有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100OHN7 (EDINETへの外部リンク)
株式会社カワタ 研究開発活動 (2022年3月期)
当社グループは「業界トップ技術」のカワタグループとして、「高機能かつ操作性に優れた」プラスチック加工合理化機器の独自製品の研究開発を進めるとともに、長期成長の基盤となるべき新技術の基礎的研究と新規分野製品の開発に取り組んでおります。
当連結会計年度における研究開発費の総額は221,730千円であり、主として日本及び中国(東アジア)において研究開発活動を行っております。その主な内容は、次のとおりであります。
(1) 日本
当該セグメントにおける研究開発費の金額は200,806千円であり、主な内容は次のとおりであります。① 乾燥循環気流中の揮発性有機化合物(VOC)除去と水分除去との両機能を備える吸着ユニットを開発いたしました。VOC成分の堆積による乾燥機不具合の防止に役に立ちます。
② 薄膜コート技術の実用化研究開発を継続しています。全固体電池への応用のみならず、各種機能性微粒子材料への応用研究も進めています。
③ IoT対応への取り組みを「Kawata-Smart-Link」と称し、スマート成形工場実現に向けた「材料誤投入防止システム」の開発や、OPC-UA通信規格に準拠したEUROMAP規格対応など、業界最新動向を注視して開発を進めています。
④ 最高媒体温度230℃の温水循環措置「KCT-5012BC/230」を開発し、上市しました。
⑤ 最高媒体温度600℃の過熱水蒸気を発生させ循環させる過熱水蒸気循環装置「KCS-8078/600」を開発いたしました。
(2) 東アジア
当該セグメントにおける研究開発費の金額は20,924千円であり、主な内容は次のとおりであります。① 将来の工場IoT通信のメインテクノロジーとして、前期よりOPC-UA通信規格の開発に着手し、引き続き当期も開発を継続しております。該当規格の特徴は、安全で信頼性が高い世界共通の通信規格です。
② 金型温調機の新型コントローラの開発に着手しました。当該コントローラはマルチチャンネルアナログデータの入出力、マルチポイントI/Oはマルチスペック入出力機能に対応するとともに、電源位相検査、電力検査などの機能にも対応しております。
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ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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