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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100L0WS (EDINETへの外部リンク)

有価証券報告書抜粋 中野冷機株式会社 研究開発活動 (2020年12月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等


当連結会計年度は研究開発費として412百万円を投入し、主に下記のような研究開発を行いました。

日本
(1) 主力ショーケースのモデルチェンジ
スーパーマーケット向けの主力ショーケースのモデルチェンジの2021年3月切替えに向けて準備を進めました。
目標は、コストダウン10%、省エネ10%、省力化機能の充実、冷却性能の向上です。
設計面、製造方法、機能面など製造面、営業面など各分野の意見を調整して方針をまとめ上げ、3月切替えに向けて準備が完了しました。

(2) コンビニ向けの新型ケースの開発
2021年3月採用に向けて、ショーケース機種全体のモデルチェンジの準備を進めました。
店舗における維持管理時間の削減、サービス出動の低減のための異常予知、冷却性能の向上が目的です。
具体的には異常予知機能追加、省力化の発展(スライド棚角度3段階可変)、清掃レス(吸込みに清掃ブラシ装着)などを盛り込んでいます。
内蔵ケースについても、温暖化係数が低い低GWP冷媒への転換を図り、3月採用の準備を実施しました。

(3) 店補システムの最新化
・店補監視システムの最新化を実施。
店補監視システム(新センサムセイバー)の最新化を図りました。異常予知機能(着霜やガス漏れ)、クラウド連結、タッチパネルによる操作性向上などを盛り込んで機能アップしました。
・クラウド利用を立ち上げる。
サービスセンターで各チェーン店の異常などを一括監視可能にすることで、メンテナンス出動や商品損害を低減します。
一部ユーザーに導入し店補の温度監視などHACCP管理に利用されております。

(4) 将来的な省人化や自動店補への取り組み
・無人販売ショーケース(将来の小売りシステム変化への対応とAIロボティクス技術の蓄積)
2019年1月、産学連携でスタートし6月に試作機完成し動画で社内プレゼンを実施。
2020年7月、産総研に「新たな小売りシステムWG」として参画して、国内最新技術と意見交換できるようにしました。
2020年9月には、主要顧客に現物をプレゼンして課題抽出を行いました。
・ショーケース自動開閉システム
店補において、客の混雑状況に応じてオープンショーケースの開口部を自動開閉することで無駄な電力を削減するシステムを試作し9月に顧客プレゼンしました。2021年に実際店補へ導入できるように計画します。

(5)新冷媒と冷凍機システム
温暖化係数の少ない低GWP冷媒や自然冷媒への転換を進めています。
・スーパーマーケット向け低GWP冷媒推進については、製品への検証試験を実施しながら2020年度で約50%が低GWP冷媒に移行しました。
・自然冷媒への対応では、スーパーマーケット向けのCO2システムに政府補助金を利用して顧客店補へ導入し、また物流センター向け自然冷媒への対応は、CO2システム対応の大型冷凍機メーカーと導入に向けて技術協議を開始しました。

中国
(1) ショーケースの新製品開発
主な新製品として、以下の5機種のショーケースを開発しました。
・新型リーチインケース
冷却器を背面上部に設置する構造として、従来の構造である床冷却器によるデッキ高さ上昇、天井冷却器による天井スペース圧迫などを解消し陳列商品量の拡大を図りました。
・低前高スライドデッキケース
デッキ奥行きの巾を前後に可変することで、特売時に商品陳列量の変化に対応できるようにしました。(PAT申請中)
・高級レストラン用精肉内蔵リーチインケース
高級レストラン向けに、蒸発温度を高くし低風速で運転して牛肉の乾燥を防ぐリーチインケースを開発しました。
・ホット平ケース
陳列面の加温と温風を庫内循環し50℃で天ぷら、温総菜などを保温できるホットイメージを強調したケースにしました。
・コンビニ店補向けのホットorコールド
高さ1500Hの内蔵ケースで、コンビニのゴンドラエンド設置タイプの冷温切替え式のケースを開発しました。

(2) 冷凍倉庫向けの大型冷凍機ユニットの開発
・大型スクリュー500HP冷凍機ユニット
大型冷凍倉庫向けに、スクリュー圧縮機125HP×4台マルチを製作。1500m2倉庫の農産品を-15℃に冷却します。
500HPサイズは合弁ではこれまでの最大馬力となり、またスクリュー圧縮機の採用も初めてとなります。
制御プログラムは専用ソフトを作成して対応。
・大型スクロール12台マルチ(216HP)ユニットの開発
大型冷凍倉庫向けに、スクロール18HP×12台マルチを製作。950m2×2室と1230m2の低温倉庫を-22℃に冷却します。
容量制御と12段階のマルチ制御を組み合わせた制御を行います。制御プログラムは専用ソフトを作成して対応。

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このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01671] S100L0WS)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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