有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100LK29 (EDINETへの外部リンク)
株式会社 トプコン 研究開発活動 (2021年3月期)
当社グループは、世界市場におけるVOC(Voice Of Customer、顧客の声)を捉え、本社、並びに米国・欧州における子会社の各技術部門等で、積極的な研究開発活動を行っております。また、新技術の早期確立のために、内外の外部研究機関との交流を活発に行っております。特に広帯域波長に対応できる光学応用技術、GNSS(Global Navigation Satellite System)技術やOCT(Optical Coherence Tomography)技術を含む計測・センシング技術、画像処理などの画像応用技術等のコアコンピタンス研究開発に注力するとともに、近年注目されているAI技術による新たな機能の開発やIoTの将来的な普及を見据えた、クラウドコンピューティング技術などのITソリューションによる事業領域拡大に向けた研究開発投資を行い、各事業分野における技術アドバンテージの強化を目指しております。
当年度におけるグループ全体の研究開発費は、14,916百万円(前年度比△6.7%の減少)であり、セグメント毎の研究目的、研究成果、及び研究開発費は次のとおりであります。なお下記のほか、全社共通費用として先端研究開発を行っており、その研究開発費は2,170百万円であります。
当年度における研究成果は次のとおりであり、当セグメントに係わる研究開発費は、1,884百万円であります。
・当社従来機に比べ、より素早く高精度な3D点群データ計測を可能とした3Dレーザースキャナー『GLS-2200シリーズ』を発売しました。日本国内では、i-Construction(※)の普及に伴い建設現場の現状把握や設計、検査における3D点群データの活用が進んでおり、対象工種も、従来の土工事に加え、舗装(修繕)工や付帯構造物設置工などへ拡大しています。また、国土交通省より2023年までにBIM/CIM(Building Information Modeling / Construction Information Modeling)の原則適用という方針が示され、今後、更に3Dレーザースキャナーの活躍の場の拡大が期待されます。
・プリズムモードで1.5mm+2ppmと高精度なハイエンドクラスの高性能な光波距離計とともに、Windowsシステムを搭載する『OS-200シリーズ』を発売しました。本シリーズはWindows Embedded Compact7の搭載により、アプリケーションソフトウエアを用途に応じて選択可能となっています。またノンプリズムモードの測距範囲を1,000mとし、基本性能の更なる強化を行っています。
・ICT活用工事の作業を劇的な効率化を実現するデータコレクタ用アプリケーション『監督さん3D』を発売しました。大幅に強化されたグラフィック機能により、3次元設計データを基に作成した3Dマップを背景として表示することで、作業者の位置や求めたいポイントを現場の全体像からリアルタイムでの直感的な把握を可能とします。更には、i-Constructionで活用されるヒートマップによる出来形計測、マシンコントロール(MC)/マシンガイダンス(MG)システムとの連携などの測量から施工に関する機能を数多く搭載し、現場作業効率の大幅な向上に貢献します。
※「i-Construction」は、国土交通省国土技術政策総合研究所の登録商標です。
当年度における研究成果は次のとおりであり、当セグメントに係わる研究開発費は、7,432百万円であります。
・MC分野では、自動制御機能を搭載した多様なマシンコントロールショベルシステムへの開発を継続しています。自動制御機能により操作者の負担を軽減しつつ、生産性の向上を実現しております。
3Dマシンガイダンスショベルシステム『杭ナビショベル』をリリースしました。測量用の位置情報センサーとして普及しているLN-150(杭ナビ)とAndroid端末を油圧ショベル向けのマシンガイダンスシステムにて利用可能とすることで、汎用性の高いシステムを実現致しました。
・AG分野では、農機の操縦をコントロールし予め設定された走行路線を自動操縦させる小型一体型の農業用GNSSレシーバーのAGS-2を発売致しました。AGS-2は自動操舵、計画、作業機を操縦可能な最新のHorizonソフトを搭載しており、耕作、種まき、スプレー、収穫作業の効率化を実現します。今後も農業の効率を高め食糧安保を強化するために革新的な研究開発を続けて参ります。
・GNSS分野では、測量土木のトータルソリューションソフトウェア『MAGNET』シリーズをバージョンアップしサービスの拡充、3Dモデルサポート、レポーティング・マッピング機能強化、ソフトウェア間の連動を実現しました。今後も様々な衛星を活用できるGNSSのコア技術の研究開発を続け、現場での作業効率を向上させて参ります。
当年度における研究成果は次のとおりであり、当セグメントに係わる研究開発費は、3,347百万円であります。
・両眼視下でのオートレフ・ケラト測定と自覚的屈折検査が1台で実現できる、レフラクションシステムChronosをリリースしました。オートレフ、フォロプターと視力表を一体化することで、検査間の移動の手間と機器設置スペースを省き、これまでの視力測定に必要なエリアに比べ小さなスペースで二つの検査を実施することが可能です。また、タブレット操作にも対応しており、ソーシャルディスタンスを確保しながらの視力測定が実現できます。
・スタンドタイプである前機種のMC-4/MC-4Sからデザインを一新し、既存のテーブルをそのまま使用できるスリムな液晶視力表MC-5/MC-5Sをリリースしました。本体奥行きサイズが約21cmのスリムな設計で、最小設置距離40cmでの視力測定が可能となり、眼科や眼鏡店の視力測定エリアの省スペース化に貢献します。また、円偏光技術を用いることで、顔を傾けても偏光状態が維持できるので、プリズム度数測定時も安定した測定を行うことが可能です。
当年度におけるグループ全体の研究開発費は、14,916百万円(前年度比△6.7%の減少)であり、セグメント毎の研究目的、研究成果、及び研究開発費は次のとおりであります。なお下記のほか、全社共通費用として先端研究開発を行っており、その研究開発費は2,170百万円であります。
