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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100LPCZ (EDINETへの外部リンク)

有価証券報告書抜粋 CKD株式会社 研究開発活動 (2021年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等


当社グループは、創造的な知恵と技術で多種多様な流体制御と自動化の技術を活かし、豊かな社会づくりに貢献できる商品の開発をしております。また、市場のタイミングを逃がさないスピードでお客様に満足いただける商品とサービスが提供できるように、開発・生産・販売の各部門が組織的な活動を進めております。
商品開発の基本指針としましては、「グローバル化を推進するための海外商品開発の活動」「環境対応ビジネスを促進するエコ商品の開発活動」「5年10年後を見据えた先端技術開発活動」に取組んでまいりました。
当連結会計年度における各事業部門の研究開発項目は次のとおりであります。なお、当連結会計年度の研究開発費は、3,578百万円であり、各セグメントに配分できない基礎的研究費用389百万円が含まれております。

(1) 自動機械部門

薬品包装部門では中国市場向けに新機種開発を進めております。2020年度は“安定品質”と“デザイン”にこだわったFBP-300Wを発売いたしました。2021年度はさらに高速機の開発も進めてまいります。
これまで薬品包装機FBPシリーズを多数お使いいただいているお客様の生産性向上に寄与できるサービス商品として、生産支援ツール「Rinops」や画像検査の保守設定を遠隔でサポートする「Inter Plant Link」のご提供を進めてまいりました。これらのツールを使用し、グループ会社のCKDフィールドエンジニアリング (株) を活用することにより、お客様に満足いただけるサポートビジネスを展開してまいります。今後もICTを活用した生産支援、サポートビジネスツールの開発に注力してまいります。
新型コロナウイルス感染拡大の中、装置のお客様立ち合いにはオンラインツールを活用したリモートFATを実現いたしました。ニューノーマルに対応するツール開発にも取組んでおります。
検査機部門では薬品検査の画像処理技術を応用した新商品を開発いたしました。目視でしか行えない検査の自動化を実現する透明体検査装置「IS-UVCL01」を発売いたしました。一般の画像検査では判別できない透明体の不良判別が可能となり検査工程の自動化に寄与いたします。
電池部門では、国内外市場のPHV、EV向けリチウムイオン電池用高速巻回機の開発で培った技術を基に、電池の更なる生産性向上と電池性能・品質の向上に寄与する技術開発に取組み、環境と社会に貢献いたします。
はんだ印刷検査機部門では、勢いのある中国市場や成長市場である車載関係に向け、VPシリーズをよりグローバルに拡販できるよう“デザイン”と“操作性”にこだわった「VP9000シリーズ」を市場投入いたしました。引き続きシェア拡大のために更なる高性能機種の開発と商品バリエーション拡充のための開発に注力してまいります。
医療食品部門では、発売中のVパックの要素技術を活用した包材ビジネスへの展開を進めるとともに、当社の強みである加熱、深絞り成形、シールに関するコア技術をさらに蓄積し新たな包装形態、市場にチャレンジいたします。
研究開発費の金額は、705百万円であります。

(2) 機器部門

将来を見据え「電動事業の強化・拡大」と「成長業種攻略に向けた商品開発」を重点に取組んでおります。特に当社の強みを活かした電動機器と空気圧機器を融合した商品など、お客様にとってベストな提案ができる商品を目指しております。また、サスティナブルな企業として、温室効果ガス抑制、産業廃棄物の削減など環境へ配慮した環境負荷低減商品の開発に継続的に取組んでまいります。
電動事業では、昨年投入した新電動シリーズに機能の最適化とコストパフォーマンスを追求したモデルとして電動アクチュエータEBS-G、EBR-G及びコントローラECGを開発、発売いたしました。ECGシリーズは、従来品と比べ更なる小形化と隣接設置で制御盤の省スペース化に貢献いたします。
成長業種攻略商品では、バイオ医薬品や再生医療用の細胞培養装置への搭載を目的にエアオペレイト式ピンチバルブHYAシリーズを国内他社に先駆けて商品化いたしました。

また、協働ロボットの普及を見据え、世界シェアNo.1のユニバーサルロボット社の認証グリッパに加え、テックマンロボット社 (オムロン) の認証品、FANUC社の認証品全9シリーズの協働ロボット用グリッパ (空気圧式) の展開を進めました。協働ロボット用グリッパRLSH/RHLF/RCKLシリーズは、作業者の「安心・安全」を守る360度視認可能なインジケータ、工具を使用せずに取り外しできる実装・設定・保守までの一貫した容易さのデザインなどが評価され、「2020年度グッドデザイン賞」 (主催:公益財団法人日本デザイン振興会) を受賞いたしました。当社製品は、製品カテゴリーで3年連続の受賞となります。
環境対応商品といたしましては、高耐久機器HPシリーズに新たに7シリーズを追加発売、5シリーズにバリエーションの追加を行い商品ラインナップの充実を図りました。HPシリーズについては、機械の長寿命化を実現し、廃棄物を削減させることでSDGsに大きく貢献するものであり、今まで進めてきた環境に対する取組みや姿勢を認めていただき、「愛知環境賞」最高の金賞を受賞いたしました。また、HPシリーズのコンセプトである、「壊れない・壊れる前に知らせる・壊れてもすぐ交換できる」を評価いただき、モノづくりに寄与する卓越した部品・部材として、「2020年“超”モノづくり部品大賞」 (主催:モノづくり日本会議/日刊工業新聞社) において「機械・ロボット部品賞」を受賞いたしました。今回で17回目となる本賞において、当社は3年連続の受賞となりました。引き続き2021年度もシリーズの拡充を進めてまいります。
製造業における生産性向上のニーズが高まる中、急激に加速するIoTやAIなどのデジタルテクノロジーの一手として、画像処理ビジュアルプログラミングツールFacileaを発売いたしました。Facileaは当社が20年以上培ってきた画像処理技術を応用し、ビジュアルプログラミングを採用することで、専門的なプログラミングスキルがなくてもドラッグ&ドロップと簡単な設定入力の3ステップで画像検査システムを構築することができます。製品検査 (寸法計測や位置検査、色識別) 、実績収集 (バーコードやQRコードの読み取り) 、安全確認 (人の立ち入りチェックなど) 、教育や研究 (画像処理用教材・AI活用のためのデータ処理) 等々、生産現場にとどまらずあらゆるシーンに貢献いたします。
研究開発費の金額は、2,483百万円であります。

(注) 上記金額には、消費税等は含まれておりません。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01909] S100LPCZ)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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