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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100IBIC (EDINETへの外部リンク)

有価証券報告書抜粋 ラクオリア創薬株式会社 研究開発活動 (2019年12月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

当社グループの研究開発活動における当連結会計年度の研究開発費は、864百万円となりました。なお、当連結会計年度における主な研究開発の概況は、以下のとおりであります。

(1) 自社の研究開発及び共同研究
(探索段階)
① ナトリウムチャネル遮断薬プロジェクト
炎症性疼痛及び神経障害性疼痛を主たる適応症としたナトリウムチャネル遮断薬のプロジェクトは、リード化合物(*)を見出し、特性評価を継続して実施しております。

② 製薬企業等との共同研究
製薬企業等との共同研究については、以下のとおり実施しております。
会社名開始月内容
インタープロテイン株式会社2013年2月疼痛領域における特定の蛋白質間相互作用を標的とした共同研究
あすか製薬株式会社2019年7月特定のイオンチャネル(*)を標的とした創薬研究に関する共同研究
株式会社 Epigeneron2019年9月特発性小児ネフローゼ症候群治療薬の創出に向けた共同研究

③ アカデミアとの共同研究
心不全の新規メカニズムを基にした治療薬の創出を目的として名古屋大学大学院医学系研究科病態内科学講座循環器内科学(室原豊明教授・竹藤幹人助教)と共同研究を進めているCRHR2拮抗薬のプロジェクトでは、複数の開発候補化合物(*)を見出し、特性評価を実施しております。

(前臨床開発段階)
① TRPM8遮断薬(RQ-00434739)
神経障害性疼痛(化学療法起因性冷アロディニア)を目標適応症として開発中の本化合物は、特性評価を完了し、次段階である前臨床開発試験に進むにあたって問題となる所見は認められておりません。

② グレリン受容体作動薬(RQ-00433412)
がんに伴う食欲不振/悪液質症候群及び脊椎損傷に伴う便秘を目標適応症として開発中の本化合物は、特性評価を完了し、次段階である前臨床開発試験に進むにあたって問題となる所見は認められておりません。

③ モチリン受容体作動薬(RQ-00201894)
胃不全麻痺、機能性胃腸症(*)、術後イレウスを目標適応症として開発中の本化合物は、第Ⅰ相臨床試験実施に必要な前臨床試験(in vivo薬効薬理試験、薬物動態試験(*)、毒性試験(GLP基準(*))、安全性薬理試験(GLP基準(*)))を終了しております。
次の臨床開発段階に進むにあたって問題となる所見は、認められておりません。

(臨床開発段階)
① カリウムイオン競合型アシッドブロッカー(RQ-00000004、tegoprazan)
胃食道逆流(症GERD)を目標適応症として開発中の本化合物は、米国ならびに日本での第Ⅰ相臨床試験を終了しております。第Ⅱ相以降の臨床開発につきましては、2019年11月にCJ社(韓国)に欧米のライセンスを供与いたしました。今後は、CJ社(韓国)により米国での開発が再開されることとなりました。

② 5-HT4部分作動薬(RQ-00000010)
胃不全麻痺、機能性胃腸症(*)、慢性便秘を目標適応症として開発中の本化合物は、共同研究先であるヴァージニア・コモンウェルス大学 パーキンソン病・運動障害疾患センター(米国、Virginia Commonwealth University, Parkinson's and Movement Disorders Center、以下「VCU」)による医師主導治験が2016年8月から開始されております。本試験につきましては、VCUがマイケル・J・フォックス財団パーキンソン病研究機関から研究助成金を受けて、パーキンソン病患者における合併症である胃不全麻痺に対する安全性と有効性の検討を目的とする臨床研究として進められております。


③ 5-HT2B拮抗薬(RQ-00310941)
下痢型過敏性腸症候群(IBS-D(*))を目標適応症として開発中の本化合物は、英国における第Ⅰ相臨床試験を終了しております。

