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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100LN5L (EDINETへの外部リンク)

有価証券報告書抜粋 アズビル株式会社 研究開発活動 (2021年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

「人を中心としたオートメーション」の理念に基づく次世代商品を迅速に顧客へ提供するためにマーケティング部門と研究開発部門の連携を強め、新商品開発と技術開発に取り組んでおります。
建物・産業を取り巻く様々な環境変化に対応し中長期にわたり技術的強みを持つ次世代商品の開発を実現するため5つの戦略技術領域を定めており、具体的には以下のとおりです。

・人と機械の協調を実現する技術
人が持つ知能・技能・感覚等を機械に取り入れ、人と機械の協調を実現する技術
・あらゆる対象を自在に計測制御する技術
今まで計測が困難で制御できなかった対象を、自在に計測・制御する技術
・プロセスを「わかる化」する情報技術
複雑なプロセスの状態・課題を「見える化」から「わかる化」に進化させ、新しい価値と安心を提供する情報処理技術
・人と環境を調和するエネルギー制御技術
人の快適性と環境変化を学習し、最適なエネルギー供給を行うことで、環境負荷を低減する制御技術
・安全で快適な空間をつくる計測制御技術
人が過ごす空間を最適に計測制御し、健康で快適に過ごせる環境を提供する技術

特に2021年度は、各事業領域において以下の開発を推進してまいります。
・ビルディングオートメーション事業領域
セル型空調システム、海外向けシステム製品機能強化、赤外線アレイシステム機能強化、セキュリティシステム機能強化、クラウド機能強化
・アドバンスオートメーション事業領域
近接センサリニューアル、マスフローコントローラリニューアル、温度調節計リニューアル、熱画像センサ、真空計リニューアル、次世代電磁流量計、新発信器、バルブリニューアル、プロセス及びファクトリーオートメーション向け各種IoT商品
・ライフオートメーション事業領域
高機能ガスメータ、LPガス・都市ガス・水道総合クラウドシステム、住宅向け全館空調システムの機能強化

未来を見据えた開発としては以下を推進してまいります。
・社会のスマート化を支えるデジタル最新技術(IoT・AI・ビッグデータ・5G等)の活用とそれらを搭載した商品、次世代IoT・AI空調技術、クラウドプラットフォーム、サイバーセキュリティ
・高度な力覚技術により、従来人の手に頼っていた“精密な繰り返し作業”や“微妙な力制御を必要とする作業”等を実現する次世代スマートロボット
・次世代MEMS※技術の研究開発の推進
※MEMS(Micro Electro Mechanical Systems):センサ、アクチュエータ、電子回路を一つの基盤の上に微細加工技術によって集積した機器。

研究開発体制としては、米国のシリコンバレーに設置した研究開発拠点及び欧州グループ会社による、日本、米国、欧州の3極体制で技術・商品開発を行っております。米国の研究開発会社においては次世代計測技術を実現する技術開発の推進及びIoT等の最新の技術動向調査や国際標準活動を行っております。欧州ではアズビルテルスター有限会社との協創により製薬関連施設や医療機関等に提供する商品力強化を図っております。
生産技術としては、商品の機能・コスト・品質・信頼性・安全性の強化を図ることによって事業の競争力を高めてまいります。
・グローバル生産体制を支える自在生産ラインのIoT化及びDX(デジタルトランスフォーメーション)の推進
・次世代MEMS技術の応用製品を実現するパッケージング技術及び生産技術の研究開発の推進
また、技術標準化においては、国際標準への対応、開発・設計の標準化、計測標準の3つに取り組み、商品の機能・コスト・品質・信頼性・安全性の強化を図ることによって事業の競争力を高めてまいります。

当連結会計年度の研究開発費の総額は11,181百万円(売上高比4.5%)となりました。


各セグメント別の研究開発費及び主な成果は、次のとおりであります。
セグメントの名称研究開発費
(百万円)
主な成果
ビルディングオートメーション事業4,321・平常時の一般病室を、必要時には室内の気圧を低くした陰圧に制御することによって感染症対応病室に切り替えることができる「パンデミック対応空調システム」
・顔認証システムに高解像度赤外線サーモグラフィカメラを搭載し、非接触で0.5秒以内、±0.3℃の精度で検温する「AI温度検知ソリューション」
・ニューノーマル時代の働き方にあわせてよりパーソナルな執務環境や可変性の高いレイアウトに適応し、快適で使い勝手の良いオフィス空間を実現する新空調システム「セントラル空調向け セル型空調システム ネクスフォートDD」
アドバンスオートメーション事業5,810・工場の製造・検査・設備点検等、作業結果の手書きの記録作業を簡単にデジタル化するクラウドサービス
・多数の品種やロットと呼ばれる製造単位への対応を必要とするバッチプロセスを有するプラントにおけるオンライン異常予兆検知システム「BiG EYES™ R200」
・パソコン上での直感的な画面操作のみで、スマートフォンやタブレット端末向けのWEBアプリが構築できる「現場でつくる作業記録サービス」
・各種制御デバイスの情報連携をプログラムレスで実現する通信ゲートウェイを機能強化 (計装ネットワークモジュール スマート・デバイス・ゲートウェイ形 NX-SVGの機能強化バージョン)
・プラントで稼働するバルブの健康診断をクラウドで提供し、生産設備の安定化・保安力強化に貢献する「Dx Valve Cloud Service」
・重要プロセス変数(温度、圧力、流量、レベル等)変動監視ソフトウエア「ACTMoS™」グローバル版(英語版及び中国語版)
・製造機械メーカを対象としたスターターパック(導入支援)付きオンライン異常予兆検知システム「BiG EYES EM」
ライフオートメーション事業1,049・LPガス市場向けに膜式スマートメータ「K-SMα™」のラインナップとして、従来の業務用マイコンメータに新たな機能を追加するとともに、メータ本体へ通信端末を搭載
・エネルギーデータを軸として、様々な領域でのDXを加速させ、生活品質の向上や企業の環境経営に新たな価値提供する事業コンセプト「DX-EGA」策定
その他--
合計11,181

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01879] S100LN5L)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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