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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100LQY9 (EDINETへの外部リンク)

有価証券報告書抜粋 株式会社河合楽器製作所 研究開発活動 (2021年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

当社グループは、より良い楽器作りと音楽文化への貢献を目指すとともに、持続的な企業の成長に向け、楽器教育事業、素材加工事業の各セグメントにおいて研究開発活動を行っております。当社及び連結グループ全体の研究開発要員は83名で、研究開発費は 482百万円であります。

① 楽器教育事業
アコースティックピアノに関しては、100年ブランドの構築に向けて「ピアノでNo.1」を目指し、マザー工場である竜洋工場を中心に生産ラインの改革を続けております。主力商品のShigeruKawaiの「深化」はもちろんのこと、全てのピアノにおいて弾く人の感性に共鳴する本物の楽器を追求する姿勢で研究開発、生産活動を行いました。商品政策においては、国内では昨年迎えた竜洋工場竣工40周年を記念しグランドピアノ「GL-10SE」を開発しました。ShigeruKawaiシリーズにも搭載しているウルトラ・レスポンシブ・アクションⅡを採用し、コンパクトサイズではありながら伸びやかな響きと優れたタッチを実現しました。また鍵盤においては、帯電性が少なく優れた吸水性を持つ人工象牙のファインアイボリー白鍵と人工黒檀のファインエボニー黒鍵を使用することで、心地よい弾き心地を実現しました。海外においては、黒艶色の需要が高まりつつある米国市場においてアップライトピアノ「ST-1」を発売しました。
デジタルピアノに関しては、CAシリーズの普及価格帯モデル「CA59」「CA49」を発売しました。グランドピアノに近いタッチ感を備える木製鍵盤モデルに、有機ELディスプレイを搭載し、操作性を大幅に向上させました。また、ポータブルタイプESシリーズの上位モデル「ES920」「ES520]を発売しました。従来モデル「ES8」で好評を頂いている高音質スピーカーシステムを継承した上で、ケースを樹脂化し本体重量を大幅に軽減、可搬性を飛躍的に向上させました。音の良さをそのままに機能を絞った普及価格帯モデル「ES520」でポータブルタイプ市場におけるシェア拡大を図ります。今後も、スタンダードタイプからポータブルタイプまで、お客様のニーズを捉えた製品を実現する製品開発、技術開発を進めて参ります。
音楽教室に関しては、コロナ禍における幼児のグループレッスン需要に応えるため、1歳児対象「クーちゃんランド」及び2歳児対象「くるくるクラブ」のオンラインレッスン教材を開発しました。また各種コンクール入賞や音高・音大進学を目的として開設している「ハイレベルピアノコース」について、一層のカリキュラム充実と担当講師の指導力向上を図るため、ソルフェージュテキスト、講師用指導書、講師用研修ビデオの制作を行いました。また、中国・北京市の国家的教育事業施設「中国宋慶齢青少年科技文化交流中心」で展開中の幼児グループコース「クーちゃんランド(1歳)」及び「ピコルわーるど(3~4歳)」の教材開発を完了しました。
体育教室、英語教室、絵画造形教室に関しては、各カリキュラムの研究と教材の開発を継続的に行っております。体育教室では、子ども向けの体育教室のみにとどまらず、企業向けフィットネスプログラムや、高齢者向けの健康コース・シニアクラスの開発にも取り組んでおります。
音楽ソフトウェアに関しては、楽譜認識作成ソフトウェア「スコアメーカーZERO」の追加機能として、楽器や歌の練習に役立つ「練習モード」を開発して搭載しました。認識対象や精度を向上させるなど、継続的な改良を続けることで新規ユーザーの獲得と、継続ユーザーの利用満足度向上に取り組んでおります。
デジタルピアノの楽しみを広げるアプリに関しては、内蔵曲の楽譜を閲覧・試聴できる「PiaBookPlayer」のAndroid版をリリースしました。また、デジタルピアノをスマホやタブレットから操作できる「PianoRemote」を全ての新モデルに対応させました。
当事業に係る研究開発費は 464百万円であります。

② 素材加工事業
カワイ精密金属株式会社は、自動車向け異形条の開発及びローコスト製法の研究、合わせ材料(クラッド)における物性、塑性研究といった異種金属接合加工研究など、金属全般の異形加工に関する研究を行っております。株式会社カワイ音響システムは、個人用途では楽器演奏、テレワーク、映像配信などに使用できる防音室を、法人用途では研究機関や企業向けの実験室、検査室、会議室などに使用できる防音室の研究開発を行っております。株式会社カワイハイパーウッドでは、自動車向け本杢塗装部品を柱にアルミ加飾やカーボン加飾など異素材の分野においても研究を行っております。
当事業に係る研究開発費は 18百万円であります。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02363] S100LQY9)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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