有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100L048 (EDINETへの外部リンク)
株式会社不二家 研究開発活動 (2020年12月期)
当社グループは、「常により良い商品と最善のサービス(ベストクオリティ・ベストサービス)を通じて、お客様ご家族に、おいしさ、楽しさ、満足を提供する」という経営理念のもと、品質・価格など幅広い消費者のニーズに対応するべく、食品分析、製品開発、品質安定・向上に関する研究等に積極的に取り組んでおります。
また、自社製品の栄養成分表示、賞味期限設定の裏付けとなる製品の経時変化の分析を中心に、食の安全を確立するための食品分析を実施しております。
なお、当連結会計年度末の研究開発従事者は45名、研究開発費は414百万円であります。
セグメント別の主な研究開発内容は、次の通りであります。
(洋菓子事業)
洋菓子事業においては、チェーン店舗の週替わりの施策スケジュールと連動し、産地と品質にこだわって旬の国産フルーツの魅力を最大限活かした製品の開発を進めました。また、チョコ生ケーキ、クレープ、モンブラン等の製造ラインを活用し、収益性が高く且つ均一で高品質な新製品開発を進めております。
広域流通企業向け製品では、広域流通企業と一体となって「レアチーズタルト」、「キャラメルナッツタルト」など当社の技術力を活かした市場競争力の高い製品の開発に取り組みました。また、大手カフェチェーンへカントリーマアムで培った技術を応用した「チョコチャンククッキー」を新たに開発いたしました。
さらに健康ニーズへの取り組みとして、糖質低減製品を開発し、eコマース製品などで展開いたしました。
以上の結果、洋菓子事業の研究開発費は187百万円となりました。
(製菓事業)
製菓事業では、ブランド価値の更なる向上を目指し、チョコレート生地及びルック、カントリーマアムといった主力製品の継続的な品質改善に取り組みました。また、新しい価値創造として、チョコレートではホワイトチョコレートのアソート製品「ルック3 (ホワイトラバーズ)」、ビスケットではソフトな食感の全面チョコレート掛け製品 「カントリーマアムチョコまみれ」、キャンディでは厳選した国産原料を使用し歯への付着性を抑えた「やわらかピュアミルキー」を開発・発売いたしました。
前期に設けた研究室では、チョコレート風味判定の新しい指標作り、パイの香味感の数値化に取り組むとともに、ビスケット類を中心に糖質を50%以上抑えた製品の開発を進めております。また、CO2削減に対応すべく、包装資材のダウンサイジングによる省プラスチック化に取り組み、ミルキー袋の紙包材への切替を行うとともに、生分解性プラスチック等新素材の導入に向けた研究を進めております。
以上の結果、製菓事業の研究開発費は、227百万円となりました。
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ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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