有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100LOE8 (EDINETへの外部リンク)
株式会社マンダム 研究開発活動 (2021年3月期)
当社グループは、国内および海外各国の生活者へのお役立ちのために、製品価値を高める独自技術の創出を目指し、積極的な研究開発活動を展開しております。
当連結会計年度におきましても、生活者にとっての価値を重視し、生活者にお役立ちできる機能を持った製品の創出に向けた活動を行いました。具体的には「頭髪」・「皮膚」・「体臭」の3つの主要な科学分野に対してそれぞれ以下の項目に重点を置き、マンダムらしい独自の研究開発に注力し製品開発を行ってまいりました。
①頭髪科学分野では、
・ヘアダメージに対するケア技術の開発
・トレンドに合わせたスタイリング剤の開発とその機能性評価技術の開発
・毛髪の加齢変化に対応したスタイリング剤の開発
・洗い流し等の使用性に優れたスタイリング剤の技術開発
・機能、使いやすさ、安全性に優れたヘアカラー技術の開発
②皮膚科学分野では、
・安心、安全に繋げる刺激低減技術の開発
・男性のアンチエイジング(シミ、シワ)に関わる皮膚生理研究やスキンケア製剤の開発研究
・印象肌研究知見に基づいたスキンケア製品やメイク製品の開発研究
・肌への優しさと機能を追求したクレンジング製剤の研究
・皮脂の制御、抑制に関する研究
③体臭科学分野では、
・若年男性およびミドル男性、および女性の体臭に関する研究
・発汗の制御、抑制に関する研究
・男女ボディケア素材およびデオドラント素材の開発
・次世代のグルーミング、ボディケアを想定した製剤技術の開発
当社グループにおける研究開発は、生活者へのお役立ちを目指した、新しい価値創造を支える独自技術の開発や、新素材の探索と応用に関して中長期的な活動も展開しております。化粧品(医薬部外品を含む)の機能や使用感の向上を目指し、皮膚における感覚刺激に着目した研究を15年間継続発展させてきました。当連結会計年度は、温泉の成分の一つが痛みセンサーを抑制することで不快な感覚を制御することを見出しました。本技術は、新たな化粧品製剤であるマイクロニードルパッチに応用しております。
2015年6月に大阪大学大学院薬学研究科に設置しました「先端化粧品科学共同研究講座」においても引き続き、再生医療に用いられる幹細胞関連技術などの化粧品への応用を目指した共同研究を進めております。当連結会計年度は、長期培養可能なヒト汗腺細胞の樹立に成功し、Applied Biological Material 社と、樹立した細胞株の販売ライセンス契約を締結したことで、世界各国への細胞の譲渡が可能になりました。本研究成果により汗腺の研究が進むことで、新しいアプローチの制汗剤の開発、多汗症・熱中症などの発汗機能障害の予防法や治療法の開発、汗腺組織の再生が期待できます。また、2017年6月に発表した共同研究成果である汗腺を構成している細胞の構造や形、発汗の際に汗の供給源となる血管構造の可視化画像が、世界的な解剖学の教科書である「Gray's Anatomy」に掲載されました。
また、これらの成果をより深化させ、スキンケア領域への取り組みを加速させるべく、オープンイノベーションを活用した技術開発体制の構築に取り組み、北里大学薬学部において化粧品分野としては初めてとなる寄附講座「スキンサイエンス共同研究講座(マンダム)」の開設に関する契約を、2020年12月25日に締結しました(2021年4月より稼働)。
一方で、「動物実験を全廃し、実施しない方針とする」当社の考働規範の下に研究開発を進めていく中で、さらなる安全性確保と機能性追求をはかるため、2020年度で13回目となる「マンダム動物実験代替法国際研究助成」の継続取り組みと新規代替法開発に向けた共同研究に参画するなど、新たな代替法の導入に向けた取り組みを継続的に進めております。
さらに、研究開発活動の推進に際し、国内外の大学等の公的研究機関および企業との技術開発ネットワークの拡充をはかっており、最新研究設備の導入と合わせて、より一層の研究開発体制の充実・強化にも努めております。
