有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100O8DU (EDINETへの外部リンク)
山洋電気株式会社 研究開発活動 (2022年3月期)
当社グループの当連結会計年度の研究開発活動は,営業部門と設計開発部門が一体となり,お客さまが新たに価値創造ができる製品の開発をおこなうことを基本方針としています。
研究開発活動は,「地球環境を守るための技術」,「人の健康と安全を守るための技術」,「新しいエネルギーの活用と省エネルギーのための技術」への貢献をめざし,3つの事業部において積極的に推進しています。
研究開発の体制は,当社テクノロジーセンターを主要な拠点とし,市場ニーズの先取りやお客さまの要求に即応できるよう,設計開発部門をグループ制とするなど,課題ごとのチーム編成が容易となる体制としています。
無形資産に計上された開発費を含む当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は,3,211百万円です。
なお,研究開発費のセグメントはすべて日本で計上されています。
また,事業部門別の研究開発活動は,次のとおりです。
(クーリングシステム事業)
クーリングシステム製品「San Ace」においては,次のような開発に取り組みました。
デジタルサイネージやEV用急速充電器,通信キャビネットなどの市場では,装置を屋外に設置するケースが多く,より高い防水性能を持った遠心ファンが求められています。これらの要望に応えるため,高風量・高静圧かつ,保護等級IP68を実現した遠心ファン「San Ace 100W」 9W2TMタイプ,「San Ace 133W」 9W2TJタイプを開発しました。
また,空調機器,インバータ,制御盤などでは,AC電源で駆動でき,低消費電力で高性能な軸流ファンが求められています。これらの要望に応えるため,ACDCコンバータを搭載した高い冷却性能をもつACDCファン「San Ace 172AD」 9ADタイプと保護等級IP56を備えた「San Ace 172AD」 9ADWタイプを開発しました。
さらには、医療機器,計測機器,アミューズメント機器など,人の傍らで使用される装置では, とりわけ静かなファンが求められています。これらの要望に応えるため,業界トップの低騒音ファン「San Ace 60/80/92/120」 9RAタイプを開発しました。
一方,住宅換気においては,省エネルギーの観点から蓄熱エレメントを介して一つのファンで外気を取り込み,内気を排出できる換気機器が増えており,蓄熱エレメントの高密度化にともない,より高い送風性能が求められています。このような市場の要望に応えるため,リバーシブルフローファン「San Ace 136RF」9RFAタイプを開発しました。
サーバ,ストレージなどでは,装置の高性能化が進み発熱が増大する一方で小型化が進んでいるため,これまで以上に高風量・高静圧なファンが求められています。このような市場に向けて,高風量・高静圧・低消費電力を有する「San Ace 60」9HVAタイプを開発しました。
このように,市場においてさまざまな技術革新が進むなか,冷却ファンのさらなる高性能化と耐環境性能を実現するため,世界トップの性能と安心してご使用いただける高信頼の製品を目指し,新製品開発に取り組みました。
当事業部門における研究開発費は438百万円です。
(パワーシステム事業)
パワーシステム製品「SANUPS」においては,次のような開発に取り組みました。
無停電電源装置(UPS)では,高効率の常時インバータ給電方式UPS「SANUPS A23D」30/50/75/100kVAを開発しました。装置の変換効率を従来品と比べて2%向上し,消費電力を低く抑えることで電気料金およびCO2排出量を削減しました。
また,幅広い入力電圧範囲によりバッテリ運転への切換頻度を抑制し,バッテリの消耗と劣化を抑えるとともに,冷却ファンや電解コンデンサなどの部品を15年間交換不要とし,お客さまのランニングコストを低減しました。
次にリチウムイオン電池を搭載した常時インバータ給電方式UPS「SANUPS A11K-Li」のラインアップを拡充し,COVID-19ワクチンフリーザー専用モデルを追加しました。フリーザー特有のコンプレッサに流れる突入電流に対処できるよう,じゅうぶんな過負荷耐量をもたせ,厚生労働省指定の超低温冷凍庫(ディープフリーザー)への利用に最適です。
