有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100O9FM (EDINETへの外部リンク)
日東電工株式会社 役員の状況 (2022年3月期)
① 役員一覧
男性 14名 女性 1名 (役員のうち女性の比率6.67%)
(注)1 CEO:Chief Executive Officer
COO:Chief Operating Officer
CTO:Chief Technology Officer
CFO:Chief Financial Officer
CIO:Chief Information Officer
2 取締役 古瀬 洋一郎、八丁地 隆、福田 民郎、ウォン ライヨン、澤田 道隆、山田 泰弘は社外取締役であります。
3 監査役 寺西 正司、豊田 正和、白木 三秀は社外監査役であります。
4 2022年6月17日開催の定時株主総会の終結の時から1年間
5 2020年6月19日開催の定時株主総会の終結の時から4年間
6 2019年6月21日開催の定時株主総会の終結の時から4年間
7 当社は、コーポレートガバナンスの強化及び意思決定の迅速化、業務執行の効率化を図ることを目的として執行役員制度を導入しております。取締役兼任以外の執行役員の状況は次のとおりであります。
② 社外役員の状況
③ 取締役・監査役の選解任にあたっての方針と手続
a.取締役会・監査役会の適切な構成について
当社は、現在の会社規模、取締役会・監査役会での実質的な議論の促進、社外取締役の適切な人数の確保等の観点から、取締役会においては10名以下(うち、独立社外取締役は1/3名以上)とするのが、適切な構成と考えており、定款においても上限を10名と定めております。また、監査役会においては5名以下(うち、独立社外監査役は半数以上)とし、適切な経験・能力及び必要な財務・会計・法務に関する知識を有するものを選任し、特に、財務・会計に関する十分な知見を有しているものを1名以上選任することが、適切な構成と考えており、定款においても上限を5名と定めております。さらに、変化し続ける経営環境において重要な方針を決定していくとともに、持続的に監督機能を発揮するため、取締役会・監査役会において「リーダーシップ」「テクノロジー」「ファイナンス」「ガバナンス」「サステナビリティ」の5項目の資質・学識・経験等(以下、総称して「スキル」という)を特定し、当該スキルがバランス良く網羅されるような構成が経営に資すると考えております。
b.取締役・監査役の選解任について
取締役・監査役の選解任に当たっては、下記の役員選任基準及び役員解任基準を定め、当該基準に沿って運用しております。さらに、取締役の選解任については、より透明性・公正性を高めるために、経営・指名・報酬諮問委員会において審議を行い、取締役会では当該諮問委員会の答申を尊重して最終的な決定を行います。
・役員選任基準
1.The Nitto Way(※)を実践する者であること
2.当社の特定する5項目のスキルにより会社への貢献が期待される者であること
※「安全をすべてに優先」、「お客様へ驚きと感動を提供」、「変化の先取り」、「新しい価値創造へのチャレンジ」、「スピーディーに動き、やると決めたらやりきる覚悟」、「絶え間ない自己変革」、「誠実な姿勢と多様性への理解と尊重」をベースとする価値観・心構え・行動基準
当社の特定する5項目のスキル
・役員解任基準
1.公序良俗に反する行為を行った場合
2.法令又は定款その他当社グループの規程に違反し、当社グループに多大な損失又は業務上の支障を生じさせた場合
3.職務執行に著しい支障が生じた場合
4.役員選任基準に定める資質が認められない場合
c.社外取締役・社外監査役の指名について
社外取締役及び社外監査役の指名を行うに当たっては「役員選任基準」に加え、「独立社外役員の選任基準」を定め、当該基準に満たす者を適任者として指名しております。当社の取締役又は監査役としての役割・責務を適切に遂行するために必要となる時間・労力を確保するため、社外取締役及び社外監査役が他社の役員等を兼任する場合には、適切な兼任状況であることに留意しております。
・独立社外役員の選任基準
当社は、ガバナンスの客観性及び透明性を確保するために、社外取締役及び社外監査役(以下、総称して「社外役員」という)の独立性に関する基準を以下のとおり定めます。
当社は、社外役員又は社外役員候補者が、当社において合理的に可能な範囲で調査した結果、次の各項目のいずれにも該当しないと判断される場合に、独立性を有しているものと判断します。
1.当社及び当社グループ会社(以下、総称して「当社グループ」という)の業務執行者等(取締役、監査役又は執行役員その他の使用人)又は過去10年間において当社グループの業務執行者等であった者
