有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100JM7Y (EDINETへの外部リンク)
住江織物株式会社 研究開発活動 (2020年5月期)
当社グループは、「資源を未来へ」をキーワードに掲げ、常に時代をリードする斬新かつ機能的なものづくりを目指し、環境問題や資源再利用にも配慮した研究開発活動に取り組んでおります。
当社の研究開発活動については、技術・生産本部に属するテクニカルセンターならびに産業資材事業部門に属する開発センターを中心として、開発部門と相互提携し、また関係各部署との密接な連携を取りながら研究開発を進めております。
当連結会計年度においては、次に述べるものがあげられます。
(インテリア事業)
インテリア事業では、意匠と機能性を両立した商品が求められております。今回、猫のシルエットを見立てたラグおよびマットを商品化し、愛猫家から好評を博しております。同商品はデザイン面だけでなく、ペットのニオイの消臭機能はもちろんのこと、ペット毛の取れやすさ(掃除のし易さ)という新しい切り口の機能に対する評価技術を確立しております。
(自動車・車両内装事業)
自動車・車両内装事業部では,持続可能な社会の実現に向けて、シートファブリックでは、使用染料の削減や、染料廃液の提言を目的に、原着糸を利用したデザイン性の高いファブリックの開発に注力しています。染色工程を削減した、原着糸を使用したファブリックに部分的に着色することで、環境負荷を低減、開発コストも抑えながらデザイン性の高いファブリックを開発し、採用されました。
また需要が高まってきているシート用の合成皮革においては、従来品は製造時に有機溶剤を使用したポリウレタンを材料としていた為、環境に懸念がありました。これを水系のポリウレタンを使用した環境に配慮した商材を開発しました。シートとしての性能や風合いが従来品と比べて遜色のないものとなっており、すでに量産を開始しております。
さらに鉄道車両分野において、当社独自の簡易施工型床表示フィルム「PHフィルム」は、JR山手線の新造車両においてフリースペースに対する床表示で採用が拡大しております。今回、防汚用無機系コーティング剤との併用においても問題なく敷設およびメンテナンスができることを検証し、公共ゾーンへのさらなる展開が期待されます。
(機能資材事業)
機能資材事業では、浴室床表皮材の新規モデルに対応した自社ラミネート加工技術および評価技術を発展させております。当社は2014年より浴室床表皮材を受注・納入していますが、2020年2月からは床材がリニューアルされ新柄が追加されました。新柄は意匠性を高めるために複雑なエンボス形状を有しており、そのためラミネート加工における新柄エンボスの賦形性を再現することが困難でした。当社では製造部門とも連携し、加工条件の最適化および設備対応を施すことでこの課題を解決し、品質面で安定した製品を供給できるようになりました。また立体形状の測定技術に関してもレベルアップがあり、今後も様々な立体形状を有する樹脂床材の開発に邁進していきます。
スマートテキスタイルはIoT (モノのインターネット)やSociety 5.0 (超スマート社会)の実現に向けて期待されている分野であり、国連サミットで採択されたSDGs(持続可能な開発目標)の中においても人々の健康管理やエネルギーにおいて貢献が期待されています。当社で開発を進めております布型太陽電池、生体情報計測センサー用布型電極、水ヌレ・ムレ検知システムを用いた新機軸の商材化を実現すべく、昨年に引き続き2020年2月に第6回ウェアラブルEXPOへと出展し、商品化を進めております。
また当社グループの研究開発については、各セグメントに共通する基礎的研究であり特定のセグメントに関連付けができないため総額を記載することとしております。
なお、当連結会計年度より、自動車産業の変革に対応すべく、開発部門の強化、再構築を行うと共に、研究開発活動に係る費用の管理・集計区分の見直しを行っております。その結果、当連結会計年度の研究開発費の総額は1,117百万円(前連結会計年度比1.9%減)となっております。なお、前連結会計年度比は、組替後の前連結会計年度の研究開発費に基づき算定しております。
当社の研究開発活動については、技術・生産本部に属するテクニカルセンターならびに産業資材事業部門に属する開発センターを中心として、開発部門と相互提携し、また関係各部署との密接な連携を取りながら研究開発を進めております。
当連結会計年度においては、次に述べるものがあげられます。
(インテリア事業)
インテリア事業では、意匠と機能性を両立した商品が求められております。今回、猫のシルエットを見立てたラグおよびマットを商品化し、愛猫家から好評を博しております。同商品はデザイン面だけでなく、ペットのニオイの消臭機能はもちろんのこと、ペット毛の取れやすさ(掃除のし易さ)という新しい切り口の機能に対する評価技術を確立しております。
(自動車・車両内装事業)
自動車・車両内装事業部では,持続可能な社会の実現に向けて、シートファブリックでは、使用染料の削減や、染料廃液の提言を目的に、原着糸を利用したデザイン性の高いファブリックの開発に注力しています。染色工程を削減した、原着糸を使用したファブリックに部分的に着色することで、環境負荷を低減、開発コストも抑えながらデザイン性の高いファブリックを開発し、採用されました。
また需要が高まってきているシート用の合成皮革においては、従来品は製造時に有機溶剤を使用したポリウレタンを材料としていた為、環境に懸念がありました。これを水系のポリウレタンを使用した環境に配慮した商材を開発しました。シートとしての性能や風合いが従来品と比べて遜色のないものとなっており、すでに量産を開始しております。
さらに鉄道車両分野において、当社独自の簡易施工型床表示フィルム「PHフィルム」は、JR山手線の新造車両においてフリースペースに対する床表示で採用が拡大しております。今回、防汚用無機系コーティング剤との併用においても問題なく敷設およびメンテナンスができることを検証し、公共ゾーンへのさらなる展開が期待されます。
(機能資材事業)
機能資材事業では、浴室床表皮材の新規モデルに対応した自社ラミネート加工技術および評価技術を発展させております。当社は2014年より浴室床表皮材を受注・納入していますが、2020年2月からは床材がリニューアルされ新柄が追加されました。新柄は意匠性を高めるために複雑なエンボス形状を有しており、そのためラミネート加工における新柄エンボスの賦形性を再現することが困難でした。当社では製造部門とも連携し、加工条件の最適化および設備対応を施すことでこの課題を解決し、品質面で安定した製品を供給できるようになりました。また立体形状の測定技術に関してもレベルアップがあり、今後も様々な立体形状を有する樹脂床材の開発に邁進していきます。
スマートテキスタイルはIoT (モノのインターネット)やSociety 5.0 (超スマート社会)の実現に向けて期待されている分野であり、国連サミットで採択されたSDGs(持続可能な開発目標)の中においても人々の健康管理やエネルギーにおいて貢献が期待されています。当社で開発を進めております布型太陽電池、生体情報計測センサー用布型電極、水ヌレ・ムレ検知システムを用いた新機軸の商材化を実現すべく、昨年に引き続き2020年2月に第6回ウェアラブルEXPOへと出展し、商品化を進めております。
また当社グループの研究開発については、各セグメントに共通する基礎的研究であり特定のセグメントに関連付けができないため総額を記載することとしております。
なお、当連結会計年度より、自動車産業の変革に対応すべく、開発部門の強化、再構築を行うと共に、研究開発活動に係る費用の管理・集計区分の見直しを行っております。その結果、当連結会計年度の研究開発費の総額は1,117百万円(前連結会計年度比1.9%減)となっております。なお、前連結会計年度比は、組替後の前連結会計年度の研究開発費に基づき算定しております。
このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00574] S100JM7Y)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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