当連結会計年度における研究開発活動と結果の概略は以下のとおりです。なお、当社の研究開発活動については、特定のセグメントに関連づけられないため、全社一括で記載しております。
(1) 国内マンダム化粧品事業
国内化粧品業界は、経済産業省化粧品月報の出荷データによりますと、当連結会計年度におきましては、新型コロナウイルスの感染症拡大の影響を受け、数量、金額ともに大幅に縮小しております。このような市場状況のもと、当社の製品開発は以下に重点を置き、新製品の投入に努めました。
① 男性化粧品市場
当社のコア事業である男性化粧品におきまして、スタイリング製品では「GATSBY(ギャツビー)」ブランドから、ヤング男性向けに、マットな質感とハードなセット力を両立した「ムービングラバー マット&ハード」2品と、「スタイリングスプレー マット&ハード」1品を発売しました。また、「LUCIDO(ルシード)」ブランドから、ミドル男性向けに、寝ぐせを直して、同時にヘアスタイリングまでできる「寝ぐせ直し&スタイリングウォーター」2品と、思い通りのショートスタイルを実現する「ヘアワックス」2品を発売しました。
フェイスケア製品としましては、「LUCIDO(ルシード)」ブランドから、年齢に伴い肌変化を実感するミドル男性向けに、老け顔の象徴として特に気になる「シワ」「シミ」にアプローチする本格スキンケアクリームの「アドバンスドケア」シリーズ2品と、気になる「シミ・クマ・毛穴」を自然にカバーし、見た目印象を瞬時に変える「フェイスメイク」シリーズ3品を発売しました。また、「GATSBY(ギャツビー)」ブランドから、エシカル消費が身近なものになってきているヤング男性向けに、発売当時から天然コットン100%のペーパー(不織布)を使用している「フェイシャルペーパー」シリーズを使用感の気持ちよさだけではなく、環境にも配慮していることを含めた“気持ちいいこと”としてアップデートし、香りのラインアップも拡充してリニューアル発売しました。
ボディケア製品としましては、「GATSBY(ギャツビー)」ブランドから、清潔感があることを重視し、エシカル志向も高まっているヤング男性向けに、「ボディペーパー」シリーズを“清潔の強化”として全品医薬部外品化するとともに、これまで一部の商品に使用していたプラスチック繊維の不織布を廃止し、環境にもやさしく、拭き心地も気持ちいいシリーズへアップデートし、さらに香りのラインアップも拡充しリニューアル発売しました。また、初めての人でも簡単・手軽に清潔感のあるボディに導く「体毛ケア」シリーズ3品を発売しました。加えて、「LUCIDO(ルシード)」ブランドから、ミドル男性向けに、ニオイの元をしっかり落としながら、肌のうるおいを守る「薬用デオドラントボディウォッシュ うるおいタイプ」2品を発売しました。
② 女性トイレタリー市場
女性トイレタリーにおきまして、ヘアメイク&ヘアケア製品では、「LUCIDO-L(ルシードエル)」ブランドから、気になる浮き毛やまとめ髪をしっかり抑える「マルチアレンジスティック」シリーズより、さらに高いキープ力の「#マルチアレンジスティック エクストラハード」を発売しました。さらに、「超高圧処理アルガンオイル」配合でツヤやかに輝く“魅せ美髪”へと導く「オイルトリートメント」シリーズから、ダメージヘアを集中補修し、ツヤとうるおいのある美髪に導く洗い流すトリートメント「#EXヘアマスク」を発売しました。
ボディケア製品としましては、キュートなパッケージで、使うときはもちろん、持ち歩くときもハッピーな気分になれる「ハッピーデオ」シリーズから、マンダム独自の「Kai-tech技術」により女性がより快適に感じるクール感を実現した「ボディシート」の新香調「フルーティベリー」と「シャーベットフラワー」の発売に加え、持ち運びに便利な携帯サイズで外出先や人前でも汗やニオイをシュッと簡単にケアできる「ボディミスト」の新香調「フルーティベリー」を発売しました。さらに、4種のフラワーオイルを配合し、選べる香りとパッケージデザインで人気の「ディアフローラ」シリーズから、フラワーオイルのヴェールで手肌はもちろん、爪までツヤやかにうるおう「ハンド&ネイルクリーム」の新香調「エタニティフラワー」を発売しました。また、ウォーキングをする生活者に向けて、快適で楽しいウォーキングシーンを提案する新シリーズ「ウォークシップ」から、マンダム独自の「Kai-tech Air技術」を採用した携帯用の全身リフレッシュシート「ウォーキングシート」を「ミントグリーン」と「ミントシトラス」の2つの香りで発売しました。
