有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100LTLN (EDINETへの外部リンク)
株式会社フコク 研究開発活動 (2021年3月期)
当社グループは、技術開発本部と事業統括本部を始めとする関連部門とが相互に連携しながら、配合、接着、表面改質、評価・解析など独自の技術を活かした新製品のスピーディな開発を推進しております。2020年4月には、事業毎に分かれていた技術部門を技術開発本部に統合して、市場の変化に対応した商品の開発に最適な新体制に移行いたしました。また、新素材や新技術の研究とその用途開発、並びに塩素や溶剤、CO2等の環境負荷を低減する材料や工法にも積極的に取り組んでおり、当連結会計年度の研究開発費の総額は、1,390百万円となっております。
特に当社の主軸商品であるワイパーブレードラバーにおいては、顧客毎に異なるワイパーブレード構造や押し付け力性能に応じたラバー形状を最適設計するシミュレーションツールを開発し、その性能評価を自社で実施することにより、開発期間の短縮を実現いたしました。さらに、自動車の電動化により静粛性などの快適なドライビング環境への要求が高まる中、異音等を大幅に低減するラバー、軽量化を狙った樹脂製ウインドシールド対応のラバー、自動運転に必要な光学センサー用の特殊ラバー等を開発しております。
CASE時代に対応した商品についても、EV電池用緩衝材、車載用ECU用防振ゴム等の開発に積極的に取り組んでおります。この他、宇宙関連の電子制御用防振ゴム等、新たな分野においても開発を行っております。
長寿命、高い防振性能等、昨今増加している顧客ニーズにお応えするため、新材料、新形状を積極的に採用し、新しい付加価値をご提供できるよう開発を進めております。
医療関連分野においては、培養バッグと培地、さらに細胞培養技術を組み合わせることにより、付加価値の向上を図り、製品化・拡販を目指しております。培養バッグでは、新規培養器材や極低温下での耐衝撃性に優れた細胞凍結保存用バッグ等も開発しております。その他、2020年には細胞培養技術と液体培地評価技術を基に専用開発した液体培地により細胞培養上清やエクソソームの製造を開始し、化粧品原料として採用されております。また、薬剤耐性菌の迅速な検出に貢献できる検査キットである、RaST-TAS®の開発も継続しております。
モータ製品においては、高機能レンズ市場向けに高速・高トルクのアクチュエーターを装備した超音波モータ、除菌液やアロマの噴霧器に使用される圧電セラミックス振動子を開発しております。
① 機能品セグメント
自動車分野においては、電動ウォーターポンプ用グロメット、ディスクブレーキ用ピストンシール、冷却装置用 バルブ、冷却装置用パッキン、等速ジョイント用ブーツ等を国内外の顧客向けに開発しております。また、CASE時代にも対応し、EV車バッテリーの熱マネジメント用のバルブやシール等の開発も進めています。特に当社の主軸商品であるワイパーブレードラバーにおいては、顧客毎に異なるワイパーブレード構造や押し付け力性能に応じたラバー形状を最適設計するシミュレーションツールを開発し、その性能評価を自社で実施することにより、開発期間の短縮を実現いたしました。さらに、自動車の電動化により静粛性などの快適なドライビング環境への要求が高まる中、異音等を大幅に低減するラバー、軽量化を狙った樹脂製ウインドシールド対応のラバー、自動運転に必要な光学センサー用の特殊ラバー等を開発しております。
② 防振セグメント
自動車分野においては、クランクシャフト用ダンパープーリー、車体用ブッシュ等の各種防振ゴム等を国内外の顧客向けに開発しております。一般産業分野においては、建機のキャビン用液封マウント、林業用機械のキャビン用小型液封マウント、エレベーター用防振ゴム、鉄道軌道用防振ゴム、鉄道関連の駆動装置用緩衝ゴム等を国内外の顧客向けに開発しております。CASE時代に対応した商品についても、EV電池用緩衝材、車載用ECU用防振ゴム等の開発に積極的に取り組んでおります。この他、宇宙関連の電子制御用防振ゴム等、新たな分野においても開発を行っております。
長寿命、高い防振性能等、昨今増加している顧客ニーズにお応えするため、新材料、新形状を積極的に採用し、新しい付加価値をご提供できるよう開発を進めております。
③ 産業機器セグメント
OA製品では、配合技術、接着技術を駆使して、インクジェット・プリンターの大容量タンク向けシール部品、オフィスの高級機種プリンター向けローラーを開発しました。医療関連分野においては、培養バッグと培地、さらに細胞培養技術を組み合わせることにより、付加価値の向上を図り、製品化・拡販を目指しております。培養バッグでは、新規培養器材や極低温下での耐衝撃性に優れた細胞凍結保存用バッグ等も開発しております。その他、2020年には細胞培養技術と液体培地評価技術を基に専用開発した液体培地により細胞培養上清やエクソソームの製造を開始し、化粧品原料として採用されております。また、薬剤耐性菌の迅速な検出に貢献できる検査キットである、RaST-TAS®の開発も継続しております。
モータ製品においては、高機能レンズ市場向けに高速・高トルクのアクチュエーターを装備した超音波モータ、除菌液やアロマの噴霧器に使用される圧電セラミックス振動子を開発しております。
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ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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