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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100LJ64 (EDINETへの外部リンク)

有価証券報告書抜粋 エステー株式会社 研究開発活動 (2021年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

当社グループの研究開発活動の大部分は当社によるものであり、「世にない商品」の開発理念のもと、新製品の開発と既存製品の改良及びそのための基礎研究の充実に努めています。基礎研究では他社にはない技術を生み出す検討を行ってきました。継続的な取り組みとしては、ペット悪臭の分析、新規消臭成分の探索検討、製品の環境負荷軽減処方検討などを行いました。特に消臭技術の分野では、これまでの消臭方法に加え、新たな消臭技術の研究を進めることで、お客様の生活環境の改善に取り組んでいます。更にお客様の購入意欲を引き出すためには差別化された高付加価値製品が必要であると確信し、「聞いてわかる、見てわかる、使ってわかる」製品づくりを各カテゴリーに展開しています。また、「機能性樹木抽出成分」を用いたクリアフォレストの研究を継続し、新市場創造並びに従来市場の拡大を目指し、より幅広い魅力的な商品開発を行っています。
なお、当連結会計年度における研究開発費の総額は、790,382千円となっています。その主なものは人件費であり、421,667千円となっています。

また、当社グループは「生活日用品事業」の単一セグメントですが、カテゴリー別の主な研究開発活動の概要は次のとおりです。
エアケア(消臭芳香剤)は当社主要カテゴリーとして、主力ブランドである「消臭力」を中心に個別ニーズに特化したアイテムを拡充・新規投入し、エアケア全体の市場を活性化する施策を行いました。
① 「消臭力」シリーズでは、新消臭技術「レセプターブロック消臭」を採用し、トイレの便臭を感じる前にニオイをブロックする「消臭力 DEOX トイレ用」及び「消臭力 DEOX トイレ用 スプレー」を新たに上市しトイレ市場の活性化を図りました。
「消臭力 Premiun Aroma」シリーズでは、香りとデザインでインテリア性を訴求したモダンシリーズをラインナップに追加することでマーケットを牽引しました。
機能プラスシリーズとしては、「イオン消臭プラス」、「クエン酸プラス」、「プラグタイプ」について追香・企画品を発売し、市場の活性化を図りました。
② 「SHALDAN」シリーズでは、より上質な香りと、大空間に向けた香りの拡散性を訴求した「シャルダンフレグランス」に香りのラインナップを追加。今どきの住空間に適応した商品群として、高価格帯商品としての、市場全体の活性化に努めました。
③ 車用市場に向けては、「クルマの消臭力」からスポーツでの汗臭に特化した「FOR SPORTS」シリーズを発売し、クルマ用市場の活性化を図りました。
④ 介護現場の前向きな暮らしを応援する「エールズ」シリーズからは、在宅介護における「ニオイ問題」を解決すべく、在宅時や外出時に手軽に使えて、ニオイもれを防ぐことができ、一枚ずつ取り出しやすい仕様となった「エールズ おむつニオわない炭シート」を新発売することで、引き続き、介護市場の活性化に努めています。
衣類ケア(防虫剤)では、合成の防虫成分を使わない天然100%の「ムシューダ ダニよけ」シリーズに、新たに「ムシューダ ダニよけ大判シート」を投入し、さらなるマーケット拡大と新規顧客獲得を図りました。昨年追加した「かおりムシューダ」の新ラインナップ「ムシューダ Premium Aroma」にはグレイスボーテの香りを加え、新規ユーザーの獲得と、マーケットの拡大を図りました。
サーモケア(カイロ)では、30代の働く女性中心に職場での「冷え」をケアし、働く女性の毎日をサポートする新ブランド「On Style」の育成により、温熱関連の市場開拓と拡大に努め、既存ブランドの「オンパックス」では既存品の価値をより浸透させるべくパッケージリニューアルを行いました。
① 「On Style」には新たに「On Style 腰40℃」を投入するとともに、「On Style おしり41℃」ではパッケージを見直し、ビジネスシーンでのカイロの市場開拓の促進に更に取り組みました。また、新たに首や肩の、コリのポイントを集中的にほぐす速熱タイプの温熱パッチ「On Style 首肩ポイント温熱」を投入し、温熱を利用したコリほぐし市場にブランドを展開しました。
② 既存ブランドの「オンパックス」においては、極熱シリーズのパッケージを見直し、ベースカラーを変更することで店頭視認性の改善を行い、市場の活性化を図りました。
ハンドケア(手袋)では、炊事用途で長らくご利用いただいている「ファミリービニール薄手」の課題であった不満や改善点を解決した、「ファミリー プレミアムストロング」を投入し、突き刺しに強く、時間が経っても固くなりにくい高品質の高価格帯品を投入することで市場の活性化を図りました。また、保水性が高く、なめらかな肌触りで就寝時の手肌を守る手袋「ファミリー プレミアムケア」を新たに投入、高い品質で市場活性化を図ります。また、採用している超極細繊維のレーヨン繊維は、植物パルプを原料とする生分解しやすい再生繊維であり、環境負荷低減にも貢献します。
湿気ケア(除湿剤)では、生活空間にマッチする見た目と気持ちをスッキリクリアにする「ドライペット クリア」及び、「ドライペット コンパクト容器」「ドライペット コンパクト詰替」を使用していただくことで、使用後の廃棄樹脂を大幅に削減し、環境に配慮出来る事を訴求したパッケージへ見直しを行い、次世代除湿剤として再提案することによる活性化を図りました。

ホームケア(その他)では、イベント的に行われてきた洗濯槽のクリーニングが、徐々に定期的実施に変化しつつある実態に合わせ、数回分を手軽にストックし、いつでもさっと使える様にコンパクトにすると共に、塩素系でありながらも酸素系で評価が高い発泡性を付与し、濃縮タブレットタイプとして開発した、次世代の新製品「シュワッと洗濯槽クリーナー」を投入し、新たな需要を開拓すると共に、容器に使用する樹脂の大幅な削減を実施しました。
コロナ禍において学校や介護施設、クリニック、飲食店など、さまざまな企業や施設において日々の感染対策が欠かせなくなっています。そのような中、衛生除菌市場に向けてはR&D内の開発体制を強化し、アルコール除菌と銀イオンを表面に薄くコーティングする富士フイルム㈱の革新的技術「Hydro Ag+」を採用することで、高い除菌効果が約1ヵ月持続する「Dr.CLEAN+除菌・ウイルス除去スプレー」及び「Dr.CLEAN+除菌・ウイルス除去アルコールクロス」を発売致しました。これにより、主に、不特定多数の人が触れるドアノブ、机、テーブル、手すりなどへのアルコールによる除菌作業の負担軽減・効率化を図り、衛生除菌市場の活性化に貢献しました。また、花粉対策市場に向けては、トドマツから抽出した香り成分で花粉に直接アプローチする次世代の花粉対策商品「MoriLabo(モリラボ)」から、「MoriLabo 花粉バリアシール」と「MoriLabo 花粉バリアスプレー」を新たにラインナップし、花粉対策市場の活性化を図ると同時に「MoriLabo」ブランドの認知拡大に努めました。
グローバル展開におきましては、ASEAN、韓国ではエアケアを中心に、欧米では手袋を中心に、各国に対応した商品開発体制を強化しています。
(注) 研究開発費及びその内訳には消費税等は含んでいません。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01019] S100LJ64)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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