③ 女性コスメティック市場
女性コスメティックにおきまして、クレンジング・洗顔製品では、「Bifesta(ビフェスタ)」ブランドから、化粧水由来の保湿性洗浄成分配合でクレンジングから化粧水まで洗い流し不要で完了する「クレンジングローション」シリーズを「ミセラークレンジングウォーター」シリーズへと名称を変え、容量と肌へのやさしさをアップするとともに、肌コンディションを整えて肌荒れを防ぐ「センシティブ」を新たに追加し、肌悩みや肌への効果別に選べる全3タイプのラインアップでリニューアル発売しました。さらに、肌の5大くすみに着目し、透明感あふれる明るい肌へと導く新「洗顔」シリーズを肌悩みや使用感に合わせて選べる、クリーム洗顔2種とミルク洗顔1種の全3種のラインアップで発売しました。
フェイススキンケア製品としましては、「Barrier Repair(バリアリペア)」ブランドから、ライフスタイルの変化と共に肌の変化を感じながらも、スキンケアに手間をかけられない20~30代を中心とした多忙な現代女性のために、夜塗るだけで翌朝メイクのりの良い、つるんと潤ったなめらかな肌へと導く「ナノショットジェル」を発売しました。
④ 除菌市場
新型コロナウイルスの感染症拡大により、幅広い世代において除菌に対する意識が高まり、一時は商品の入手が困難な状況が続いた除菌市場に対し、これまでの様々な清潔関連商品で培った知見や技術、自社の製造設備を活かして、6月に「除菌シート」、8月に「除菌スプレー」「除菌ジェル」を発売しました。
また、多くの除菌に関する情報があふれる中、何が正しいのかわからず、人体への影響などに不安や不満を感じつつ、除菌行動を続けている生活者に対し、高い効果性と安心・安全を両立し、必要な時に、必要な分だけ水性ラジカルが生成される革新的な除菌メカニズムを持つ「MA-T」を配合して新たに開発した除菌ブランド「MA-T Pure(エムエーティ ピュア)」を立ち上げ、「除菌・消臭スプレー」2品を10月に発売しました。
(2) インドネシア事業
インドネシアにおいても、新型コロナウイルスの感染症拡大により、2020年の市場が大きく鈍化したため新製品の発売計画において、期中での大幅な見直しを行いました。
新型コロナウイルスの感染症拡大により、生活環境が急激に変わり、生活者の衛生意識の向上に伴い、「mandom」ブランドからHand Sanitizerを緊急テーマとして発売しました。
男性化粧品市場におきまして、スタイリング製品で「GATSBY」ブランドから、「POMADE」シリーズの全面リニューアルを実施しました。今までのクラシック&ダイナミックな印象からモダン&スマートなデザインへと一新し、若者の感性に合わせた商品イメージへのシフトを行いました。また、同じく「POMADE」シリーズから、手を汚さず簡単に使えて素早くスタイリングができるスプレータイプのポマード「GATSBY Spray Pomade」1品と、どんな髪質でも思い通りにスタイルがアレンジできる「GATSBY Texturizing Clay」2品を発売しました。フレグランス製品では、香りが長持ちし、よりインパクトのある香りを求める生活者に向けて、エアゾールフレグランスで新たなシリーズとして「GATSBY Street Club」4品と、既存のエアゾールフレグランスシリーズのアイテムバリエーションの追加として「GATSBY Deodorant Perfume Spray」2品を発売しました。
女性コスメタリー市場におきましては、フレグランス製品では「PUCELLE(ピュセル)」ブランドのリブランディングが功を奏し、市場が停滞している中、シェア拡大を続けており、ヤング女性のハイエンド志向の高まりに合わせて、より香りのインパクトを強くし、ロングラスティング化した商品「PUCELLE Audacity Eau de Perfume」3品を発売しました。
