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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100OJQE (EDINETへの外部リンク)

有価証券報告書抜粋 株式会社 コロナ 研究開発活動 (2022年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

当社グループは、住宅関連機器事業のみの単一セグメントとなるため、研究開発活動については、商品の種類別区分ごとに記載しております。

当社グループの研究開発活動については、当社技術本部において、暖房機器、空調・家電機器、住宅設備機器の3分野にわたる商品群により、安全・安心で環境にやさしい商品、快適・健康で心豊かな住空間、便利で経済的な生活を創造・実現することによって、お客様の期待に応える商品開発に取り組んでおります。マーケットインに徹した商品開発を通して、「お客様に喜んで買っていただける商品づくり」の具現化を図っております。
なお、商品の種類別の研究開発活動の主な内容は、次のとおりであります。

(1) 暖房機器
主力商品である石油ファンヒーターでは、上位機種のWZシリーズとVXシリーズにて、燃焼用送風モーターと送風モーターに消費電力が少なく高速回転が可能なDCモーターを採用したことで、消費電力を従来比で約60%削減し、業界No.1※1の低消費電力を達成しました。また、スイッチ1つで最大暖房出力を一時的に10%高めて運転させ換気後などに低下した室温をスピーディーに暖める「ターボモード」の搭載や、標高2,000m※2までの高地対応を可能としました。WZシリーズにおいては、住宅に多く用いられる水平・垂直基調をデザインに採用するとともに、木目調や細かい筋模様のヘアライン調の素材を外装に使用することで、室内空間との親和性を高めたシンプルなデザインに一新しました。また、温風吹出口のルーバーを大型化した「足もとあったかルーバー」により、温風の到達距離を約18%アップの約200cmまで伸ばしました。その他に、全ラインアップで点火制御の見直しとバーナの最適化を行い、通常点火時間を従来機種よりも約10~30秒短縮し、より早く暖かさを届けることを可能とするなど、合計7シリーズ15機種を開発しました。
FF式温風石油暖房機では、WGシリーズをフルモデルチェンジし、温風送風ファンのモーターに省エネ性の高いDCモーターを採用したことにより、運転中の消費電力を最大で約50%削減し、最小火力時において6Wの低消費電力を達成するとともに、表面に多くの凹凸を持たせディンプルプレート熱交換器の採用や、風切り音を抑えたワイドスロープグリルにより、最小火力運転時20dBの低騒音性も実現しました。また、本体と下皿を一体化した構造に変更し、ほこりがたまりにくく掃除がしやすい、すっきりとしたデザインに刷新しました。
自然対流型電気暖房機では、オイルレスヒーター ノイルヒートにて、本体底部に「フロアLED」を搭載し、フットライトのように本体周囲をやさしく照らし、夜間や就寝時の使用における安全性を向上させました。「フロアLED」は暖房運転停止中も操作でき、付属のリモコンでも5段階の明るさ調整を可能としました。
なお、当部門に係る研究開発費は137百万円であります。


(2) 空調・家電機器
主力商品であるルームエアコンでは、結露水で熱交換器の汚れを洗い流す「アクアドロップ洗浄」、フィルター自動お掃除機能、脱着簡単な「ワンタッチダストボックス」等の充実したお手入れ機能や、専用アプリによるスマホ連動、人感センサー等の省エネ機能を搭載したフラグシップモデルのZシリーズをはじめ、暖房能力に優れたWシリーズ、基本性能重視のNシリーズ、エアコンは冷房しか使わない方におすすめの冷房専用シリーズ、工事不要で窓があれば簡単に取り付けられるウインドエアコン 冷暖房兼用タイプ、冷房専用シリーズの6シリーズ22機種を開発しました。ウインドエアコン 冷房専用シリーズにおいては、従来モデルに採用していたR41OA冷媒に代わり、地球温暖化係数が約3分の1の環境負荷の少ないR32冷媒を業界で初めて採用しました。
衣類乾燥除湿機では、衣類乾燥性能と清潔性にこだわったフラグシップモデル12L・18LタイプのWHシリーズを新たに開発し、大小2種類のルーバーから成る「速乾Wルーバー」を搭載し、送風範囲(奥行)を従来よりも約40%拡大させ、パワフルな300Wヒーター温風との併用により、業界トップクラスの衣類乾燥時間58分を実現しました。衣類乾燥の質にもこだわり、様々な方向から風を当てることで洗濯物の繊維を立ち上げ、タオル乾燥のふんわり感を約30%アップさせ、おろしたてのようなふんわり触感を実現しました。また、熱交換器のアルミフィンには、汚れが落ちやすい「抗菌・防カビクリアフィンコート」を採用し、コップ1杯の水で熱交換器の汚れなどを洗い流す業界で初めての清潔機能「アクアドロップ洗浄self(セルフ)」を搭載しました。除湿機内部を清潔に保つだけでなく、除湿や衣類乾燥の性能低下も抑えることができました。操作部には文字が光る大型の静電タッチパネルを採用し質感・操作性を向上させました。その他に、使用シーンに合せて選べる4つの衣類乾燥モード、5段階湿度設定及びサーキュレータモードなどを搭載した選べるモードとたっぷり衣類乾燥できるファミリー向け10LタイプのHシリーズ、コンパクトでもしっかり衣類乾燥できるパーソナルユースに最適でスリムな6.3LタイプのSシリーズ、しっかり除湿、水捨て回数が少ないビッグタンクを搭載したコンパクトな6.3LタイプのPシリーズ、冷風、衣類乾燥、除湿の1台3役のどこでもクーラー10L・14LタイプのCDMシリーズ、合計5シリーズ8機種を開発しました。
なお、当部門に係る研究開発費は144百万円であります。

(3) 住宅設備機器
自然冷媒CO2家庭用ヒートポンプ給湯機エコキュートでは、スマートフォン専用アプリ「コロナ快適ホームアプリ」に「ソーラーモードアプリ」を新たに搭載し、HEMSの導入不要で、クラウドの天気予報を基に太陽光発電の余剰電力を活用して最適な沸き上げ運転を自動で行える機能を追加しました。通常は夜間に行う沸き上げ運転を、太陽光発電の余剰電力を活用して、一部昼間に移行して沸き上げを行うことで、効率的なエネルギー利用が可能となりました。また、自然災害が頻発していることを受け、停電や断水などの発生が予測される際に、アプリやリモコンからの操作で、エコキュートの貯湯タンクや浴槽内に生活用水を確保することを可能とし、停電時にお湯が使えるだけでなく、断水時も貯湯タンクの非常用取水栓から生活用水を確保するなど、これまでのレジリエンス機能をさらに充実させた20機種(一般地仕様:11機種、寒冷地仕様:9機種)を開発しました。
なお、当部門に係る研究開発費は350百万円であります。

この結果、当連結会計年度における研究開発費は632百万円であります。

※1 2021年6月現在。WZ・VXシリーズ3.6kW・4.6kWタイプにおいて。
※2 VXシリーズ(大型タイプ)は1,500m対応。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01444] S100OJQE)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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