有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100LMX8 (EDINETへの外部リンク)
FDK株式会社 研究開発活動 (2021年3月期)
当社グループは、エネルギーの安全かつ効率的な利用を目指し、エネルギー・環境分野における各種電池(ニッケル水素、リチウム、アルカリ、次世代電池)、パワーマネジメントソリューションおよび蓄電システムに関する研究開発を行なっております。
研究開発につきましては、基盤技術・新事業本部の基盤技術統括部、パワーソリューション事業推進室が当社の研究開発活動を統括し、将来の市場環境と技術動向を見据えた新製品・新技術の開発を推し進めております。
産学および富士通グループの研究機関等との連携により先端技術の導入を効率的に推し進め、技術開発スピードの加速化を図っております。
当社グループの研究開発部門の開発スタッフは62名であり、当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は710百万円であります。その内訳は、電池事業で660百万円、電子事業で49百万円であります。
当連結会計年度における研究開発の主要目的および研究開発成果は次のとおりであります。
(1) 次世代技術開発:次世代電池
当連結会計年度におきましては、ニッケル水素電池では、家電市場向けの新規活物質開発、車載アクセサリ市場や電源バックアップ市場向けに開発した長寿命電池の量産化に取り組みました。リチウム電池では国内外で需要が高まっているスマートメータ市場向けに開発した高容量タイプの円筒形一次電池の量産を開始するとともに、生産コストの低減を図りました。アルカリ乾電池においては、放電特性・耐漏液性の改善、および品質・信頼性の更なる改善に取り組みました。
さらに、次世代電池として以下の開発を進めています。
高電圧高容量を示すSMD対応小型全固体電池(SoLiCell®)の適用市場の拡充を図るため、さらなる容量・性能向上、高温耐久性能の向上など、要素技術開発に取り組んでいます。
次世代電池として、当社のニッケル水素電池とアルカリ乾電池の保有技術を応用し、正極に水酸化ニッケル、負極に亜鉛を用いたニッケル亜鉛電池、正極に空気、負極に水素吸蔵合金を用いた水素/空気二次電池の開発を進めました。ニッケル亜鉛電池は量産化に向けて準備中であり、水素/空気二次電池は定置型電源用としてフィールド試験開始を予定しています 。
(2) 次世代技術開発:パワーソリューション
パワーソリューション事業推進室では、当社が有する電気エネルギーの供給・貯蔵・制御技術を応用した、全種類の蓄電デバイスを対象としたパワーマネージメント応用事業・製品の研究・開発を行なっています。
当連結会計年度においては、その研究のため、当社が保有するセルバランス特許を利用したバッテリマネージメントシステムを搭載した電池モジュールの試作・開発やバッテリモジュールのスマート化への要素技術探索を行なってきました。
今後も、ビジネスパートナーとの共創・アライアンスも視野に、パワーソリューション事業への可能性を追求してまいります。
このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01896] S100LMX8)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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