女性コスメティック市場におきましては、「PIXY(ピクシー)」ブランドより、生活者の衛生意識の向上に合わせたAnti-bacterial Skin Careコンセプトをもった「PIXY Aqua-Protection Hand Mist/Hando Gel」2品を発売しました。また、既存のスキンケアラインへの追加として、肌への負担が少なく優しくメイクを落とし、毛穴の汚れをきれいに取り除くクレンジング&洗顔商品を「PIXY White-Aqua」シリーズから3品発売しました。
メイクアップ領域からは、アイメイクアップの「PIXY Mascara Volume and Curl」1品と、「PIXY MAKE IT GLOW Crayonttention」2品を発売しました。ベースメイクでは、リキッドタイプの使用意向の高まりを受けて、「PIXY 4Beauty Benefits」シリーズから「PIXY UV Whitening 4Beauty Benefits Stay Last Serum Foundation」1品を発売しました。
(3) 海外事業
男性化粧品におきまして、スタイリング製品では、事業の中核であるスタイリング剤の更なるシェア拡大を目指し、「GATSBY」ブランドから、中国にて、「Styling Wax」と「Powder Styling Wax」シリーズをリニューアル発売するとともに、シンガポール、タイ、マレーシア、香港にて、マットな質感とハードなセット力を両立した「Moving Rubber Extreme Mat」1品を発売しました。加えて、ボディケア製品では、タイ、台湾、香港、シンガポールにて、驚きのクール感が長時間持続する「Crazy Cool Body Water Freeze Peach」1品を発売しました。
アジア各国においても、日本市場同様に現地生活者の調査をベースとして、生活者への新たな価値提案を通してお役立ちの深化を推し進めております。
以上の結果、当連結会計年度の研究開発費の総額は、1,480百万円となりました。
当連結会計年度におきましても、生活者にとっての価値を重視し、生活者にお役立ちできる機能を持った製品の創出に向けた活動を行いました。具体的には「頭髪」・「皮膚」・「体臭」の3つの主要な科学分野に対してそれぞれ以下の項目に重点を置き、マンダムらしい独自の研究開発に注力し製品開発を行ってまいりました。
①頭髪科学分野では、
・ヘアダメージに対するケア技術の開発
・トレンドに合わせたスタイリング剤の開発とその機能性評価技術の開発
・毛髪の加齢変化に対応したスタイリング剤の開発
・洗い流し等の使用性に優れたスタイリング剤の技術開発
・機能、使いやすさ、安全性に優れたヘアカラー技術の開発
②皮膚科学分野では、
・安心、安全に繋げる刺激低減技術の開発
・男性のアンチエイジング(シミ、シワ)に関わる皮膚生理研究やスキンケア製剤の開発研究
・印象肌研究知見に基づいたスキンケア製品やメイク製品の開発研究
・肌への優しさと機能を追求したクレンジング製剤の研究
・皮脂の制御、抑制に関する研究
③体臭科学分野では、
・若年男性およびミドル男性、および女性の体臭に関する研究
・発汗の制御、抑制に関する研究
・男女ボディケア素材およびデオドラント素材の開発
・次世代のグルーミング、ボディケアを想定した製剤技術の開発
当社グループにおける研究開発は、生活者へのお役立ちを目指した、新しい価値創造を支える独自技術の開発や、新素材の探索と応用に関して中長期的な活動も展開しております。化粧品(医薬部外品を含む)の機能や使用感の向上を目指し、皮膚における感覚刺激に着目した研究を15年間継続発展させてきました。当連結会計年度は、温泉の成分の一つが痛みセンサーを抑制することで不快な感覚を制御することを見出しました。本技術は、新たな化粧品製剤であるマイクロニードルパッチに応用しております。
