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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100LOFD (EDINETへの外部リンク)

有価証券報告書抜粋 オカダアイヨン株式会社 研究開発活動 (2021年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

当社グループの研究開発活動は、油圧ショベルの先端に取付け、土木建設、林業、解体、スクラップ処理、産業廃棄物処理、砕石等の作業に使用する各種建設機械アタッチメント並びに資源リサイクル分野における各種破砕処理機(特に木材破砕機)を2つの柱として、これらの分野における専門メーカーとしての豊富な経験と技術の蓄積をもとに優れた商品を開発することを基本方針としております。
国内、海外の各営業拠点からの顧客ニーズ、市場動向の情報等をもとに、新商品具体化の研究開発を推進すると共に成熟期にある商品群については、その高品位化、高品質化、高付加価値化を目指し、競争力のある商品開発をテーマに取り組んでおります。
当社グループの研究開発活動は、国内セグメント、海外セグメント、南星セグメントに区別せず実施しております。
なお、研究開発は大阪本社と㈱アイヨンテック朝霞工場、㈱南星機械熊本本社の3拠点で行っており、当連結会計年度の研究開発費は185,070千円であります。

(1) TOPシリーズ油圧ブレーカ
当社グループの油圧ブレーカは市場ニーズに応え、世界戦略モデルTOP-Jシリーズのラインナップ化を行っ
ております。2021年度中には小型モデルのTOP-11Jから大型ブレーカTOP-1000Jの全16機種
が完成し、まずは国内市場より投入してまいります。
2020年度より進めておりました協力会社のベトナム工場の建屋が完成し、一部を除いた設備の導入も完了し、本来は今年度初めより生産を開始する予定で進めておりましたが、コロナの影響で一部設備の導入の遅れがあり、生産開始が遅れています。今年度中には初回ロッドを生産し、出荷を目指し現在調整中でございます。
今後も国内市場におきましては、若干の増加傾向、海外の油圧ブレーカの需要は拡大傾向にあり、世界規模で油
圧ブレーカの環境は、まだまだ伸びしろがあると考えております。
当社グループといたしましては『MADE IN JAPAN』の油圧ブレーカTOP-Jシリーズの全ラインアップを全世界に投入してまいります。

(2) サイレントTS-Wクラッシャー・TS-Wカッター・TSRCクラッシャー
多くのさまざまな解体現場で好評を得ております大割機TS-Wクラッシャーについては、開閉スピードがアップし、耐久力を向上させた新型機へのモデルチェンジと、顧客ニーズを反映し、より細分化したシリーズ展開を行い超小型機種TS-WB250から超大型機種TS-WB2400Vまでの14機種へとシリーズ拡張を行いました。これにより作業効率の向上と顧客ニーズへのきめ細かい対応が実現できました。現在さらに開口幅のアップと各部品の強化を施し、またメンテナンス性能にも優れた構造を持つWDシリーズの開発にも着手しており、今年度は先行発売したWD1200Vに引き続きWD950VL・WD1700Vの2機種を市場投入致しました。
鉄骨カッターのTS-Wカッターも好評を得ております。一作年度より切断能力とメンテナンス性能を向上させたWBシリーズへのモデルチェンジを積極的に行い、今年度はコロナ禍の中でも順調に販売台数を伸ばすことができました。また、近年の解体現場で使用される油圧ショベルの大型化に伴い国内外最大級の鉄骨カッターTS-WB1300CVを開発いたしました、来年度初めには本格的な販売展開が出来るものと考えております。
クロスカッター刃を採用し幅広いシーンで活躍できるクロスカッターシリーズも、より小型なTS-W600XCVをラインナップに加え解体作業の効率化に寄与いたしております。来年度もクロスカッターシリーズの更なる拡張を計画しております。
近年増加傾向にあります、従来機では解体が困難な鉄筋・鉄骨とコンクリートが混在しているSRC構造の建物解体に適したTSRCクラッシャーも好評を頂いております。今後もシリーズ化拡大の要望に応え更なる拡張を計画しております。

