有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100LNZ4 (EDINETへの外部リンク)
日本甜菜製糖株式会社 研究開発活動 (2021年3月期)
当社は、基盤事業である砂糖事業の安定・強化と成長事業(食品・飼料・農業資材)の拡大・強化を図るために、総合研究所(北海道帯広市)および農技開発部(北海道芽室町)を設け、甜菜と製糖技術を中心とした基礎研究のほか、各種の応用研究、開発研究に積極的に取り組んでおります。
当連結会計年度における研究開発費の総額は648百万円であります。
セグメントごとの研究開発活動を示すと、次のとおりであります。
(1) 砂糖事業
甜菜関連では、主として耐病性品種の育成や、省力・低コスト化に向けた栽培技術等の研究開発に取り組んでおります。また、継続して基礎的な製糖技術の研究も進めております。当連結会計年度における研究開発費の金額は318百万円であります。
(2) 食品事業
食品関連では、フラクトオリゴ糖などの新規オリゴ糖開発に加え、甜菜副産物であるラフィノース、ベタイン、ビートファイバーなど、当社製品に関して付加価値を高めるべく利活用研究に継続的に取り組んでおります。イースト関連では、主としてパン用新菌株の開発を進めると共に、各種の醸造用途向け乾燥酵母や乳酸菌などの微生物を活用した製パン用副資材の商品化開発を進めております。
当連結会計年度における研究開発費の金額は128百万円であります。
(3) 飼料事業
飼料関連では、オリゴ糖DFAⅢ、製糖副産物、社内原料などを有効利用し、家畜の生産性向上や健康改善に有用な、機能性の高い飼料の開発を主体に取り組んでおります。また、ユーザーに対する技術サポートの観点から、飼養管理技術の体系化と飼料分析を行っております。当連結会計年度における研究開発費の金額は120百万円であります。
(4) 農業資材事業
農業資材関連では、そ菜や花卉、甜菜など各種作物に利用可能な紙筒移植システムの普及を目的に、新型紙筒、土詰播種機や移植機などの農機具、紙筒移植用苗の栽培に不可欠な培土や下敷紙の開発・改良を進めております。また、有機栽培に使用可能な新型紙筒の研究開発にも積極的に取り組んでおります。当連結会計年度における研究開発費の金額は81百万円であります。
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ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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