2015年6月に大阪大学大学院薬学研究科に設置しました「先端化粧品科学共同研究講座」においても引き続き、再生医療に用いられる幹細胞関連技術などの化粧品への応用を目指した共同研究を進めております。当連結会計年度は、長期培養可能なヒト汗腺細胞の樹立に成功し、Applied Biological Material 社と、樹立した細胞株の販売ライセンス契約を締結したことで、世界各国への細胞の譲渡が可能になりました。本研究成果により汗腺の研究が進むことで、新しいアプローチの制汗剤の開発、多汗症・熱中症などの発汗機能障害の予防法や治療法の開発、汗腺組織の再生が期待できます。また、2017年6月に発表した共同研究成果である汗腺を構成している細胞の構造や形、発汗の際に汗の供給源となる血管構造の可視化画像が、世界的な解剖学の教科書である「Gray's Anatomy」に掲載されました。
また、これらの成果をより深化させ、スキンケア領域への取り組みを加速させるべく、オープンイノベーションを活用した技術開発体制の構築に取り組み、北里大学薬学部において化粧品分野としては初めてとなる寄附講座「スキンサイエンス共同研究講座(マンダム)」の開設に関する契約を、2020年12月25日に締結しました(2021年4月より稼働)。
一方で、「動物実験を全廃し、実施しない方針とする」当社の考働規範の下に研究開発を進めていく中で、さらなる安全性確保と機能性追求をはかるため、2020年度で13回目となる「マンダム動物実験代替法国際研究助成」の継続取り組みと新規代替法開発に向けた共同研究に参画するなど、新たな代替法の導入に向けた取り組みを継続的に進めております。
さらに、研究開発活動の推進に際し、国内外の大学等の公的研究機関および企業との技術開発ネットワークの拡充をはかっており、最新研究設備の導入と合わせて、より一層の研究開発体制の充実・強化にも努めております。
当連結会計年度における研究開発活動と結果の概略は以下のとおりです。なお、当社の研究開発活動については、特定のセグメントに関連づけられないため、全社一括で記載しております。
(1) 国内マンダム化粧品事業
国内化粧品業界は、経済産業省化粧品月報の出荷データによりますと、当連結会計年度におきましては、新型コロナウイルスの感染症拡大の影響を受け、数量、金額ともに大幅に縮小しております。このような市場状況のもと、当社の製品開発は以下に重点を置き、新製品の投入に努めました。
① 男性化粧品市場
当社のコア事業である男性化粧品におきまして、スタイリング製品では「GATSBY(ギャツビー)」ブランドから、ヤング男性向けに、マットな質感とハードなセット力を両立した「ムービングラバー マット&ハード」2品と、「スタイリングスプレー マット&ハード」1品を発売しました。また、「LUCIDO(ルシード)」ブランドから、ミドル男性向けに、寝ぐせを直して、同時にヘアスタイリングまでできる「寝ぐせ直し&スタイリングウォーター」2品と、思い通りのショートスタイルを実現する「ヘアワックス」2品を発売しました。
フェイスケア製品としましては、「LUCIDO(ルシード)」ブランドから、年齢に伴い肌変化を実感するミドル男性向けに、老け顔の象徴として特に気になる「シワ」「シミ」にアプローチする本格スキンケアクリームの「アドバンスドケア」シリーズ2品と、気になる「シミ・クマ・毛穴」を自然にカバーし、見た目印象を瞬時に変える「フェイスメイク」シリーズ3品を発売しました。また、「GATSBY(ギャツビー)」ブランドから、エシカル消費が身近なものになってきているヤング男性向けに、発売当時から天然コットン100%のペーパー(不織布)を使用している「フェイシャルペーパー」シリーズを使用感の気持ちよさだけではなく、環境にも配慮していることを含めた“気持ちいいこと”としてアップデートし、香りのラインアップも拡充してリニューアル発売しました。