(2) 導出先の開発状況
① カリウムイオン競合型アシッドブロッカー(RQ-00000004、tegoprazan)
CJ社(韓国)が韓国で開発した本化合物は、胃食道逆流症(GERD(*))を適応症として、2019年3月に韓国で販売が開始され、さらに韓国において胃潰瘍の効能の追加承認を受けました。
その他の地域の開発状況につきましては、CJ社(韓国)が米国での開発を進めていくことととなった他、CJ社(韓国)の中国のサブライセンス先であるShandong Luoxin Pharmaceutical Group Stock Co., Ltd.が実施している中国における第Ⅲ相臨床試験において、主要評価項目を達成したことが2019年12月に発表されました。

② セロトニン5-HT2A及びドパミンD2受容体遮断薬(ziprasidone)
統合失調症治療薬としてMeiji Seikaファルマ社で開発中の本化合物は、2019年9月、統合失調症の急性増悪期の患者を対象として実施した国内第Ⅲ相臨床試験において、特に問題となる有害事象は認めなかったものの、主要評価項目ではプラセボ群との間に統計学的な有意差が認められなかったことを公表いたしました。Meiji Seikaファルマ社は、本試験で得られた結果をもとに、今後の開発計画および開発戦略について検討しております。

③ EP4拮抗薬(GALLIPRANT®)
ペットの疼痛治療薬としてアラタナ社(米国)にて開発を行った本化合物は、2017年1月に米国で販売を開始し、2019年3月に欧州においても販売を開始しました。2019年7月にエランコ社(米国)がアラタナ社(米国)を子会社化したことにより、本化合物の販売主体はエランコ社(米国)となっております。

④ グレリン受容体作動薬(ENTYCE®)
ペットの食欲不振治療薬としてアラタナ社(米国)にて開発を行った本化合物は、2017年10月に米国で販売を開始いたしました。2019年7月にエランコ社(米国)がアラタナ社(米国)を子会社化したことにより、本化合物の販売主体はエランコ社(米国)となっております。また、エランコ社(米国)は、本剤について、ネコを対象とした食欲不振治療薬としても開発を進めており、ピボタル試験を実施しております。

⑤ EP4拮抗薬(RQ-00000007、AAT-007、grapiprant)
株式会社AskAt(以下「AskAt社」)のライセンス先であるIkena Oncology Inc.(米国)(2019年12月にKyn Therapeutics Inc.(米国)から名称変更)において、がん免疫治療薬として、2018年10月に大腸がん患者を対象とした第Ⅰb相臨床試験を、2018年12月に非小細胞肺がんを対象とした第Ⅰb/Ⅱ相臨床試験を開始しております。
また、AskAt社がRMX BioPharma Co., Ltd(中国)にライセンスした本化合物は、2018年9月に中国での疼痛を適応症とする第Ⅰ相臨床試験を開始した他、Ningbo Tai Kang Medical Technology Co., Ltd.(中国)にライセンスした本化合物は、臨床開発を担当する子会社Ningbo NewBay Medical Technology Co., Ltd.(中国)が、2019年6月に中国におけるがん領域での第Ⅰ相臨床試験を開始しております。

⑥ シクロオキシゲナーゼ-2(COX-2)阻害薬(RQ-00317076、AAT-076)
AskAt社のライセンス先であるRMX BioPharma Co., Ltd(中国)が、2019年10月に中国での疼痛を適応症とする第Ⅰ相臨床試験を開始しております。

⑦ CB2作動薬(RQ-00202730/AAT-730)
AskAt社に導出した本化合物は、2019年9月にAskAt社とOxford Cannabinoid Technologies Ltd(英国)との間で、ライセンス契約及び業務提携契約が締結されました。

⑧ 特定のイオンチャネル(*)を標的とした開発候補化合物(*)(化合物コード非開示)
EAファーマ社との共同研究から創出された本化合物は、EAファーマ社において開発が進められております。

⑨ 選択的ナトリウムチャネル遮断薬(化合物コード非開示)
本化合物は、2017年12月にマルホ社に導出いたしました。現在、マルホ社が本化合物を有効成分とする治療薬の開発を進めております。

⑩ P2X7受容体拮抗薬(RQ-00466479、AKP-23494954)
旭化成ファーマ社との共同研究から創出され、2018年3月に導出した本化合物は、神経障害性疼痛を目標適応症として順調に開発が進められております。


事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E25269] S100IBIC)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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