有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100LNLH (EDINETへの外部リンク)
株式会社メニコン 研究開発活動 (2021年3月期)
当社グループにおける研究開発活動は、①安全を最優先に考えた信頼性の高い製品の開発と、②創造型開発企業として時代を先取りした独創的な製品の開発を基本方針として、取り組んでおります。
当社グループは主に、コンタクトレンズ材料などの素材等を研究開発する総合研究所、生産技術を研究開発するテクノステーション、そして瞳への安全性と製品の有効性を臨床評価する臨床研究所等において研究開発活動を行っております。これらの各機能が密接かつ有機的に連携しながら、素材開発から安全性の評価、さらには生産技術開発までを自社で一貫して行える研究開発体制が当社グループの特徴となっております。
なお、当連結会計年度における当社グループが支出した研究開発費の総額は 3,598百万円であります。
セグメントごとの研究開発活動を示すと次のとおりであります。
①コンタクトレンズ関連事業
コンタクトレンズにつきましては、1日使い捨てコンタクトレンズの需要が世界的に拡大していることから、この分野における製品ラインアップの拡充及び生産能力の拡大に注力しております。当期におきましても前期同様、シリコーンハイドロゲルタイプの1日使い捨てコンタクトレンズ「1DAYメニコン プレミオ」シリーズの生産能力増強のため各務原工場の生産ラインの改良を行いました。
日本においては、1日使い捨てコンタクトレンズ「Magic」の製品ラインアップ拡充として、2020年10月に乱視用規格数を拡大するための薬事承認を取得いたしました。また、2週間定期交換型カラーソフトコンタクトレンズ「2WEEK Rei」の製品ラインアップ拡充として、2020年6月に遠近両用タイプの「2WEEK Rei遠近両用」の薬事承認を取得いたしました。
海外においては、シリコーンハイドロゲルタイプの1日使い捨てコンタクトレンズ「Miru 1day UpSide」のラインアップ拡充を進め、2020年6月に球面、乱視用、遠近両用タイプでの米国FDA承認を取得いたしました。
また、当社グループは、視力に関わる世界共通の課題となりつつある近視人口の増加に対しても、長年研究開発に取り組んでおります。その成果として、2019年5月に欧州において近視進行抑制用オルソケラトロジーレンズとして世界で初めて「Menicon Bloom Night」のCEマーク認証を取得したことに続き、2020年8月にシンガポール、オーストラリアの両国においても「Menicon Bloom Night」の薬事承認を取得いたしました。
ケア用品につきましては、機能向上及びユーザーの利便性向上の見地より、継続的に製品開発と改善に取り組んでおります。
当事業に係る研究開発費の金額は、3,519百万円です。
②その他事業
新規事業関連の研究開発活動として、ライフサイエンス事業においては当社オリジナルの自己集合性ペプチドゲルの医療機器としての応用開発を継続して推進しています。環境バイオ事業では、新たな未利用資源再生ビジネスの可能性についての情報収集や研究開発を継続して実施しています。
当事業に係る研究開発費の金額は、79百万円です。
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ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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