有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100LTA0 (EDINETへの外部リンク)
株式会社酉島製作所 研究開発活動 (2021年3月期)
当社グループ(当社及び連結子会社)の研究開発活動は、研究開発部ほか技術部門が中心となり、ポンプ事業、新エネルギー・環境事業に係る市場ニーズに応えるため、当連結会計年度の研究開発関連費用としては総額381百万円を投入しております。
海水淡水化分野では、2017年に市場投入した高効率型のRO法海水淡水化プラント向け高圧ポンプの受注は引き続き好調です。また、同市場向けに開発を行った、大容量・低揚程に最適化した片吸込渦巻きポンプの受注も順調に推移しております。現在、RO法海水淡水化プラント向け高圧ポンプの大容量化を図り、さらなる市場拡大を目指しております。
近年の海外での人口増加や経済発展に伴い、世界各国で水インフラの拡充が進められています。主に下水道の中継用や下水処理場の汚水送水用、上水道の取水・配水用として用いられる立軸渦巻斜流ポンプについて、高揚程化・高効率化の顧客ニーズに応えた新製品を開発設計しました。この成果は今後新設される上下水施設における省エネ化に貢献するだけでなく、老朽化した既設の更新事業や処理能力向上などにも寄与できるものとなります。
官公需向けにおいては、気候変動対策向けポンプとして浸水してもポンプの運転が可能な「耐水モータ一体型ポンプ」について、従来型に対して維持管理の簡素化(モータの冷却方式を水冷から空冷に変更)を図った改良型を開発致しました。新たに開発した構造については特許も取得済みです。
エネルギー分野では、全般的に火力発電所への投資は減少しているものの、国内では高負荷変動対応型ボイラ給水ポンプをバイオマス発電所向けに複数台受注致しました。カーボンニュートラル社会実現という観点から、今後もこの分野におけるボイラ給水ポンプの受注増が期待されます。
ポンプの高性能・高速化への対応かつ、お客様のニーズにあった製品をどこよりも早く開発するために、大学と共同で開発を行った多目的最適化システムを大規模クラスタシステムと組合せ、性能と開発スピード両方を同時に向上させることに成功。さらには、3Dプリンタを有効活用し、試作試験に要する時間を削減することで、開発リードタイムの大幅短縮が実現されました。
ポンプの高速化時に課題となるキャビテーションエロージョンについては、検証用試験ループを活用して物理データを収集し、壊食速度予測の高精度化を図ることで新製品の品質向上を継続的に努めております。また、ロータダイナミクス、構造及び材料関連の要素技術については、大学やコンサルタント等の外部機関を積極的に活用することで、基礎的研究を共同で実施中であります。
上記のような、これまで培ってきた技術をベースとして、今後は、「既存技術のダントツ化」をキーワードに研究開発活動を推進致します。
具体的には、省エネルギーをより加速させるスーパーエコポンプの開発(ダントツ高効率)、減災技術を支える気候変動対策向けポンプの開発を進めて参ります。これらに加え、カーボンニュートラル社会の実現に向けて、水素エネルギーキャリアとして注目されるアンモニアを取り扱うポンプの高機能化に取り組んで行きます。
さらには、中・長期視野でカーボンニュートラル社会に貢献すべく、大量の液化水素を輸送・昇圧可能なポンプを実現するために新技術の開発に努めて参ります。
海水淡水化分野では、2017年に市場投入した高効率型のRO法海水淡水化プラント向け高圧ポンプの受注は引き続き好調です。また、同市場向けに開発を行った、大容量・低揚程に最適化した片吸込渦巻きポンプの受注も順調に推移しております。現在、RO法海水淡水化プラント向け高圧ポンプの大容量化を図り、さらなる市場拡大を目指しております。
近年の海外での人口増加や経済発展に伴い、世界各国で水インフラの拡充が進められています。主に下水道の中継用や下水処理場の汚水送水用、上水道の取水・配水用として用いられる立軸渦巻斜流ポンプについて、高揚程化・高効率化の顧客ニーズに応えた新製品を開発設計しました。この成果は今後新設される上下水施設における省エネ化に貢献するだけでなく、老朽化した既設の更新事業や処理能力向上などにも寄与できるものとなります。
官公需向けにおいては、気候変動対策向けポンプとして浸水してもポンプの運転が可能な「耐水モータ一体型ポンプ」について、従来型に対して維持管理の簡素化(モータの冷却方式を水冷から空冷に変更)を図った改良型を開発致しました。新たに開発した構造については特許も取得済みです。
エネルギー分野では、全般的に火力発電所への投資は減少しているものの、国内では高負荷変動対応型ボイラ給水ポンプをバイオマス発電所向けに複数台受注致しました。カーボンニュートラル社会実現という観点から、今後もこの分野におけるボイラ給水ポンプの受注増が期待されます。
ポンプの高性能・高速化への対応かつ、お客様のニーズにあった製品をどこよりも早く開発するために、大学と共同で開発を行った多目的最適化システムを大規模クラスタシステムと組合せ、性能と開発スピード両方を同時に向上させることに成功。さらには、3Dプリンタを有効活用し、試作試験に要する時間を削減することで、開発リードタイムの大幅短縮が実現されました。
ポンプの高速化時に課題となるキャビテーションエロージョンについては、検証用試験ループを活用して物理データを収集し、壊食速度予測の高精度化を図ることで新製品の品質向上を継続的に努めております。また、ロータダイナミクス、構造及び材料関連の要素技術については、大学やコンサルタント等の外部機関を積極的に活用することで、基礎的研究を共同で実施中であります。
上記のような、これまで培ってきた技術をベースとして、今後は、「既存技術のダントツ化」をキーワードに研究開発活動を推進致します。
具体的には、省エネルギーをより加速させるスーパーエコポンプの開発(ダントツ高効率)、減災技術を支える気候変動対策向けポンプの開発を進めて参ります。これらに加え、カーボンニュートラル社会の実現に向けて、水素エネルギーキャリアとして注目されるアンモニアを取り扱うポンプの高機能化に取り組んで行きます。
さらには、中・長期視野でカーボンニュートラル社会に貢献すべく、大量の液化水素を輸送・昇圧可能なポンプを実現するために新技術の開発に努めて参ります。
このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01636] S100LTA0)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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