シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100LLLQ (EDINETへの外部リンク)

有価証券報告書抜粋 日本精工株式会社 研究開発活動 (2021年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等


(1) 基本方針

当社グループは、企業理念に定める「円滑で安全な社会に貢献し、地球環境の保全をめざす」を実現するため、お客様や社会のニーズを的確にとらえ、4つのコアテクノロジー(トライボロジー(摩擦・潤滑)技術、材料技術、解析技術、メカトロ技術)と生産技術を駆使した製品や技術の開発を進めています。これらの開発活動を通して、高機能・新機能製品をタイムリーに市場へ供給することにより、より豊かな社会の実現と省エネルギーやCO2排出量削減など地球環境保全を図り、持続可能な社会の実現に貢献します。

(2) 研究開発の成果


産業機械事業
当社グループは、産業機械の高機能化、環境負荷低減、信頼性向上や省メンテナンス化に貢献する製品やサービスを開発しています。
マシニングセンタ用などの工作機械用軸受として、難削材の加工やメンテナンスフリー化のニーズに対応した「高負荷容量・超高速アンギュラ玉軸受ロバストダイナ™」を開発しました。また、新型保持器を適用した「高信頼性単列円筒ころ軸受技術」を開発し、グリース潤滑で使用する際の慣らし運転時間の短縮と、オイルエア潤滑で使用する際の温度上昇の低減を実現しました。どちらも工作機械の安定稼働と生産性向上に貢献します。
リニアガイド製品においては、軸受開発で培った独自の熱処理技術であるTF(タフ)化処理を適用した「NSKリニアガイド™長寿命シリーズ DH・DS型」を開発しました。従来比2倍の長寿命を実現し、小型・軽量化、低摩擦化により省エネルギー化に貢献します。
この他、機械要素部品の状態監視・診断ソフトウェアとして、ACOUS NAVI™ (アコースナビ)を開発し、2つのアプリケーション(ACOUS NAVI for Bearings、ACOUS NAVI for Ball Screws)を製品化しました。損傷や劣化の予兆を捉えて診断することで機械トラブルの拡大を未然に防ぎ、お客様の予知保全の取り組みに貢献します。

自動車事業
当社グループは、自動車の技術革新に対応し、省エネルギー、安全性、快適性の向上に貢献する製品を開発しています。
軸受の保持器を極限まで軽量化するために、トポロジー最適化技術と軸受シミュレーション技術を駆使し、従来比3割増の高速回転に耐える世界最高速、電動車駆動モータ用「高速回転玉軸受Gen3」を開発しました。これにより、EV駆動モータの高速回転化による小型・軽量化と高出力化を可能とし、航続距離延長や車内スペース確保などの快適性の向上に貢献します。
また、グリースに使用されている基油の低粘度化と増ちょう剤の最適化によって、回転に伴うグリースの抵抗を低減した「電動車向け低フリクションハブユニット軸受」を開発しました。信頼性を維持しつつ、軸受内部フリクションを従来比30%低減することで、電動車の航続距離延長やCO2排出量削減に貢献します。
この他、世界初となる、自動車の駆動軸トルクを磁気で計測する「非接触式トルクセンサ」を開発しました。非接触式のシンプルな構造を実現し、従来困難とされていた量産車への駆動軸用トルクセンサの搭載を可能としました。自動車の状態をリアルタイムで検知することで、高度な制御を可能にし、電燃費改善に貢献します。故障や異常の検知への活用も可能で、安全性の向上にも貢献します。

当連結会計年度の研究開発費はグループ全体で16,820百万円であり、その内訳は、産業機械事業4,975百万円、自動車事業10,980百万円、その他864百万円です。


なお、主な成果は次のとおりです。
(産業機械事業)
・安定稼働と生産性向上に貢献する「高負荷容量・超高速アンギュラ玉軸受ロバストダイナ™」
・安定稼働と生産性向上に貢献する「工作機械スピンドル用高信頼性単列円筒ころ軸受技術」
・省エネルギー化に貢献する「NSKリニアガイド™長寿命シリーズ DH・DS型」
・予知保全の取り組みに貢献する、状態監視・診断アプリケーション「ACOUS NAVI™」

(自動車事業)
・航続距離延長、快適性の向上に貢献する、電動車駆動モータ用「高速回転玉軸受Gen3」
・電動車の航続距離延長やCO2排出量削減に貢献する「電動車向け低フリクションハブユニット軸受」
・自動車の電燃費改善に貢献する、駆動軸用「非接触式トルクセンサ」

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01600] S100LLLQ)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。