シェア: facebook でシェア twitter でシェア google+ でシェア

有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100O325 (EDINETへの外部リンク)

有価証券報告書抜粋 富士精工株式会社 研究開発活動 (2022年2月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

当社グループにおきましては、自動車産業の電動車シフトにともなう取引先の新たな部品試作や量産に貢献する製品や技術の開発及び加工現場における高速高能率化やフレキシブル生産対応を実現する製品・商品の提供を研究開発活動の基本方針としております。
直近では「モーターなどの電動車部品生産用工具」や「水素タンクなどの燃料電池車生産用治具」をはじめとした特殊工具や特殊治具、更にはそれらの周辺装置の開発テーマを中心に取り組んでおり、当連結会計年度における研究開発費の総額は113百万円(売上高比率0.6%)であります。
当社グループは生産・販売体制を基礎とした地域別のセグメントから構成されており、研究開発活動は主に当社を中心とした日本セグメントで行っております。なお、当連結会計年度における主な研究開発の成果は、次のとおりであります。

(1)協働ロボット用バリ取りハンド
当製品はお客様の生産ラインにおいて手作業で対応しているバリ取り作業の自働化について、今後更に需要が高まると言われる協働ロボットでの実現を提案する開発品であります。協働ロボットは可搬重量に制限があるため、先端のハンド部の軽量化が必須となりますが、炭素繊維を複合させることが可能な樹脂3Dプリンタと当社の独自設計による特殊内部構造により、十分な剛性と軽量化の両立を実現しております。更に当社の要素技術であるクイックチェンジ機能を先端部に設け、自動で交換できる仕様としております。今後も「自働化」におけるニーズは高まっていくと想定しており、本製品においては更なる機能追加や性能向上を進めていく計画であります。

(2)切屑細分化ツール パラパラドリル
当製品は刃先に複数の縦溝を設けたことで、アルミ部品の加工において排出される切屑の細分化を実現しております。ワークの狭い溝などに切屑が入り込んでしまい、それを取り除く作業が必要になってしまうことを回避することで、お客様の生産性向上に寄与する製品であります。切屑を細分化し排出性を高める事は、お客様の設備で使用されるクーラント量の低減にも貢献し、ひいてはカーボンニュートラル実現に向けた環境調和型製品としても位置付けできるため、今後も更なる改良を進めて行く計画であります。
また、本製品は2021年度日刊工業新聞社主催の「第32回 読者が選ぶネーミング大賞」において「ユーモアネーミング賞」を受賞しており、当社の認知度向上にも寄与しております。

(3)新たな取組み
当社は切削工具の他に、部品把持用のワークチャック、マテハンホルダ、付加価値治具や樹脂製品開発にも力を入れており、お客様の生産ラインにおける全体最適化を目指しております。
志賀機械工業株式会社を子会社化したことで、同社の技術をこれらの製品群に活用することが可能となり、お客様の多品種少量生産や生産現場の自働化・無人化・省スペース化に貢献する製品の開発や改善をより一層加速できる体制となりました。
今後もお客様の期待を超える製品や技術を提供し続け、世界各地のお客様の生産性向上や環境改善に貢献してまいります。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01503] S100O325)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。