無停電電源装置(UPS)をネットワークに接続するための「LANインタフェースカード」では,Webツールを従来のJavaからHTMLに変更するとともに,新機能を追加しました。お客さまが使いやすいユーザーインタフェースの導入や充実した機能を追加することで,UPS管理の利便性が向上しました。
回転型電源の分野では,「SANUPS M53A」移動電源車 1BOXタイプ4WD仕様を開発しました。37/45kVAの発電容量を有しながら,車輌総重量を3,500kg未満に抑え,お客さまの利便性を向上しました。
当事業部門における研究開発費は687百万円です。
(サーボシステム事業)
サーボシステム製品「SANMOTION」においては,次のような開発に取り組みました。
「SANMOTION F ステッピングモータ」では,高トルク,低騒音,省エネルギー化を実現した2相56m/m角ステップ角1.8度の製品を開発しました。従来品と比較して,トルクが約40%アップしているため,機械装置の高速化・小型化に寄与します。また,騒音レベルが3dB低減し,効率は約3%向上しているため,人と地球環境に優しい製品です。
「SANMOTION リニアサーボモータ」では,大推力,低発熱,安定した整定特性を実現した多軸一体構造のリニアサーボモータ多軸一体ユニットを開発しました。この製品は推力が大きく,位置決め時の整定性も安定しているため,機械装置のタクトタイムの向上に寄与します。また,多軸一体構造でありながら低発熱のため,設置スペースが厳しい装置に最適な製品です。
「SANMOTION C モーションコントローラ」においては,豊富なロボット制御機能とネットワーク機能を搭載し,高性能,小型化,軽量化を実現したS500シリーズを開発しました。ロボット制御機能の充実により,ロボットの内製化に寄与するとともに,製造現場のIoT化にも貢献します。また,従来品と比較して,体積比:1/3.3,質量比:1/2.7の小型化,軽量化を実現したため,装置の省スペース化・軽量化にも貢献します。
当事業部門における研究開発費は2,086百万円です。
研究開発活動は,「地球環境を守るための技術」,「人の健康と安全を守るための技術」,「新しいエネルギーの活用と省エネルギーのための技術」への貢献をめざし,3つの事業部において積極的に推進しています。
研究開発の体制は,当社テクノロジーセンターを主要な拠点とし,市場ニーズの先取りやお客さまの要求に即応できるよう,設計開発部門をグループ制とするなど,課題ごとのチーム編成が容易となる体制としています。
無形資産に計上された開発費を含む当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は,3,211百万円です。
なお,研究開発費のセグメントはすべて日本で計上されています。
また,事業部門別の研究開発活動は,次のとおりです。
(クーリングシステム事業)
クーリングシステム製品「San Ace」においては,次のような開発に取り組みました。
デジタルサイネージやEV用急速充電器,通信キャビネットなどの市場では,装置を屋外に設置するケースが多く,より高い防水性能を持った遠心ファンが求められています。これらの要望に応えるため,高風量・高静圧かつ,保護等級IP68を実現した遠心ファン「San Ace 100W」 9W2TMタイプ,「San Ace 133W」 9W2TJタイプを開発しました。
また,空調機器,インバータ,制御盤などでは,AC電源で駆動でき,低消費電力で高性能な軸流ファンが求められています。これらの要望に応えるため,ACDCコンバータを搭載した高い冷却性能をもつACDCファン「San Ace 172AD」 9ADタイプと保護等級IP56を備えた「San Ace 172AD」 9ADWタイプを開発しました。
さらには、医療機器,計測機器,アミューズメント機器など,人の傍らで使用される装置では, とりわけ静かなファンが求められています。これらの要望に応えるため,業界トップの低騒音ファン「San Ace 60/80/92/120」 9RAタイプを開発しました。
