有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100ISNQ (EDINETへの外部リンク)
日本電設工業株式会社 研究開発活動 (2020年3月期)
研究開発は、「設備工事業としての事業活動に資する開発」、「鉄道電気工事の特異性を活かした開発」、「安全な施工方法に関する開発」、「関連企業との共同開発」、「働き方改革に資する開発」を中心に進めている。
当連結会計年度における研究開発費の総額は214百万円であり、鉄道電気工事、一般電気工事及び情報通信工事の各部門の主な研究開発内容は次のとおりである。
(1) 鉄道電気工事部門 133百万円
「高圧クランプがいし用金車の開発」
高圧配電線路の張替に係る一連の作業は、新電線の延線、新電線と旧電線の張替及び旧電線の撤去等であり、これらの作業を限られた停電時間内に行っていたため、作業員の負担が大きい状況であった。
今回開発した高圧クランプがいし用金車は、がいし上部に取り付けられる構造であり、新電線と旧電線の張替が容易に行なえるようになった。
本開発により、作業の安全性と作業効率の向上を図った。
「データ送信機能付き架線測定器の開発」
架線工事終了時の架線の高さ及びレール中心位置からの離隔等を測定する作業は、測定箇所毎に架線測定棒を運搬し架線に直接接触させる方法で行い、測定データを記録台帳に記入していた。
今回開発したデータ送信機能付き架線測定器は、架線測定棒を使用せずレーザー光を用いることにより架線に直接接触させることなく上記の測定を可能とした。また、測定データも自動集計されるためデータの転記誤りを無くすことができる。
本開発により、架線測定作業と測定データ集計作業が簡素化され作業効率の向上を図った。
(2) 一般電気・情報通信工事部門 80百万円
「積算業務支援プログラムの開発」電気工事の施工に際しては、施主から提示された設計図面を基に工事で使用する材料と数量を手作業で拾い出し積算書類を作成しているため、多くの時間と労力を要していた。
今回開発した積算業務支援プログラムは、設計図面から材料のシンボルマークを読み取ることにより、個々の材料名称と数量の自動集計が可能となった。
本開発により、各種使用材料と数量の拾い出し誤りを防止するとともに、積算書類作成の作業効率の向上を図った。
「無線機昇降金具の開発」
柱上への無線基地局取り付け作業は、無線基地局を人力で吊り上げる方法で行っており、作業の安全性及び効率性に課題があった。
今回開発した無線機昇降金具により、人力に頼ることなく無線基地局を安全かつ短時間で柱上に設置できるようになった。
本開発により、作業の安全性と作業効率の向上を図った。
「作業・安全指示書等の電子化に伴うシステム構築」
作業前点呼で活用する作業・安全指示書、図面、手順書等の作成・承認・現場での使用・保管までの一連の流れについては全て書面で行っているため、準備や関係者との打合せに多くの時間を要していた。
今回の開発は、作業・安全指示書等工事書類の作成を電子化し、事前承認、現場での使用及び電子保管までの一連の流れをシステム化することで、これらのオンラインでの実施を可能とした。
本開発により、現場業務のペーパーレス化及び簡素化を図った。
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