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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100LK46 (EDINETへの外部リンク)

有価証券報告書抜粋 ダイキョーニシカワ株式会社 研究開発活動 (2021年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等


現在、自動車業界では2025年のCO2規制や安全性向上のため、低燃費エンジン、HV・PHV・EV車の導入や運転支援技術の開発が加速しております。加えて、車と外部の情報通信、自動運転技術等の開発も重要な動向となっております。このような業界の動向に対して当社は、軽量化によるCO2排出量の低減、樹脂と電装デバイスの融合による操作性の向上、快適性向上による安全性への貢献、およびそれらを支える独自技術の深化により、心地よいクルマ社会に貢献してまいります。あわせて、ものづくりにおいては、廃棄物の削減とリサイクル化、省資源・省エネルギーの推進、環境負荷物質の管理・低減に取り組み、今後も持続可能な社会への貢献に努めてまいります。
当社においてはR&D本部、開発本部、技術本部が中心となり、材料、加工技術、構造設計等の要素技術の研究から新製品開発まで、一貫した研究開発活動を行っております。本社移転を機に、研究開発、設計、生産技術の拠点を一元化するとともに研究施設を拡張することで、高効率的な開発体制を構築いたしました。また、関係会社との連携体制としては、加工技術分野の金型、機械、治具等の研究開発は主に子会社のデック株式会社と共同で行い、構造設計分野におけるCAD設計・CAE解析の研究開発は、主に子会社の帝恩汽車部件(上海)有限公司、DaikyoNishikawa Korea Co., Ltd.と共同で行っております。その他、材料研究を中心に、大学、研究機関、外部企業と幅広い共同研究活動を行っております。
当連結会計年度における当社の研究開発費の総額は2,603百万円であり、主な研究開発の活動内容は下記に記載しております。また、当社グループは当社の開発戦略に基づき、日本を中心とした研究開発活動を行っており、この研究開発費につきましては、90%以上が日本セグメントであることから、一括して記載しております。

(1) 軽量化開発
外装部品領域においては、内製ブレンド樹脂材料、独自成形工法を用いたバックドアなどの新規の樹脂化開発により、スチールに比較して約30%の軽量化とともにコスト低減を達成しました。軽・小型自動車に加え更なる車種展開のため、現在は、機能・付加価値向上と原価低減への取り組みを実施しております。
内装部品領域においては、内装トリム、トランクトリム部品、空調ダクト等に樹脂発泡技術を展開し、約25%の軽量化を達成しました。更なる適用製品の拡大と軽量化を目指して高発泡・高外観工法の開発を推進しております。
パワートレイン部品領域においては、オイルストレーナー等の樹脂化により軽量化と機能向上を実現してきました。EV車を含めた電動車関連として、ガスアシストINJ成型による冷却水パイプ等の樹脂化を推進しております。また、EV車用大型バッテリーパックにおいては高付加価値の樹脂ケース開発にも取り組んでおります。

(2) 快適性向上開発
質感向上のニーズに対して、加飾、塗装、縫製技術等のデザイン提案を行い、次世代の内装部品への適用を目指しております。また、乗員の触れる内装部品の触感を向上させるために、表皮材やウレタンフォームの研究を行っております。また、実車レベルでの快適性を向上させるための遮音・吸音技術の開発、快適性とともに車両の航続距離を伸ばす熱マネージメント技術の開発にも着手し、商品化を進めています。

(3) 樹脂と電装デバイスの融合
当社は樹脂成形技術と電装技術を融合させ、デザイン性や安全性を向上させる入出力装置として、光透過表皮技術を中心とした高触感デバイスの開発を推進しており、他社にない斬新な触感と表現で、適用部品の拡大を目指しております。また、電子部品の機能安全を保障する国際規格ISO26262に適合する開発プロセスを構築し、お客様に安全なデバイスを提供する開発体制を整備しました。

(4) 独自技術の深化
新製品開発を支える要素技術である樹脂材料、成形技術、金型技術の領域において、当社は独自の技術開発を実施しております。独自の樹脂材料ブレンド技術を開発し、バンパー、樹脂ボディ部品の薄肉化や低比重化を実現し、車両の軽量化に貢献しております。その他、微細発泡成形、ガスアシスト成形及びサクションブロー成形による中空パイプ、2色成形工法による異材質の高質感内装部品など、新製品へ技術展開をしております。

(5) 次世代技術の研究開発
当社は、4つの主力製品(インストルメントパネル、バンパー、バックドア、パワートレイン部品)に対して中期商品戦略を立て、軽量化、遮音性、断熱性等の商品価値を高める技術開発を進めております。
電動車においては、電磁波シールド等の研究を行い、将来の製品展開を目指しております。
また、環境負荷を低減させるため、植物由来のセルロースナノファイバー樹脂補強材の研究やバイオエンプラを用いた製品化にも取り組んでおります。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E30438] S100LK46)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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