ボディケア製品としましては、「GATSBY(ギャツビー)」ブランドから、清潔感があることを重視し、エシカル志向も高まっているヤング男性向けに、「ボディペーパー」シリーズを“清潔の強化”として全品医薬部外品化するとともに、これまで一部の商品に使用していたプラスチック繊維の不織布を廃止し、環境にもやさしく、拭き心地も気持ちいいシリーズへアップデートし、さらに香りのラインアップも拡充しリニューアル発売しました。また、初めての人でも簡単・手軽に清潔感のあるボディに導く「体毛ケア」シリーズ3品を発売しました。加えて、「LUCIDO(ルシード)」ブランドから、ミドル男性向けに、ニオイの元をしっかり落としながら、肌のうるおいを守る「薬用デオドラントボディウォッシュ うるおいタイプ」2品を発売しました。
② 女性トイレタリー市場
女性トイレタリーにおきまして、ヘアメイク&ヘアケア製品では、「LUCIDO-L(ルシードエル)」ブランドから、気になる浮き毛やまとめ髪をしっかり抑える「マルチアレンジスティック」シリーズより、さらに高いキープ力の「#マルチアレンジスティック エクストラハード」を発売しました。さらに、「超高圧処理アルガンオイル」配合でツヤやかに輝く“魅せ美髪”へと導く「オイルトリートメント」シリーズから、ダメージヘアを集中補修し、ツヤとうるおいのある美髪に導く洗い流すトリートメント「#EXヘアマスク」を発売しました。
ボディケア製品としましては、キュートなパッケージで、使うときはもちろん、持ち歩くときもハッピーな気分になれる「ハッピーデオ」シリーズから、マンダム独自の「Kai-tech技術」により女性がより快適に感じるクール感を実現した「ボディシート」の新香調「フルーティベリー」と「シャーベットフラワー」の発売に加え、持ち運びに便利な携帯サイズで外出先や人前でも汗やニオイをシュッと簡単にケアできる「ボディミスト」の新香調「フルーティベリー」を発売しました。さらに、4種のフラワーオイルを配合し、選べる香りとパッケージデザインで人気の「ディアフローラ」シリーズから、フラワーオイルのヴェールで手肌はもちろん、爪までツヤやかにうるおう「ハンド&ネイルクリーム」の新香調「エタニティフラワー」を発売しました。また、ウォーキングをする生活者に向けて、快適で楽しいウォーキングシーンを提案する新シリーズ「ウォークシップ」から、マンダム独自の「Kai-tech Air技術」を採用した携帯用の全身リフレッシュシート「ウォーキングシート」を「ミントグリーン」と「ミントシトラス」の2つの香りで発売しました。
③ 女性コスメティック市場
女性コスメティックにおきまして、クレンジング・洗顔製品では、「Bifesta(ビフェスタ)」ブランドから、化粧水由来の保湿性洗浄成分配合でクレンジングから化粧水まで洗い流し不要で完了する「クレンジングローション」シリーズを「ミセラークレンジングウォーター」シリーズへと名称を変え、容量と肌へのやさしさをアップするとともに、肌コンディションを整えて肌荒れを防ぐ「センシティブ」を新たに追加し、肌悩みや肌への効果別に選べる全3タイプのラインアップでリニューアル発売しました。さらに、肌の5大くすみに着目し、透明感あふれる明るい肌へと導く新「洗顔」シリーズを肌悩みや使用感に合わせて選べる、クリーム洗顔2種とミルク洗顔1種の全3種のラインアップで発売しました。
フェイススキンケア製品としましては、「Barrier Repair(バリアリペア)」ブランドから、ライフスタイルの変化と共に肌の変化を感じながらも、スキンケアに手間をかけられない20~30代を中心とした多忙な現代女性のために、夜塗るだけで翌朝メイクのりの良い、つるんと潤ったなめらかな肌へと導く「ナノショットジェル」を発売しました。
④ 除菌市場
新型コロナウイルスの感染症拡大により、幅広い世代において除菌に対する意識が高まり、一時は商品の入手が困難な状況が続いた除菌市場に対し、これまでの様々な清潔関連商品で培った知見や技術、自社の製造設備を活かして、6月に「除菌シート」、8月に「除菌スプレー」「除菌ジェル」を発売しました。
また、多くの除菌に関する情報があふれる中、何が正しいのかわからず、人体への影響などに不安や不満を感じつつ、除菌行動を続けている生活者に対し、高い効果性と安心・安全を両立し、必要な時に、必要な分だけ水性ラジカルが生成される革新的な除菌メカニズムを持つ「MA-T」を配合して新たに開発した除菌ブランド「MA-T Pure(エムエーティ ピュア)」を立ち上げ、「除菌・消臭スプレー」2品を10月に発売しました。
