータ連携ソリューション 「楽楽ECブリッジ」(自社開発製品) ・金融商品評価・分析ツール「FINCAD Analytics Suite」「F3」 (FinancialCAD社製品) ・市場リスク管理システム/暗号資産運用リスク管理システム 「TradingVaR」(自社開発製品) ・市場系業務管理システム「Apreccia」 (山崎情報設計社開発製品) ・VC向け投資情報管理システム「IIMS」(自社開発製品) ・統合ALM管理システム「ALARMS」(自社開発製品) ・信用リスク管理システム「BISMeter」(メッセージ社製品) ・Amazon Web Services APNテクノロジーパートナー ・Apple社コンサルティングパートナー ・Pivotal社認定トレーニングパートナー |
このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E05463] S100J30O)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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