2.当社の大株主(議決権所有割合10%以上の株主。以下、同じ)の重要な業務執行者等(取締役、監査役、会計参与、執行役又は執行役員その他の重要な使用人。以下、同じ)
3.当社が大株主である会社の重要な業務執行者等
4.当社の主要な取引先(直近事業年度における当社との取引の対価の支払額又は受取額が、連結総売上高の2%超)の重要な業務執行者等
5.当社の主要な借入先(直近事業年度末における連結借入総額が、連結総資産の2%超)の重要な業務執行者等
6.当社から多額の報酬又は寄付(直近事業年度において、個人は1千万円以上、法人・団体は連結総売上高の2%超)を受領する法律専門家、会計・税務専門家、各種コンサルティング専門家、研究・教育専門家
7.当社及び当社グループ会社の業務執行者等の親族関係(3親等以内又は同居親族)
8.過去10年間において、上記2.から7.までのいずれかに該当していた者
9.上記の他、独立社外役員としての独立性に疑義があり、一般株主と利益相反のおそれがあると合理的に判断される事情を有する者
④ 社外役員による監督・監査、監査役監査、内部監査、会計監査の相互連携及び内部統制部門との関係
社外役員(社外取締役、社外監査役)は取締役会に出席し取締役等及び経営戦略会議からの報告等を通じて、監督又は監査を実施しております。また、経営・指名・報酬諮問委員会において、社外役員による意見聴取の場を設けており、これらの意見に基づき内部統制強化に努めています。
また、「(1)コーポレートガバナンスの概要②企業統治の体制の概要」をご参照ください。
男性 14名 女性 1名 (役員のうち女性の比率6.67%)
役職名 | 氏名 | 生年月日 | 略歴 | 任期 | 所有株式数 (千株) | ||||||||||||||||||||||||||||
代表取締役 取締役社長 CEO・COO | 髙﨑 秀雄 | 1953年8月11日生 |
| (注)4 | 42 | ||||||||||||||||||||||||||||
代表取締役 専務執行役員 | 富所 伸広 | 1965年6月1日生 |
| (注)4 | 10 | ||||||||||||||||||||||||||||
取締役 専務執行役員 CTO | 三木 陽介 | 1965年6月19日生 |
| (注)4 | 7 | ||||||||||||||||||||||||||||
取締役 常務執行役員 CFO | 伊勢山 恭弘 | 1962年4月19日生 |
| (注)4 | 5 | ||||||||||||||||||||||||||||
取締役 | 古瀬 洋一郎 | 1941年11月4日生 |
| (注)4 | 2 |
役職名 | 氏名 | 生年月日 | 略歴 | 任期 | 所有株式数 (千株) | ||||||||||||||||||||||||||
取締役 | 八丁地 隆 | 1947年1月27日生 |
| (注)4 | - | ||||||||||||||||||||||||||
取締役 | 福田 民郎 | 1948年6月19日生 |
| (注)4 | 0 | ||||||||||||||||||||||||||
取締役 | ウォン ライヨン | 1972年1月10日生 |
| (注)4 | - | ||||||||||||||||||||||||||
取締役 | 澤田 道隆 | 1955年12月20日生 |
| (注)4 | - | ||||||||||||||||||||||||||
取締役 | 山田 泰弘 | 1963年6月28日生 |
| (注)4 | - | ||||||||||||||||||||||||||
監査役 (常勤) | 神崎 正巳 | 1953年12月7日生 |
| (注)6 | 8 |
役職名 | 氏名 | 生年月日 | 略歴 | 任期 | 所有株式数 (千株) | ||||||||||||||||||||||||||||
監査役 (常勤) | 德安 晋 | 1961年6月7日生 |
| (注)6 | 5 | ||||||||||||||||||||||||||||
監査役 (非常勤) | 寺西 正司 | 1947年2月6日生 |
| (注)5 | - | ||||||||||||||||||||||||||||
監査役 (非常勤) | 豊田 正和 | 1949年6月28日生 |
| (注)6 | - | ||||||||||||||||||||||||||||
監査役 (非常勤) | 白木 三秀 | 1951年5月6日生 |
| (注)5 | - | ||||||||||||||||||||||||||||
計 | 83 |
