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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100IZFH (EDINETへの外部リンク)

有価証券報告書抜粋 株式会社きんでん 研究開発活動 (2020年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

当社グループにおいては、社会並びに顧客の複雑化、多様化するニーズに対応するとともに、安全、高品質、効率的施工の実現のために、工法・工具の改善から新技術の研究まで幅広い技術・技能の研究開発活動を行っている。
当連結会計年度における研究開発費は571百万円であった。また、当社は京都研究所をはじめ、技術企画室、技術本部、環境設備本部、情報通信本部及び電力本部に研究開発の部署を置き、研究開発活動に取り組んでいる。また、電力関係については関西電力株式会社の支援・協力のもと研究開発活動に取り組んでいる。
当連結会計年度における当社グループの研究開発活動の主な結果は、次のとおりである。

(設備工事業)
(1)「デッキ開口用治具」の開発
建設現場においては、床スラブを貫通してケーブルなどを上下階に配線する。コンクリートとデッキプレートで構成される床スラブ(デッキスラブ)の従来の開口方法は、コンクリート打設前に開口予定部のデッキプレートに貫通枠を取り付け、コンクリート打設後にデッキプレートをセーバーソーで切断している。その際、前かがみの低い姿勢でセーバーソーの重量と切断時の振動を支えながら切り込む必要があるため、作業者の身体的負担が大きくなっていた。
この作業者に対する負担の軽減を図るため、当社は「デッキ開口用治具」を開発した。同治具を使用する際は、貫通枠の内側にセーバーソーの荷重を受ける「受けパイプ」を固定し、その「受けパイプ」に沿ってセーバーソーを移動させることで、貫通枠に沿った切断が容易となる。また、従来の作業方法と比較して作業時間を約25%短縮することができる。

(仕 様)
・セーバーソー型式:XS150S(レッキス工業製)
・セーバーソー重量:2,900g
・開口可能サイズ:200mm〜1,500mm

(2)「VR高所作業車逸走災害体感教育ツール」の開発
当社は、株式会社クリーク・アンド・リバー社と共同で「VR(仮想現実)高所作業車逸走災害体感教育ツール」を開発した。これは受講者3人がVRゴーグルやコントローラーといったハードウェアを着用し、同時にVR空間内で工事車両の操作ミスによって生じる逸走災害を体験できるツールである。配電工事は複数人が連携して作業を行うが、この教育ツールを用いることで、自分自身の危険感受性を向上させるとともに、仲間を守るために安全上配慮すべき点は何かについてグループ討議を促し、労働災害の防止並びに高品質な工事施工に努めていきたいと考えている。
実際の配電工事では通常複数人で連携して作業を行うため、全員が高い安全意識を持っていなければ労働災害を発生させるおそれがある。そこで、安全意識の向上・共有を図るため、今回の教育ツールは作業指揮者、高所作業車操作者、被災者の役割で、3人がそれぞれの視点で同時に災害を体験できるものとした。3人の受講者はVR空間内で他の受講者の動きを確認しながらスティックの操作により模擬作業を行うことができる。

(特 徴)
・3人同時に仮想現実上での災害体験が可能
・設置作業が容易
・運搬が容易
・新規コンテンツの追加が容易

(仕 様)
VRゴーグル
・ディスプレイ 縦 1,440×横 1,600 ドット、有機ELディスプレイ
・メモリ容量 64GB
・6自由度空間位置決め機能
・本体重量571g
コントローラー
・ハンドル(6自由度空間位置決め機能、振動機能)
・位置情報検出装置

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00075] S100IZFH)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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