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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100LD8A (EDINETへの外部リンク)

有価証券報告書抜粋 富士精工株式会社 研究開発活動 (2021年2月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

当社グループにおきましては、自動車産業の電動車シフトにともなう取引先の新たな部品試作や量産に貢献する製品や技術の開発及び加工現場における高速高能率化やフレキシブル生産対応を実現する製品・商品の提供を研究開発活動の基本方針としております。
直近では「モーターなどの電動車部品生産用工具」や「水素タンクなどの燃料電池車生産用治具」を始めとした特殊工具や特殊治具、さらにはそれらの周辺装置の開発テーマを中心に取り組んでおり、当連結会計年度における研究開発費の総額は99百万円(売上高比率0.6%)であります。
当社グループは生産・販売体制を基礎とした地域別のセグメントから構成されており、研究開発活動は主に当社を中心とした日本セグメントで行っております。なお、当連結会計年度における主な研究開発の成果は、次のとおりであります。
(1)3D積層 樹脂機能部品
当製品は3Dプリンタ(樹脂、CFRP)によりお客様ニーズを具現化するに当たり、従来の切削技術では成しえなかった流線形状を内部構造に用いております。代表製品の切屑回収ノズルはスムーズな切屑流れを実現する内部構造デザインと省スペース化を図る外観デザインを両立しております。また、従来製品のマテハンホルダのボディ部を樹脂部品化し軽量化に繋げる開発を実施中であります。今後は、3D積層を製作手段として取り入れることで今まで難しいとされてきた製品形状にてお客様に提案し、具現化までに必要な時間を従来の金属加工から短縮することが可能となります。本開発はお客様への製品提供リードタイムの短縮に大きく寄与すると考え、今後も注力してまいります。

(2)複溝ツイストドリル Yシリーズ
当製品はアルミや鋳鉄加工における高能率での一発仕上げ加工を対象にしております。従来製品ではG7ドリル(アルミ用)やGFドリル(鋳鉄用)がその役割を担っておりましたが、市場ニーズ「更なる高能率」加工を目指し、複溝+ネジレ溝を採用したY7ドリル、YFドリルを後継ツールとして開発いたしました。どちらも切削抵抗や振動を低減する刃先諸元を取り入れ、従来比2倍の送り速度を達成しております。今後、切削において、被削材は難削化し、加工も自動化されていきますが、本事例に代表される一発化製品がお客様の課題解決に寄与できるよう提案してまいります。

(3)新たな取組み
当社は切削工具の他に、部品把持用のワークチャック、マテハンホルダー、付加価値治具や樹脂製品開発にも力を入れており、お客様の生産ラインにおける全体最適化を目指しております。
近年の多品種少量生産や生産現場の自動化・無人化・省スペース化に柔軟な対応をするため、フレキシブル性の向上や自動化に繋がる製品開発を目指した取り組みを実施しております。その中で当社が長年培ってきた要素技術と、センサやモーターを活用した新技術、3D積層造形などの新技術を複合化させ、様々なニーズに対して最適提案を行い、効率の良いライン運営をサポート出来るように取り組んでおります。
今後も世界各地のお客様の生産性向上につながる製品開発の環境を積極的に整備し、高いレベルの開発品を提供してまいります。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01503] S100LD8A)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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