(注)1 CEO:Chief Executive Officer
COO:Chief Operating Officer
CTO:Chief Technology Officer
CFO:Chief Financial Officer
CIO:Chief Information Officer
2 取締役 古瀬 洋一郎、八丁地 隆、福田 民郎、ウォン ライヨン、澤田 道隆、山田 泰弘は社外取締役であります。
3 監査役 寺西 正司、豊田 正和、白木 三秀は社外監査役であります。
4 2022年6月17日開催の定時株主総会の終結の時から1年間
5 2020年6月19日開催の定時株主総会の終結の時から4年間
6 2019年6月21日開催の定時株主総会の終結の時から4年間
7 当社は、コーポレートガバナンスの強化及び意思決定の迅速化、業務執行の効率化を図ることを目的として執行役員制度を導入しております。取締役兼任以外の執行役員の状況は次のとおりであります。
専務執行役員 | 大脇 泰人 |
常務執行役員 | 飯塚 幸宏 |
常務執行役員 | 高柳 敏彦 |
常務執行役員 | Sam Strijckmans |
常務執行役員 | 藤岡 誠二 |
上席執行役員 | 土本 一喜 |
上席執行役員 | 右近 敦嗣 |
上席執行役員 | 李 培源 |
上席執行役員 | 佐藤 紀夫 |
上席執行役員 | 城 勝義 |
上席執行役員 | 赤木 達哉 |
上席執行役員 | 堀川 幸裕 |
上席執行役員 | 青木 信行 |
執行役員 | 明間 健二郎 |
執行役員 | 名畑 憲兼 |
執行役員 | 許 成逸 |
執行役員 | 髙渕 秀郎 |
執行役員 | 林 康裕 |
執行役員 | 吹田 真悟 |
執行役員 | 寺田 善彦 |
執行役員 | 金川 仁紀 |
執行役員 | 杉野 洋一郎 |
執行役員 | 村上 奈穗 |
② 社外役員の状況
氏名 | 重要な兼職の状況 | 当社との関係及び選任の理由 |
社外取締役 古瀬 洋一郎 | エバンストン㈱ GLP PTE. Ltd | ① 同氏は当事業年度(2021年度)の取締役会(12回)の全てに出席し、上場企業やメガバンクの取締役、代表取締役を歴任して培われた経営に関する高い見識・経験に基づく有用な意見をいただいております。 今後も、これら企業経営者、メガバンク出身者としての見識・経験に基づく取締役会の監督に加え、当社経営に対する幅広い意見を期待しています。なお、同氏には、経営・指名・報酬諮問委員会の委員としても引き続き活動いただきます。 ② 当社は、「独立社外役員の選任基準」を定め、この基準を基に社外取締役候補者を選任しております。なお、当社は、同氏を東京証券取引所の定めに基づく独立役員として指定し、同取引所に届け出ております。 また、同氏は現在、エバンストン株式会社の重要な業務執行者であります。当社は同社と取引をしておりません。 |
社外取締役 八丁地 隆 | 丸紅㈱ | ① 同氏は当事業年度(2021年度)の取締役会12回のうち11回に出席し、上場企業の代表執行役、取締役を歴任して培われた経営に関する高い見識・経験に基づく有用な意見をいただいております。 今後も、海外を含めた企業経営者としての見識・経験に基づく取締役会の監督に加え、当社経営に対するグローバル視点での意見を期待しています。なお、同氏には、経営・指名・報酬諮問委員会の委員としても引き続き活動いただきます。 ② 当社は、「独立社外役員の選任基準」を定め、この基準を基に社外取締役候補者を選任しております。なお、当社は、同氏を東京証券取引所の定めに基づく独立役員として指定し、同取引所に届け出ております。 過去において、同氏は株式会社日立製作所の重要な業務執行者であり、同社は子会社を通じて当社株式を15%程度所有していました。ただし、同社は2003年7月に当社株式のほとんどを売却しており(現在は当社株式を全て売却)、同社と当社とのグループ関係が解消されてから15年以上経過しています。 また、当社は同社と取引を行っていますが、当社システムの開発・保守などの取引がほとんどであり、その年間取引金額は当社の連結売上収益の0.1%未満であります。そのため、同社との関係は同氏の独立性に影響を及ぼすものではありません。 |
氏名 | 重要な兼職の状況 | 当社との関係及び選任の理由 |
