有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100LOYE (EDINETへの外部リンク)
細谷火工株式会社 研究開発活動 (2021年3月期)
(火工品事業)
当社は、「高エネルギー物質利用で広く社会に貢献する」ことを経営理念としており、日々の研究開発に取り組んでおります。
研究開発の主要課題及び研究成果等は次のとおりです。
(1) 高エネルギー物質の合成に関する研究開発
日本国内では他に合成実績がほとんどない高エネルギー物質等について試作合成を実施しており、合成の実績を着実に積み重ねていくことで研究機関や大学等と連携して合成工程の安全化・効率化を目指した研究を継続しております。
(2) 新規液体推進薬の研究開発
継続的に研究を行ってきた硝酸ヒドロキシルアンモニウム(Hydroxyl Ammonium Nitrate; HAN)を基材とした複数種類の低毒性推進薬(グリーンプロペラント)について、研究機関や企業と連携して人工衛星用の推進薬としての実用化に向けた研究を継続しております。
(3) 安全性評価の系統的研究
高エネルギー物質は、非常に感度が鋭感なものから鈍感なものまであり、使用条件により多種多様な特性と性能を有しています。
当社では、製品の研究開発は元より製品の改良や不具合等の未然防止のため、自社製品に使用する様々な高エネルギー物質の評価を実施し、それら基礎データを継続的に収集、管理しております。
(4) 火工品の開発
当社は、これまで培った花火技術や各種火工品の製造技術を基に、花火の打ち上げや点火に使用する「着火線」について、この度、実用新案を申請いたしました。
当該実用新案は、スターマインの筒及び煙火玉の親導に取り付ける従来の着火線の伝火性能を向上させるための製法ですので、現在、新型コロナ禍により大きな影響受けている花火業界に対し、微力ながら貢献できるものと考えております。
(5) 発煙薬の研究
昼間に使用される火工品には、その用途により様々な色を発煙する製品がありますが、昨今、その発煙色の原料となる染料の製造中止が多発する傾向にあります。
発煙薬は、染料の他にも様々な化学薬品を最適比で配合して作製する必要があるため、従来の染料が製造中止になると同色の発煙薬を作成するためには改めて配合要領を変更する必要が生じます。
そのため、当社では日頃から各種配合試験を行い、それらの基礎データを継続的に収集・管理することで発煙製品の安定的な製造に努めてまいります。
また、昨今、演劇や撮影の演出効果としての火工品のニーズが高まっていることから、人体や環境にやさしい材料を配合することも重要な設計要件になっています。これらは、火工品に求められる性能との両立が大変難しいところですが、引続き、新たな社会ニーズに応え得る製品の開発に努めてまいります。
(6) 精密火工品の研究開発
昨年末、「はやぶさ2の帰還成功」が話題になりました。
この成功は、極限の環境下で長期間耐え得る材料や電子機器等、日本の高い技術が結集された賜物だと言えます。実は、これらの中には、火薬エネルギーを活用した精密火工品も含まれており、このような火薬又は高エネルギー物質にかかわる応用技術は、今後とも、宇宙事業においても重要なファクターであるといえます。また、将来的には、小規模な民間企業やベンチャー企業による宇宙ビジネスへの参入が加速されると予想されます。
当社は、様々な火工品製造で培ったノウハウを基に、今後とも基礎研究、試作及び試験を着実に実施し、お客様の多様なご要望に応えてまいります。
(賃貸事業)
賃貸事業につきましては、研究開発活動を行っておりません。
(当事業年度の研究開発)
当事業年度の研究開発費の総額は9百万円であります。
そのすべては火工品事業の研究開発のための費用であります。
当社は、「高エネルギー物質利用で広く社会に貢献する」ことを経営理念としており、日々の研究開発に取り組んでおります。
研究開発の主要課題及び研究成果等は次のとおりです。
(1) 高エネルギー物質の合成に関する研究開発
日本国内では他に合成実績がほとんどない高エネルギー物質等について試作合成を実施しており、合成の実績を着実に積み重ねていくことで研究機関や大学等と連携して合成工程の安全化・効率化を目指した研究を継続しております。
(2) 新規液体推進薬の研究開発
継続的に研究を行ってきた硝酸ヒドロキシルアンモニウム(Hydroxyl Ammonium Nitrate; HAN)を基材とした複数種類の低毒性推進薬(グリーンプロペラント)について、研究機関や企業と連携して人工衛星用の推進薬としての実用化に向けた研究を継続しております。
(3) 安全性評価の系統的研究
高エネルギー物質は、非常に感度が鋭感なものから鈍感なものまであり、使用条件により多種多様な特性と性能を有しています。
当社では、製品の研究開発は元より製品の改良や不具合等の未然防止のため、自社製品に使用する様々な高エネルギー物質の評価を実施し、それら基礎データを継続的に収集、管理しております。
(4) 火工品の開発
当社は、これまで培った花火技術や各種火工品の製造技術を基に、花火の打ち上げや点火に使用する「着火線」について、この度、実用新案を申請いたしました。
当該実用新案は、スターマインの筒及び煙火玉の親導に取り付ける従来の着火線の伝火性能を向上させるための製法ですので、現在、新型コロナ禍により大きな影響受けている花火業界に対し、微力ながら貢献できるものと考えております。
(5) 発煙薬の研究
昼間に使用される火工品には、その用途により様々な色を発煙する製品がありますが、昨今、その発煙色の原料となる染料の製造中止が多発する傾向にあります。
発煙薬は、染料の他にも様々な化学薬品を最適比で配合して作製する必要があるため、従来の染料が製造中止になると同色の発煙薬を作成するためには改めて配合要領を変更する必要が生じます。
そのため、当社では日頃から各種配合試験を行い、それらの基礎データを継続的に収集・管理することで発煙製品の安定的な製造に努めてまいります。
また、昨今、演劇や撮影の演出効果としての火工品のニーズが高まっていることから、人体や環境にやさしい材料を配合することも重要な設計要件になっています。これらは、火工品に求められる性能との両立が大変難しいところですが、引続き、新たな社会ニーズに応え得る製品の開発に努めてまいります。
(6) 精密火工品の研究開発
昨年末、「はやぶさ2の帰還成功」が話題になりました。
この成功は、極限の環境下で長期間耐え得る材料や電子機器等、日本の高い技術が結集された賜物だと言えます。実は、これらの中には、火薬エネルギーを活用した精密火工品も含まれており、このような火薬又は高エネルギー物質にかかわる応用技術は、今後とも、宇宙事業においても重要なファクターであるといえます。また、将来的には、小規模な民間企業やベンチャー企業による宇宙ビジネスへの参入が加速されると予想されます。
当社は、様々な火工品製造で培ったノウハウを基に、今後とも基礎研究、試作及び試験を着実に実施し、お客様の多様なご要望に応えてまいります。
(賃貸事業)
賃貸事業につきましては、研究開発活動を行っておりません。
(当事業年度の研究開発)
当事業年度の研究開発費の総額は9百万円であります。
そのすべては火工品事業の研究開発のための費用であります。
このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E00850] S100LOYE)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。