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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100LIPB (EDINETへの外部リンク)

有価証券報告書抜粋 山洋電気株式会社 研究開発活動 (2021年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

当社グループの当連結会計年度の研究開発活動は,営業部門と設計開発部門が一体となり,お客さまが新たに価値創造ができる製品の開発をおこなうことを基本方針としています。
研究開発活動は,「地球環境を守るための技術」,「人の健康と安全を守るための技術」,「新しいエネルギーの活用と省エネルギーのための技術」への貢献をめざし,3つの事業部において積極的に推進しています。
研究開発の体制は,当社テクノロジーセンターを主要な拠点とし,市場ニーズの先取りやお客さまの要求に即応できるよう,設計開発部門をグループ制とするなど,課題ごとのチーム編成が容易となる体制としています。
無形資産に計上された開発費を含む当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は,2,984百万円です。
なお,研究開発費のセグメントはすべて日本で計上されています。

また,事業部門別の研究開発活動は,次のとおりです。

(クーリングシステム事業)
クーリングシステム製品「San Ace」においては,次のような開発に取り組みました。
冷却ファンの主要な市場である情報通信機器や電源機器においては,システムの高速化や大容量化,高性能化と機器の高密度実装化により,発熱密度が増加しており,さらなる高風量・高静圧・高信頼性のファンが求められています。これらの要望に応えるため,実装密度の高い装置冷却に適した高静圧ファン「San Ace 40」9HVAタイプ,「San Ace 80」9HVBタイプ,高静圧二重反転ファン「San Ace 40」9CRJタイプを開発しました。
また,空調システム,大型インバータ,屋外に設置される通信装置などにおいては,機器の高性能化・高機能化にともない,より高い冷却性能や防水性能を有する,AC入力の高効率な遠心ファンが求められています。このような市場の要求に応えるため,ACDCコンバータを搭載した高い冷却性能をもつACDC遠心ファン「San Ace 190AD」,「San Ace 250AD」を開発しました。
このように,市場においてさまざまな技術革新が進むなか,冷却ファンのさらなる高性能化と耐環境性能を実現するため,世界トップの性能と安心してご使用いただける高信頼の製品を目指し,新製品開発に取り組みました。
当事業部門における研究開発費は374百万円です。



(パワーシステム事業)
パワーシステム製品「SANUPS」においては,次のような開発に取り組みました。
無停電電源装置(UPS)では,ハイブリッド給電方式UPS「SANUPS E11B」に3kVAのラインアップを追加し,シリーズの拡充を図りました。
また,リチウムイオン電池を搭載したUPSのシリーズを拡充しました。「SANUPS E11B-Li」は,給電方式にハイブリッド方式を採用し,省エネルギーを実現しながら,高品質な電力を安定的に供給します。「SANUPS A11M-Li」は,1kVAのUPSユニットを組み合わせることで,出力容量を最大8kVAまで拡張できます。また,1台を予備ユニットとして使用することで並列冗長を構成でき,信頼性の高い電力を安定的に供給します。そのため,本製品は,高い信頼性が必要なシステムの構築に貢献します。「SANUPS E11A-Li」は,エッジコンピューティングのサーババックアップ用に開発しました。これらのリチウムイオン電池を搭載したUPSは,10年間メンテナンスフリーを実現したことで,メンテナンスの手間と費用の削減に貢献します。
さらに,「SANUPS A22A」の長時間バックアップ用に,増設バッテリモジュールを開発しました。インバータモジュールと同じ寸法にすることで,モジュールを実装するキャビネットへの実装場所の制限を無くしました。お客さまのシステムに必要な出力容量と保持時間で柔軟なシステム構築に貢献します。
回転型電源の分野では,「SANUPS M53A」トラックタイプの移動電源車の開発をしました。道路運送車両法の保安基準の改正にともない,燃料タンクの変更をおこないました。
当事業部門における研究開発費は694百万円です。




(サーボシステム事業)
サーボシステム製品「SANMOTION」においては,次のような開発に取り組みました。
モーションコントローラ「SANMOTION C S100」に,無線機能を付加できる「ワイヤレスアダプタ 3A」を開発しました。「SANMOTION C S100」本体のUSBコネクタに装着し,最小限のパラメータを設定するだけで,工場内の無線LANやスマートフォンなどと簡単に無線通信がおこなえます。多くの国の電波法規制に適合しているため,様々な国の生産現場で使用できます。近年,生産性向上や設備の予兆保全などを目的に,生産現場のIoT化が進んでいます。本製品を活用することで,無線通信を介し,機械装置やサーボ制御機器から様々なデータを簡単に収集できるため,生産現場のIoT化に貢献できます。
ACサーボアンプ製品においては,「SANMOTION R」AC400V入力多軸サーボアンプに,出力20kW~37kWのサーボアンプをラインアップに追加しました。本製品は,部品レイアウトの高密度化,放熱設計の最適化などにより,従来品に対して容積比61%,質量比60%の小型・軽量化を実現しました。さらに,「SANMOTION R 3E Model」サーボアンプをベースとしたEtherCATインターフェースタイプの制御ユニットも開発し,機械装置の性能と加工品質の向上に寄与できます。すでに製品化されている15kWシステムと合わせ,モータ定格出力550W~37kWの幅広いAC400V多軸サーボアンプとして,使いやすくなりました。そのため,産業のグローバル化が進む中で,AC400V入力サーボシステム製品の選択肢が一層広がりました。
当事業部門における研究開発費は1,916百万円です。


事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01806] S100LIPB)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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