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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100J4SG (EDINETへの外部リンク)

有価証券報告書抜粋 株式会社大泉製作所 事業の内容 (2020年3月期)


沿革メニュー関係会社の状況

当社グループは、当社及び連結子会社4社により構成されております。主な事業として、熱・温度変化によって電気抵抗値が変化する半導体セラミックスのサーミスタ(注1)を利用した各種電子部品(以下「エレメント(注2)製品」と称します。)の製造・販売、並びにそれらを使用して、顧客である自動車部品メーカーや空調・家電メーカー等が最終製品に取付けて温度測定や制御に利用出来る温度センサ(以下「センサ製品」と称します。)を製造・販売しております。

当社グループの事業運営における各社の主な業務と役割は以下のとおりであります。
連結会社名主な業務主な役割
当社① 資材調達及び子会社への供給
② サーミスタの開発、製造、子会社への供給
③ エレメント製品、センサ製品の開発、設計
④ エレメント製品、センサ製品の販売
・資材調達
・サーミスタ技術の開発
・サーミスタの製造
・エレメント製品・センサ製品の開発、設計
・営業
・品質保証
・グループ各社の統括
(連結子会社)
八甲田電子㈱エレメント製品の製造製造子会社
センサ工業㈱センサ製品の製造製造子会社
東莞大泉傳感器有限公司センサ製品の製造、販売製造・販売子会社
OHIZUMI MFG (THAILAND)CO.,LTD.センサ製品の製造、販売製造・販売子会社


製品の特徴

当社グループがセンサ製品及びエレメント製品製造のために使用しているサーミスタは、大別すると、温度が上昇すると抵抗値が下降するNTCサーミスタ及び温度が上昇すると抵抗値が上昇するPTCサーミスタの2種類であります。一般的にサーミスタと呼ばれるものは、NTCサーミスタであります。
上記のような製品特徴に加え、機能別に以下の活用方法があります。
機能主な活用方法
温度計測
温度制御
生活家電(エアコン、冷蔵庫、エコキュート、洗濯機、電子レンジ、IHクッキングヒータなど)
事務用機器(複合プリンターなど)
自動車部品(カーエアコン用、水温センサ、二次電池用、モータ用、吸気温センサなど)
医療機器(電子体温計、人工透析器、人工呼吸器など)
工業産業機器(工作機械、インバーター、コンプレッサーなど)
温度補償(注3)情報産業機器(光通信機、モバイル機器、電池パック、PCなど)
事務用機器(複合プリンターなど)
AV機器(車載ディスプレイ、TVなど)
回路安定事務用機器、照明機器、事務用機器の電源部分
照明機器
過負荷防止
ヒーター
自動車のパワーウインドウ制御
電気蚊取り器など

主要な製品分野について

① 自動車部品関連分野
当社の主力分野である自動車部品関連の温度センサ製品は1964年にラジエーター(注4)用水温センサの生産開始から始まり、エンジン制御用吸気温度センサ、エンジン冷却用温度センサ、カーエアコン用エバポレータ(注5)温度センサなど、自動車の高性能化、省エネ化に伴い自動車用温度センサのあらゆる部分に採用が拡大されてきました。近年は車両電動化の動きに伴い、ハイブリッド車や電気自動車にも二次電池用温度センサやヒートポンプシステム用温度センサをはじめとして多数の温度センサが搭載されています。
当社の主な自動車用温度センサ製品は以下の図をご参照ください。

0101010_001.png




② 空調・カスタム部品関連分野
当該分野で特に当社が注力しているエアコンには、室内機用として熱交換器や室温検知などに、また室外機用として熱交換器に温度センサが使われております。エアコンは先進国市場では高性能化が進んでおりますが、新興国市場でも普及拡大及び高機能化が進行中であり、市場規模は拡大しております。また、当社製品は工作機器や医療機器、産業用機器等様々な業界に幅広く使われており、よりきめ細かい温度検知の必要性から温度センサの需要が拡大しております。今後はオール電化住宅、IoTシステムの普及により家電、住宅設備向けの温度センサのニーズはますます高まるものと思われます。

③ エレメント製品分野
サーミスタ素体を1次加工して電子部品として使用出来る最小単位に仕上げた製品群であり、温度センサの感知部に使用されるほか、リード線や基板に直付けして温度補償や回路安定のために利用されています。近年は光通信半導体レーザー用の需要が5G普及を背景に急激に増加しています。


事業部について

当社グループは上記の主要3分野にて計4事業部を編成しております。
内訳は自動車部品関連分野で2事業部(自動車部品事業1部、自動車部品事業2部)、空調・カスタム部品関連分野で1事業部(空調・カスタム部品事業部)、エレメント製品分野で1事業部(エレメント部品事業部)となっております。


(注1)サーミスタ:「2 沿革」 の脚注をご参照下さい。
(注2)エレメント:熱・温度変化によって電気抵抗値が変化する半導体セラミックスのサーミスタを利用した各種電子部品のことをいいます。
(注3)温度補償:温度変化に依存するパラメータに関して、サーミスタを利用して温度変化に対する補正を行うことをいいます。
(注4)ラジエーター:放熱器のこと。エンジンで高熱になった冷却水を放熱させて温度を下げる役割があります。
(注5)エバポレータ:減圧することによって固体又は液体を積極的に蒸発させる機能をもつ装置のこと。典型的な例は蒸発による気化熱を利用した冷却・冷房装置があり、カーエアコン、ルームエアコン、冷蔵庫などに使用されています。



[事業系統図]
0101010_002.png

(注)1.資材の他にサーミスタを供給しております。
2.エレメント製品を供給しております。
3.センサ製品を供給しております。
4.センサ製品を販売しております。
5.エレメント製品及びセンサ製品を販売しております。

沿革関係会社の状況


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E26216] S100J4SG)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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