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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100LJJU (EDINETへの外部リンク)

有価証券報告書抜粋 太陽化学株式会社 研究開発活動 (2021年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

当社グループ(当社及び連結子会社)は、「食と健康に貢献する独創技術の開発」をモットーとして、新規素材の開発から製剤の開発、更には生産技術の開発にいたるまで、積極的な研究開発活動を行っております。
現在、研究開発は、各セグメントに所属する研究開発スタッフ及び研究開発支援部門のスタッフにより推進されております。
知的財産権の取得にも注力しており、当連結会計年度中に公開された当社が出願人である公開特許件数は10件であり、海外での特許取得についても積極的に取り組んでおります。
当連結会計年度における全体の研究開発費は1,392百万円であります。
当連結会計年度における各セグメント別の研究の目的、主要課題、研究成果及び研究開発費は次のとおりであります。

(1)ニュートリション事業
緑茶抽出物、機能性アミノ酸(テアニン)、水溶性食物繊維、ミネラル・ビタミン等の乳化製剤についてエビデンスに基づく研究開発を行い、伸張するQOL市場に向けてグローバルな展開を目指し、新規製品開発や応用開発を行っております。
当連結会計年度の主な成果として、コロナ禍における感染予防・健康志向の高まりを受け、水溶性食物繊維(ファイバー)では腸内細菌により分解物生成された短鎖脂肪酸を介して自然免疫を賦活化し、サルモネラ菌の腸内細菌の腸内感染を予防する可能性を慶応大と共に解明しました。
機能性アミノ酸(テアニン)は、機能性表示食品において高齢化社会を背景に「認知機能の一部である言語流暢性(言語情報を適切に素早く思い出す力)をサポート」のヘルスクレームが受理されました。
緑茶抽出物においては、機能性表示食品においてオーラルケアの観点から、茶カテキンで「口腔環境を良好に保つ(歯垢の生成を抑える)」、緑茶フッ素で「歯の再石灰化を促進し、むし歯の原因となる酸に溶けにくい状態にすることで歯を丈夫で健康にする」のヘルスクレームが受理されました。また、摂南大学、京都府立医大と緑茶カテキンの成分であるエピガロカテキンガレート(EGCg)の基礎研究を行い、肝臓への脂肪蓄積、腸内細菌叢、血清胆汁酸などが抑制される効果を解明しました。
新規製品として、インドの伝承医学アーユルヴェーダに起源をもつ素材「モリンガエキス」では、機能性表示食品において「身体的な疲労感を軽減し、腰の負担を感じやすい方の腰の不快感を和らげる」のヘルスクレームが受理されました。
ニュートリションデリバリーシステム(NDS)技術を活かし、新たなミネラル素材の製剤及びフラボノイド包接製剤の海外展開を目指した開発に取組んでいます。
当セグメントの研究開発費は479百万円であります。

(2)インターフェイスソリューション事業
食品用乳化剤、飲料用乳化安定剤・乳化製剤、化粧品・トイレタリー用素材の研究開発を行っております。
当連結会計年度の主な成果としては、加工食品用途はキーマテリアルである当社独自のポリグリセリン脂肪酸エステルを軸とし、加工油脂向けを主とした製品開発を進めました。今後も引き続き独自製品開発を推進します。
飲料用途は、ペットボトル飲料向け素材が伸長しております。同市場は持続的に拡大しており、対応した素材開発を推進し市場展開を図ります。酸化防止剤製剤は、当社界面制御技術を活かした製剤開発に取り組み、更なる高機能化を達成しました。今後は飲料用途以外への展開も推進します。
化粧品用途は、クレンジング向けに高機能且つ使用感に特徴がある素材に注力し、IFSCC(国際化粧品技術者会)大会にて独自な新規技術の発表を実施しました。引き続き独自技術の開発を継続するとともに、今後は伸長する海外市場を見据えた素材の開発及び更なるサスティナブル対応の強化を推進します。
当セグメントの研究開発費は515百万円であります。


(3)アグリフード事業
トレーサビリティに基づいた安全・安心な品質管理のもと、素材のおいしさや機能を活かしながら、独自の加工技術により特長ある加工食品の開発を行っております。
当連結会計年度の主な成果としては、マイクロ波加工品では、即席麺用素材として新たな製品を市場投入し、新規採用が進みました。今後はSDGsを念頭においた新製品開発を行い、市場への投入を積極的に進めてまいります。
安定剤は、コンビニ関連商品や惣菜用途を中心に好調に推移しております。クリーンラベルを念頭において新規の製品を開発、市場投入しており、惣菜用途への新規採用を目指します。今後も加工技術開発を強化してまいります。
品質改良剤として従来から展開している鶏卵や蛋白質が持つ機能を活かした製品の開発を行っております。今後も食品の付加価値向上に寄与する素材の開発、提案に注力してまいります。
フルーツ加工品では、アイスクリーム・ヨーグルト・製パン用素材として、当社の粘度制御技術を応用した各種ソースの開発、提案に取り組んでおります。トレーサビリティに基づいた安全・安心な品質管理のもと、素材のおいしさや機能を活かしながら、独自の加工技術により特長ある加工食品の開発を行っております。
当セグメントの研究開発費は397百万円であります。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00472] S100LJJU)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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