(1) スマートインフラ事業
スマートインフラ事業は、自社保有技術の高度化・高機能化への研究開発を鋭意継続すると共に、他に類を見ない高付加価値差異化商品を他社に先駆け市場に投入すべく、新たな技術の研究開発と、そのIT応用に関する研究開発を行っております。当年度における研究成果は次のとおりであり、当セグメントに係わる研究開発費は、1,884百万円であります。
・当社従来機に比べ、より素早く高精度な3D点群データ計測を可能とした3Dレーザースキャナー『GLS-2200シリーズ』を発売しました。日本国内では、i-Construction(※)の普及に伴い建設現場の現状把握や設計、検査における3D点群データの活用が進んでおり、対象工種も、従来の土工事に加え、舗装(修繕)工や付帯構造物設置工などへ拡大しています。また、国土交通省より2023年までにBIM/CIM(Building Information Modeling / Construction Information Modeling)の原則適用という方針が示され、今後、更に3Dレーザースキャナーの活躍の場の拡大が期待されます。
・プリズムモードで1.5mm+2ppmと高精度なハイエンドクラスの高性能な光波距離計とともに、Windowsシステムを搭載する『OS-200シリーズ』を発売しました。本シリーズはWindows Embedded Compact7の搭載により、アプリケーションソフトウエアを用途に応じて選択可能となっています。またノンプリズムモードの測距範囲を1,000mとし、基本性能の更なる強化を行っています。
・ICT活用工事の作業を劇的な効率化を実現するデータコレクタ用アプリケーション『監督さん3D』を発売しました。大幅に強化されたグラフィック機能により、3次元設計データを基に作成した3Dマップを背景として表示することで、作業者の位置や求めたいポイントを現場の全体像からリアルタイムでの直感的な把握を可能とします。更には、i-Constructionで活用されるヒートマップによる出来形計測、マシンコントロール(MC)/マシンガイダンス(MG)システムとの連携などの測量から施工に関する機能を数多く搭載し、現場作業効率の大幅な向上に貢献します。
※「i-Construction」は、国土交通省国土技術政策総合研究所の登録商標です。
(2) ポジショニング・カンパニー
ポジショニング・カンパニーは、最先端のGNSSコア技術、マシンコントロール(MC)技術、IMU応用技術、精密農業(AG)技術、土地測量応用技術、ウェブ・クラウドコンピューティング技術を基幹として、各事業分野に幅広い製品とサービスを提供するためにワールドワイドに研究開発活動を展開しております。当年度における研究成果は次のとおりであり、当セグメントに係わる研究開発費は、7,432百万円であります。
・MC分野では、自動制御機能を搭載した多様なマシンコントロールショベルシステムへの開発を継続しています。自動制御機能により操作者の負担を軽減しつつ、生産性の向上を実現しております。
3Dマシンガイダンスショベルシステム『杭ナビショベル』をリリースしました。測量用の位置情報センサーとして普及しているLN-150(杭ナビ)とAndroid端末を油圧ショベル向けのマシンガイダンスシステムにて利用可能とすることで、汎用性の高いシステムを実現致しました。
・AG分野では、農機の操縦をコントロールし予め設定された走行路線を自動操縦させる小型一体型の農業用GNSSレシーバーのAGS-2を発売致しました。AGS-2は自動操舵、計画、作業機を操縦可能な最新のHorizonソフトを搭載しており、耕作、種まき、スプレー、収穫作業の効率化を実現します。今後も農業の効率を高め食糧安保を強化するために革新的な研究開発を続けて参ります。
・GNSS分野では、測量土木のトータルソリューションソフトウェア『MAGNET』シリーズをバージョンアップしサービスの拡充、3Dモデルサポート、レポーティング・マッピング機能強化、ソフトウェア間の連動を実現しました。今後も様々な衛星を活用できるGNSSのコア技術の研究開発を続け、現場での作業効率を向上させて参ります。
(3) アイケア事業
世界では人口増加と共に高齢化が急速に進展し、高齢化に伴う眼疾患の増加、医療コストの高騰、医師不足など様々な問題が発生しています。アイケア事業では、これらの課題を解決すべく、主に「検査」「診断」「治療」領域で、“人の目の健康への貢献”、特にQuality of Vision(見え方の質)の向上を目指し、眼科医向け及び眼鏡店向けの検査・診断用機器、治療機器、そのIT応用に関する研究開発を行っております。当年度における研究成果は次のとおりであり、当セグメントに係わる研究開発費は、3,347百万円であります。
・両眼視下でのオートレフ・ケラト測定と自覚的屈折検査が1台で実現できる、レフラクションシステムChronosをリリースしました。オートレフ、フォロプターと視力表を一体化することで、検査間の移動の手間と機器設置スペースを省き、これまでの視力測定に必要なエリアに比べ小さなスペースで二つの検査を実施することが可能です。また、タブレット操作にも対応しており、ソーシャルディスタンスを確保しながらの視力測定が実現できます。
・スタンドタイプである前機種のMC-4/MC-4Sからデザインを一新し、既存のテーブルをそのまま使用できるスリムな液晶視力表MC-5/MC-5Sをリリースしました。本体奥行きサイズが約21cmのスリムな設計で、最小設置距離40cmでの視力測定が可能となり、眼科や眼鏡店の視力測定エリアの省スペース化に貢献します。また、円偏光技術を用いることで、顔を傾けても偏光状態が維持できるので、プリズム度数測定時も安定した測定を行うことが可能です。
このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02299] S100LK29)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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