一方,住宅換気においては,省エネルギーの観点から蓄熱エレメントを介して一つのファンで外気を取り込み,内気を排出できる換気機器が増えており,蓄熱エレメントの高密度化にともない,より高い送風性能が求められています。このような市場の要望に応えるため,リバーシブルフローファン「San Ace 136RF」9RFAタイプを開発しました。
サーバ,ストレージなどでは,装置の高性能化が進み発熱が増大する一方で小型化が進んでいるため,これまで以上に高風量・高静圧なファンが求められています。このような市場に向けて,高風量・高静圧・低消費電力を有する「San Ace 60」9HVAタイプを開発しました。
このように,市場においてさまざまな技術革新が進むなか,冷却ファンのさらなる高性能化と耐環境性能を実現するため,世界トップの性能と安心してご使用いただける高信頼の製品を目指し,新製品開発に取り組みました。
当事業部門における研究開発費は438百万円です。
(パワーシステム事業)
パワーシステム製品「SANUPS」においては,次のような開発に取り組みました。
無停電電源装置(UPS)では,高効率の常時インバータ給電方式UPS「SANUPS A23D」30/50/75/100kVAを開発しました。装置の変換効率を従来品と比べて2%向上し,消費電力を低く抑えることで電気料金およびCO2排出量を削減しました。
また,幅広い入力電圧範囲によりバッテリ運転への切換頻度を抑制し,バッテリの消耗と劣化を抑えるとともに,冷却ファンや電解コンデンサなどの部品を15年間交換不要とし,お客さまのランニングコストを低減しました。
次にリチウムイオン電池を搭載した常時インバータ給電方式UPS「SANUPS A11K-Li」のラインアップを拡充し,COVID-19ワクチンフリーザー専用モデルを追加しました。フリーザー特有のコンプレッサに流れる突入電流に対処できるよう,じゅうぶんな過負荷耐量をもたせ,厚生労働省指定の超低温冷凍庫(ディープフリーザー)への利用に最適です。
無停電電源装置(UPS)をネットワークに接続するための「LANインタフェースカード」では,Webツールを従来のJavaからHTMLに変更するとともに,新機能を追加しました。お客さまが使いやすいユーザーインタフェースの導入や充実した機能を追加することで,UPS管理の利便性が向上しました。
回転型電源の分野では,「SANUPS M53A」移動電源車 1BOXタイプ4WD仕様を開発しました。37/45kVAの発電容量を有しながら,車輌総重量を3,500kg未満に抑え,お客さまの利便性を向上しました。
当事業部門における研究開発費は687百万円です。
(サーボシステム事業)
サーボシステム製品「SANMOTION」においては,次のような開発に取り組みました。
「SANMOTION F ステッピングモータ」では,高トルク,低騒音,省エネルギー化を実現した2相56m/m角ステップ角1.8度の製品を開発しました。従来品と比較して,トルクが約40%アップしているため,機械装置の高速化・小型化に寄与します。また,騒音レベルが3dB低減し,効率は約3%向上しているため,人と地球環境に優しい製品です。
「SANMOTION リニアサーボモータ」では,大推力,低発熱,安定した整定特性を実現した多軸一体構造のリニアサーボモータ多軸一体ユニットを開発しました。この製品は推力が大きく,位置決め時の整定性も安定しているため,機械装置のタクトタイムの向上に寄与します。また,多軸一体構造でありながら低発熱のため,設置スペースが厳しい装置に最適な製品です。
「SANMOTION C モーションコントローラ」においては,豊富なロボット制御機能とネットワーク機能を搭載し,高性能,小型化,軽量化を実現したS500シリーズを開発しました。ロボット制御機能の充実により,ロボットの内製化に寄与するとともに,製造現場のIoT化にも貢献します。また,従来品と比較して,体積比:1/3.3,質量比:1/2.7の小型化,軽量化を実現したため,装置の省スペース化・軽量化にも貢献します。
当事業部門における研究開発費は2,086百万円です。
このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01806] S100O8DU)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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