有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100IW3L (EDINETへの外部リンク)
TOTO株式会社 研究開発活動 (2020年3月期)
研究開発部門では、デザインと機能を融合させ、きれいで快適な空間を実現するために、当社にしかできない「オンリーワン技術」を進化させ、TOTOならではの価値をお客様に提供しています。
当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は21,467百万円です。
当連結会計年度におけるセグメント別の活動内容、及び研究開発費は次のとおりです。
なお、各セグメントに配賦できない研究開発費が2,259百万円あります。
①グローバル住設事業
a.日本住設事業
日本市場においては、毎日の暮らしの中でお客様が快適に過ごせる機能とデザインを融合させた商品の研究開発を進めています。
当連結会計年度において、浴室商品では、戸建向けシステムバスルーム「sazana(サザナ)」をフルモデルチェンジし、発売しました。「気持ちいい」を科学した新浴槽やシャワーバーを搭載。「ゆるリラ浴槽」は頭、背中など身体の4点を支えることにより入浴中の身体を安定させることでリラックスした入浴を実現しました。また、立って頭上からたっぷりのシャワーが楽しめる「コンフォートシャワーバー」は、アーチ形状で立った状態でも座った姿勢でも自分好みの位置で快適なシャワー浴が可能になります。
レストルーム商品では、清掃性とデザインが進化したウォシュレット一体形便器「GG/GG-800」、組み合わせ便器の新「ピュアレストEX」を発売しました。TOTOが世界に先駆けて開発した「トルネード洗浄」と「フチなし形状」は、その高い清掃性と節水性で世界中のお客様から高い評価を得ています。今回、「トルネード洗浄」とフチ裏をなくした「フチなし形状」をさらに進化させました。新「トルネード洗浄」では、渦を巻くような水流が汚物の付着しやすい便器後方に勢いよく当たるので、汚れをしっかり洗い流します。新「フチなし形状」は、手前から奥までぐるりとフチの“返し”をなくすことで、汚れが見えにくかった死角がなくなりました。便器のフチを握るようにサッと拭くだけでトイレ掃除ができます。TOTO独自開発のクリーン技術、「きれい除菌水」「セフィオンテクト」との相乗効果で、トイレを清潔に保ちます。
当セグメントに係る研究開発費は15,340百万円です。
b.中国・アジア住設事業、米州・欧州住設事業
中国・アジア住設事業、米州・欧州住設事業においては、日本で開発したコアテクノロジーをもとに、高機能・高品質を維持しながら、各国の規制や基準を満たした環境配慮商品の開発を行い、それぞれの地域に合ったデザイン設計を進めています。
海外向け「ウォシュレットRW/SW」「壁掛SP便器+ウォシュレットSX」の2商品は、デザインの専門家が美しさ、機能性、革新性を厳正に審査し認めた商品に贈られる『iFデザイン賞2020』を受賞しました。今回受賞した「ウォシュレット」は多くの機能を搭載しながら薄さや凹凸を抑え、すっきりしたデザイン形状を実現しています。
中国・アジア住設事業、米州・欧州住設事業に係る研究開発費は、合計で1,461百万円であり、各セグメントに係る研究開発費は、それぞれ中国が324百万円、アジア・オセアニアが92百万円、米州が840百万円、欧州が205百万円です。
②新領域事業
セラミック事業においては、半導体の製造装置の分野で、エアスライド、静電チャック、ボンディングキャピラリーなどといった高品質・高精度セラミック製品の研究開発を進めています。また、エアロゾルディポジション(AD)法を用いた緻密で密着力の高い「AD膜」の商材を増やし、幅広く採用いただいています。オンリーワン技術を活かした新領域事業の創出に向けて、さまざまな研究開発を行っています。
環境建材事業における環境浄化技術「ハイドロテクト」は、当社グループによって、世界で初めて実用化に成功した技術で、内外装タイル建材・塗料・コーティング材等の光触媒層に光が当たると「分解力」と「親水性」が発生し、大気汚染物質(NOx)を除去する空気浄化効果や建物の外観をきれいに保つセルフクリーニング効果、抗ウイルス性・抗菌性等を有しています。また、「ハイドロテクト」を大型セラミックス陶板に施した「ハイドロセラ」シリーズは、高い耐久性によって、各種ビルなどのパブリック物件において信頼を獲得しています。「ハイドロテクト」は、自社製品への応用にとどまらず、パートナー企業と共に多様な建材を通じて更なる普及を目指しており、国内外で広く環境保全に貢献しています。
新領域事業に係る研究開発費は、合計で2,406百万円であり、各セグメントに係る研究開発費は、それぞれセラミック事業が1,930百万円、環境建材事業が476百万円です。