社外取締役 福田 民郎 | 京都工芸繊維大学 | ① 同氏は当事業年度(2021年度)の取締役会(12回)の全てに出席し、デザイン経営を専門とする大学教授としての見識や、企業の顧問として経営に携わった経験に基づく有用な意見をいただいております。 今後も、これら専門家としての見識・経験に基づく取締役会の監督に加え、当社経営に対するブランドの構築やイノベーション創出の観点からの意見を期待しています。なお、同氏には、経営・指名・報酬諮問委員会の委員としても引き続き活動いただきます。 ② 当社は、「独立社外役員の選任基準」を定め、この基準を基に社外取締役候補者を選任しております。なお、当社は、同氏を東京証券取引所の定めに基づく独立役員として指定し、同取引所に届け出ております。 また、同氏は現在、京都工芸繊維大学の名誉教授であります。当社は同大学と共同研究等を行っていますが、その年間金額は当社の連結売上収益の0.0005%未満であり、同大学との関係は同氏の独立性に影響を及ぼすものではありません。 |
社外取締役 ウォン ライヨン | First Penguin Sdn.Bhd. | ① 同氏は当事業年度(2021年度)の取締役会(12回)の全てに出席し、女性・外国人活躍を含むダイバーシティやサステナビリティについて、約16年間の日本留学・勤務経験・母国マレーシア及びアジア各国での多様な経験や実績に基づく有用な意見をいただいております。 今後も、これら専門家としての見識・経験に基づく取締役会の監督に加え、当社経営に対する専門家の観点からの意見を期待しています。なお、同氏には、経営・指名・報酬諮問委員会の委員としても引き続き活動いただきます。 ② 当社は、「独立社外役員の選任基準」を定め、この基準を基に社外取締役候補者を選任しております。なお、当社は、同氏を東京証券取引所の定めに基づく独立役員として指定し、同取引所に届け出ております。 また、同氏は現在、First Penguin Sdn.Bhd.の重要な業務執行者であります。当社は同社と取引をしておりません。 |
社外取締役 澤田 道隆 | 花王㈱ パナソニックホールディングス㈱ | ① 同氏には取締役会の監督に加え、ESG推進のトップランナー企業経営者としての多様な経験や実績に基づく有用な意見をいただいております。 今後も、これら企業経営者としての見識・経験に基づく取締役会の監督に加え、当社経営に対する幅広い意見を期待しています。なお、同氏には、経営・指名・報酬諮問委員会の委員としても引き続き活動いただきます。 ② 当社は、「独立社外役員の選任基準」を定め、この基準を基に社外取締役候補者を選任しております。なお、当社は、同氏を東京証券取引所の定めに基づく独立役員として指定し、同取引所に届け出ております。 また、同氏は現在、花王株式会社の重要な業務執行者であります。当社は同社と取引をしておりません。 |
氏名 | 重要な兼職の状況 | 当社との関係及び選任の理由 |
社外取締役 山田 泰弘 | なし | ① 同氏には取締役会の監督に加え、日本銀行の要職を歴任して培われた経験に基づく幅広い意見を期待しています。なお、同氏には、経営・指名・報酬諮問委員会の委員としても活動いただく予定です。 ② 当社は、「独立社外役員の選任基準」を定め、この基準を基に社外取締役候補者を選任しております。なお、当社は、同氏を東京証券取引所の定めに基づく独立役員として指定し、同取引所に届け出ております。 また、同氏は過去において、日本銀行の重要な業務執行者でありました。当社は同行と取引をしておりません。 |
社外監査役 寺西 正司 | ㈱三菱UFJ銀行 | ① 同氏は当事業年度(2021年度)の取締役会(12回)及び監査役会(13回)の全てに出席し、メガバンク経営者としての見識・経験に基づく適正な監査に加え、当社経営に対して財務分野の観点からの有用な意見をいただいております。 今後も、これら専門家としての見識・経験を当社の監査に反映していただくことに加え、当社経営に対する金融、財務分野の観点からの意見を期待しています。なお、同氏には、経営・指名・報酬諮問委員会の委員としても引き続き活動いただきます。 同氏は、財務及び会計に関する相当程度の知見を有するものであります。 ② 当社は、「独立社外役員の選任基準」を定め、この基準を基に社外監査役候補者を選任しております。なお、当社は、同氏を東京証券取引所の定めに基づく独立役員として指定し、同取引所に届け出ております。 また、同氏は、株式会社三菱UFJ銀行名誉顧問を務めています。過去においては同グループでの重要な業務執行者でありましたが、10年以上経過しており、独立性に影響を及ぼすものではありません。さらに、当社における同行からの借入金額はありません。 |
