株式会社大阪チタニウムテクノロジーズ 研究開発活動 (2020年3月期)

当社の研究開発活動は、チタン分野での業界トップクラスの技術開発力をベースに、基礎研究、製品品質の向上、生産性の向上、製造コストの低減に取り組んでおります。
また、高機能材料分野では、チタンやシリコンに関連した新規事業の創出・本格事業化のための開発に注力して
おります。
当事業年度の研究開発費は767百万円であります。
セグメントごとの研究開発活動は次のとおりです。


チタン事業の生産技術開発専門組織を強化し、生産技術開発および基礎研究を加速しております。
具体的には、電解工程、還元分離工程での生産性向上、製造設備の長寿命化や生産能力拡大、品質向上などのための研究開発を行うと共に、大学と共同でチタン製錬に関する基礎研究も行っております。
なお、当事業年度のチタン事業の研究開発費は160百万円であります。


高機能材料分野では、高純度チタンの品質改善、生産性向上のための研究開発に注力している他、リチウム二次電池負極材用SiOの性能向上のための研究開発を行っており、事業化を目指した取り組みを促進しております。
また、3Dプリンタ用途などを主なターゲットとして、球状チタン合金粉末(合金TILOP)の本格事業化に向けた研究開発にも力を入れております。
なお、当事業年度の高機能材料事業の研究開発費は607百万円であります。