創立以来TOTOでは、さまざまな商品やサービスの研究開発を通じて、たくさんのものづくりの技術を培ってきました。人間工学、感性工学といった、人の動きや感覚を数値化し、論理的に使いやすさや快適性を実現する「人を見る」技術。流体制御、電子制御、水の改質といった、水の流れ方、性質を変えることで、より快適で清潔な機能を実現する「水の力を最大に活かす」技術。表面制御、素材・プロセス、分析といった、素材そのものの性質や素材表面の特性を変えることで意匠性、防汚性、耐久性などを向上させる「素材を深く知る」技術。これらを有機的に結合させたうえで、「環境配慮」「ユニバーサルデザイン」「デザイン」といったお客様価値を創出し、魅力ある商品・技術を生み出しています。 |
当連結会計年度におけるセグメント別の活動内容、及び研究開発費は次のとおりです。
なお、各セグメントに配賦できない研究開発費が2,259百万円あります。
①グローバル住設事業
a.日本住設事業
日本市場においては、毎日の暮らしの中でお客様が快適に過ごせる機能とデザインを融合させた商品の研究開発を進めています。
当連結会計年度において、浴室商品では、戸建向けシステムバスルーム「sazana(サザナ)」をフルモデルチェンジし、発売しました。「気持ちいい」を科学した新浴槽やシャワーバーを搭載。「ゆるリラ浴槽」は頭、背中など身体の4点を支えることにより入浴中の身体を安定させることでリラックスした入浴を実現しました。また、立って頭上からたっぷりのシャワーが楽しめる「コンフォートシャワーバー」は、アーチ形状で立った状態でも座った姿勢でも自分好みの位置で快適なシャワー浴が可能になります。
レストルーム商品では、清掃性とデザインが進化したウォシュレット一体形便器「GG/GG-800」、組み合わせ便器の新「ピュアレストEX」を発売しました。TOTOが世界に先駆けて開発した「トルネード洗浄」と「フチなし形状」は、その高い清掃性と節水性で世界中のお客様から高い評価を得ています。今回、「トルネード洗浄」とフチ裏をなくした「フチなし形状」をさらに進化させました。新「トルネード洗浄」では、渦を巻くような水流が汚物の付着しやすい便器後方に勢いよく当たるので、汚れをしっかり洗い流します。新「フチなし形状」は、手前から奥までぐるりとフチの“返し”をなくすことで、汚れが見えにくかった死角がなくなりました。便器のフチを握るようにサッと拭くだけでトイレ掃除ができます。TOTO独自開発のクリーン技術、「きれい除菌水」「セフィオンテクト」との相乗効果で、トイレを清潔に保ちます。
当セグメントに係る研究開発費は15,340百万円です。
b.中国・アジア住設事業、米州・欧州住設事業
中国・アジア住設事業、米州・欧州住設事業においては、日本で開発したコアテクノロジーをもとに、高機能・高品質を維持しながら、各国の規制や基準を満たした環境配慮商品の開発を行い、それぞれの地域に合ったデザイン設計を進めています。
海外向け「ウォシュレットRW/SW」「壁掛SP便器+ウォシュレットSX」の2商品は、デザインの専門家が美しさ、機能性、革新性を厳正に審査し認めた商品に贈られる『iFデザイン賞2020』を受賞しました。今回受賞した「ウォシュレット」は多くの機能を搭載しながら薄さや凹凸を抑え、すっきりしたデザイン形状を実現しています。
中国・アジア住設事業、米州・欧州住設事業に係る研究開発費は、合計で1,461百万円であり、各セグメントに係る研究開発費は、それぞれ中国が324百万円、アジア・オセアニアが92百万円、米州が840百万円、欧州が205百万円です。
②新領域事業
セラミック事業においては、半導体の製造装置の分野で、エアスライド、静電チャック、ボンディングキャピラリーなどといった高品質・高精度セラミック製品の研究開発を進めています。また、エアロゾルディポジション(AD)法を用いた緻密で密着力の高い「AD膜」の商材を増やし、幅広く採用いただいています。オンリーワン技術を活かした新領域事業の創出に向けて、さまざまな研究開発を行っています。
環境建材事業における環境浄化技術「ハイドロテクト」は、当社グループによって、世界で初めて実用化に成功した技術で、内外装タイル建材・塗料・コーティング材等の光触媒層に光が当たると「分解力」と「親水性」が発生し、大気汚染物質(NOx)を除去する空気浄化効果や建物の外観をきれいに保つセルフクリーニング効果、抗ウイルス性・抗菌性等を有しています。また、「ハイドロテクト」を大型セラミックス陶板に施した「ハイドロセラ」シリーズは、高い耐久性によって、各種ビルなどのパブリック物件において信頼を獲得しています。「ハイドロテクト」は、自社製品への応用にとどまらず、パートナー企業と共に多様な建材を通じて更なる普及を目指しており、国内外で広く環境保全に貢献しています。
新領域事業に係る研究開発費は、合計で2,406百万円であり、各セグメントに係る研究開発費は、それぞれセラミック事業が1,930百万円、環境建材事業が476百万円です。
このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01138] S100IW3L)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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