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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100LQAG (EDINETへの外部リンク)

有価証券報告書抜粋 大成温調株式会社 研究開発活動 (2021年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

当社業務統括本部、技術開発統括部、技術開発部を核とした研究開発部門は、環境負荷の少ない快適な環境づくりを追求し、設備工事事業を通じて、省エネルギーシステム開発を中心に取り組んでまいりました。また、空調設備システムの性能評価法・改善方法ならびにエネルギー消費量の計測技術についての研究を行っております。さらに当連結会計年度は、新型コロナウィルス対策用シミュレーションによる性能評価法の開発を行いました。これらの成果は設備の省エネルギー診断、節電・省エネルギー改修提案またはリニューアル設計技術に応用することに寄与しております。
当連結会計年度における研究開発費は29百万円であります。また、当連結会計年度の主な研究開発活動は以下のとおりです。

(1)熱流体シミュレーションの活用による最適設計手法
大空間または特殊空調などの設計施工時において、室内の温度や気流などをシミュレートすることにより、その設備性能や室内温熱環境を予測・評価するエンジニアリング支援ツールとして活用しております。事前に様々な設計案に対するシミュレーション結果を比較検討して最適なシステムを選択するとともに、工事竣工後の現地計測値とシミュレーション予測を比較評価して、さらに解析精度を向上し、品質の高い設計・施工を目指しております。

(2)新型コロナウィルス対策用シミュレーションによる性能評価法の開発
現在世界中で流行している新型コロナウィルスの感染防止対策の一つとして換気が広く推奨されています。室内の換気状況や空気質をシミュレーションで見える化することによって、換気設備の効率・性能やウィルスの拡散状況を適切に判断する評価手法の開発に取り組んでおります。

(3)再生可能エネルギーである地中熱利用システムの追求
年間を通じて温度が安定している地中の熱を利用する「地中熱利用システム」は再生可能エネルギーの一つとして広く普及している技術です。二酸化炭素排出量の削減やヒートアイランド現象の抑制など環境負荷の低減に寄与するだけでなく、ヒートポンプ機器を併用することによりエネルギー効率の向上が期待でき、環境に優しくさらに省エネルギー性の高いシステムを追求しております。

(4)設備の省エネルギー診断技術、およびCO2削減ポテンシャル診断の評価法
空調システムの運転状態におけるエネルギー消費量や空気温度などの状態量を計量計測し、そのデータを解析することによって設備システム性能を診断・検証して、リニューアル提案・地球温暖化対策・CO2削減・省エネルギー対策に活用しております。

(5)省エネルギー性が高い融雪装置の追求
降雪量が多い地域における冬場の積雪・凍結対策として、融雪装置は必要不可欠な設備です。汲み上げた地下水を屋根などに敷設した配管から直接流す「散水式」のほか、電熱線や温水循環水を利用した「無散水式」など環境に合わせた様々なシステムを追求しております。

(6)可搬型局所換気装置による介護空間の空気環境改善に関する研究
特別養護老人ホームを中心とする介護施設での、排泄介助時に発生する局所的な臭気対策として、高効率補修型の局所換気装置による空気環境改善に関する研究を進めております。
本研究では、試作型局所換気装置の作成と補修効率などの実験室実験および装置改善点を検討しております。

なお、不動産賃貸事業およびその他の事業において研究開発活動は行っておりません。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00233] S100LQAG)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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