(2) インドネシア事業
インドネシアにおいても、新型コロナウイルスの感染症拡大により、2020年の市場が大きく鈍化したため新製品の発売計画において、期中での大幅な見直しを行いました。
新型コロナウイルスの感染症拡大により、生活環境が急激に変わり、生活者の衛生意識の向上に伴い、「mandom」ブランドからHand Sanitizerを緊急テーマとして発売しました。
男性化粧品市場におきまして、スタイリング製品で「GATSBY」ブランドから、「POMADE」シリーズの全面リニューアルを実施しました。今までのクラシック&ダイナミックな印象からモダン&スマートなデザインへと一新し、若者の感性に合わせた商品イメージへのシフトを行いました。また、同じく「POMADE」シリーズから、手を汚さず簡単に使えて素早くスタイリングができるスプレータイプのポマード「GATSBY Spray Pomade」1品と、どんな髪質でも思い通りにスタイルがアレンジできる「GATSBY Texturizing Clay」2品を発売しました。フレグランス製品では、香りが長持ちし、よりインパクトのある香りを求める生活者に向けて、エアゾールフレグランスで新たなシリーズとして「GATSBY Street Club」4品と、既存のエアゾールフレグランスシリーズのアイテムバリエーションの追加として「GATSBY Deodorant Perfume Spray」2品を発売しました。
女性コスメタリー市場におきましては、フレグランス製品では「PUCELLE(ピュセル)」ブランドのリブランディングが功を奏し、市場が停滞している中、シェア拡大を続けており、ヤング女性のハイエンド志向の高まりに合わせて、より香りのインパクトを強くし、ロングラスティング化した商品「PUCELLE Audacity Eau de Perfume」3品を発売しました。
女性コスメティック市場におきましては、「PIXY(ピクシー)」ブランドより、生活者の衛生意識の向上に合わせたAnti-bacterial Skin Careコンセプトをもった「PIXY Aqua-Protection Hand Mist/Hando Gel」2品を発売しました。また、既存のスキンケアラインへの追加として、肌への負担が少なく優しくメイクを落とし、毛穴の汚れをきれいに取り除くクレンジング&洗顔商品を「PIXY White-Aqua」シリーズから3品発売しました。
メイクアップ領域からは、アイメイクアップの「PIXY Mascara Volume and Curl」1品と、「PIXY MAKE IT GLOW Crayonttention」2品を発売しました。ベースメイクでは、リキッドタイプの使用意向の高まりを受けて、「PIXY 4Beauty Benefits」シリーズから「PIXY UV Whitening 4Beauty Benefits Stay Last Serum Foundation」1品を発売しました。
(3) 海外事業
男性化粧品におきまして、スタイリング製品では、事業の中核であるスタイリング剤の更なるシェア拡大を目指し、「GATSBY」ブランドから、中国にて、「Styling Wax」と「Powder Styling Wax」シリーズをリニューアル発売するとともに、シンガポール、タイ、マレーシア、香港にて、マットな質感とハードなセット力を両立した「Moving Rubber Extreme Mat」1品を発売しました。加えて、ボディケア製品では、タイ、台湾、香港、シンガポールにて、驚きのクール感が長時間持続する「Crazy Cool Body Water Freeze Peach」1品を発売しました。
アジア各国においても、日本市場同様に現地生活者の調査をベースとして、生活者への新たな価値提案を通してお役立ちの深化を推し進めております。
以上の結果、当連結会計年度の研究開発費の総額は、1,480百万円となりました。
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