(3) アタッチメント旋回方式 ARTS(アーツ)&電磁切換え式
当社旋回型アタッチメントの多機種に採用し多くのユーザーに高評価を得ております。
ASGシリーズ(旋回式摑み機)電磁弁切り替えでの旋回、開閉の複合操作を可能にしたグラップルRDFシリーズ化の開発を行い、更に操作性に優れた㈱南星機械が開発した電磁比例制御切換えと併用ができるようにしてお
ります。


(4) サイレントコワリクン
再生コンクリートプラントや解体現場等の小割作業において国内トップシェアを誇るサイレントコワリクンシリーズに関しては、ユーザーの要望と意見を設計に取り入れマグネット付コワリクンの高評価を頂いておりますが、高電圧式のマグネットを搭載している、OSC-GMシリーズのOSC-160GMAをBタイプにモデルチェンジしており、更なるシェアアップを目指します。

(5) アイヨンカプラー
油圧ショベルの大型化に伴い、アタッチメント交換は重い取付けピンを抜き差しするため危険を伴う作業で多くの時間が必要となりました。当社では短時間で安全にアタッチメントの交換が行える、20t~200tショベル用のアイヨンカプラーSE200~SE2000の、シリーズ5機種を市場導入し高い評価を頂いております。また、アイヨンカプラーには本体を可動させるための全機種共通のスイッチボックスが付属しておりますが、海外の厳しい安全基準に対応したスイッチボックスを開発したことで、海外ユーザーへの販売も容易になりました。今後さらに現場環境の改善、安全性の向上と省力化を目指す商品の開発を進めてまいります。

(6) 海外向けアタッチメント
海外では解体アタッチメントとして、ソーティンググラップルの拡販が望める為、開発に取り組んでいた12tクラスを量産化し、更に20tクラスのソーティンググラップルの開発を行いました。現在は6tクラスの開発も進めております。また海外市場で要望が多い圧砕機(コワリクン)の破砕歯溶接不要のボルト交換式の開発を行いました。

(7) O-ATTA(アタッチメント稼働状況管理システム)
油圧ショベル側システムに依存することなく、アタッチメントの「状態(移動・停止)」「位置」「記録(稼働時間)」を把握し、アタッチメントの効率的な管理と適切なメンテナンス実施を目的としてオリジナルデバイスと管理ソフトを開発し、実用化に向けて実証テストを行っております。

(8) 林業用グラップル
A45系(12t~15tショベル用)、A25系(7t~10tショベル用)及びA20系(4t~5tショベル用)の林業用グラップルを、旋回速度アップを図り、スウェーデン鋼を一部使用し耐久性をアップしたものを順次シリーズ化してきましたが、20tクラス用の従来機A70系もA80系として能力アップと耐久性アップを図ってモデルチェンジしております。又、A25系のグラップルもA28系として爪最大開き幅を広くし、爪開閉部を強化するモデルチェンジを行いました。

(9) 地引ウィンチ
15tショベル用の最大値引力が4.6tのNSW-46を開発しましたが、最大直引力3tの従来機PWF-25の直引力アップの要望に応えて、7tショベルにも架装できるNSWシリーズとして最大直引力3.5tのNSW-30を開発しました。さらにシリーズ化として、ミニショベルに架装する最大直引力1.5tのNSW―10も開発いたしました。

(10) バンブーシャー(竹伐りフェラーバンチャ)
近年、全国的に荒廃竹林が増えてきており、竹林の整備が緊急の課題となっている中、竹専用のアタッチメントとして、ミニショベル用の竹伐りフェラーバンチャのプロトタイプを名称をバンブーシャーに変え、改良タイプを開発しました。(フェラーバンチャとは立木を伐木する装置)

(11)その他
・バーチカルグリッドローラ
地引ウィンチ用のガイドローラとして、バーチカルグリッドローラを開発しました。
・ロングリーチグラップル
15tショベルに搭載する、アームが伸縮し先端にグラップルを搭載して、半径12mの範囲の木材を掴んで
集材できるアタッチメントを開発しました。
・ハイブリッドバケット
農林水産省も推奨する林業機械の開発として、伐倒・根堀り・集積・地均しなど何役もの作業が可能なアタッ
チメントの早期販売に向け開発を行っております。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01696] S100LOFD)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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