社外監査役 豊田 正和 | 日産自動車㈱ ㈶国際経済交流財団 スペースワン㈱ | ① 同氏は当事業年度(2021年度)の取締役会(12回)及び監査役会(13回)の全てに出席し、国政に携わった経済の専門家としての見識・経験に基づく適正な監査に加え、有用な意見をいただいております。 今後も、これらの見識・経験を当社の監査に反映していただくことに加え、当社経営に対する経済、国際貿易分野の観点からの意見を期待しています。なお、同氏には、経営・指名・報酬諮問委員会の委員としても引き続き活動いただきます。 同氏は、直接企業経営に関与した経験はありませんが、上記理由から、当社の社外監査役として適切に職務を遂行していただけると判断しております。 ② 当社は、「独立社外役員の選任基準」を定め、この基準を基に社外監査役候補者を選任しております。なお、当社は、同氏を東京証券取引所の定めに基づく独立役員として指定し、同取引所に届け出ております。 |
氏名 | 重要な兼職の状況 | 当社との関係及び選任の理由 |
社外監査役 白木 三秀 | 早稲田大学 国士舘大学大学院 | ① 同氏は当事業年度(2021年度)の取締役会(12回)及び監査役会(13回)の全てに出席し、労働問題、グローバル人材育成の専門家としての見識・経験に基づく有用な意見をいただいております。 今後も、これらの見識・経験を当社の監査に反映していただくことに加え、当社経営に対する労働、人財育成分野の観点からの意見を期待しています。なお、同氏には、経営・指名・報酬諮問委員会の委員としても引き続き活動いただきます。 同氏は、直接企業経営に関与した経験はありませんが、上記理由から、当社の社外監査役として適切に職務を遂行していただけると判断しております。 ② 当社は、「独立社外役員の選任基準」を定め、この基準を基に社外監査役候補者を選任しております。なお、当社は、同氏を東京証券取引所の定めに基づく独立役員として指定し、同取引所に届け出ております。 同氏は現在、早稲田大学の名誉教授であります。当社は同大学と共同研究に係る取引を行っていますが、その年間金額は当社の連結売上収益の0.0005%未満であり、同大学との関係は同氏の独立性に影響を及ぼすものではありません。 また、同氏は現在、国士舘大学大学院の客員教授であります。当社は同大学と取引をしておりません。 |
③ 取締役・監査役の選解任にあたっての方針と手続
a.取締役会・監査役会の適切な構成について
当社は、現在の会社規模、取締役会・監査役会での実質的な議論の促進、社外取締役の適切な人数の確保等の観点から、取締役会においては10名以下(うち、独立社外取締役は1/3名以上)とするのが、適切な構成と考えており、定款においても上限を10名と定めております。また、監査役会においては5名以下(うち、独立社外監査役は半数以上)とし、適切な経験・能力及び必要な財務・会計・法務に関する知識を有するものを選任し、特に、財務・会計に関する十分な知見を有しているものを1名以上選任することが、適切な構成と考えており、定款においても上限を5名と定めております。さらに、変化し続ける経営環境において重要な方針を決定していくとともに、持続的に監督機能を発揮するため、取締役会・監査役会において「リーダーシップ」「テクノロジー」「ファイナンス」「ガバナンス」「サステナビリティ」の5項目の資質・学識・経験等(以下、総称して「スキル」という)を特定し、当該スキルがバランス良く網羅されるような構成が経営に資すると考えております。
b.取締役・監査役の選解任について
取締役・監査役の選解任に当たっては、下記の役員選任基準及び役員解任基準を定め、当該基準に沿って運用しております。さらに、取締役の選解任については、より透明性・公正性を高めるために、経営・指名・報酬諮問委員会において審議を行い、取締役会では当該諮問委員会の答申を尊重して最終的な決定を行います。
・役員選任基準
1.The Nitto Way(※)を実践する者であること
2.当社の特定する5項目のスキルにより会社への貢献が期待される者であること
※「安全をすべてに優先」、「お客様へ驚きと感動を提供」、「変化の先取り」、「新しい価値創造へのチャレンジ」、「スピーディーに動き、やると決めたらやりきる覚悟」、「絶え間ない自己変革」、「誠実な姿勢と多様性への理解と尊重」をベースとする価値観・心構え・行動基準
当社の特定する5項目のスキル
スキル | 選定理由 |
リーダーシップ | 事業環境が大きく変化する中、持続的に成長するためには、果敢な経営判断が必要です。そのため、当社では、上場企業での経営者や大規模事業での責任者、ベンチャー経営者、政府の要職など、グローバルな組織におけるリーダーシップの資質、経験を役員のスキルとして選定しています。 |
テクノロジー | 当社のMissionである「新しい発想でお客様の価値創造に貢献します。」を実現するためには、イノベーションへの投資が常に必要です。そのため、当社では、既存事業だけでなく、IT、DX、品質・環境・安全技術や新規領域を含めた科学技術の造詣を役員のスキルとして選定しています。 |
ファイナンス | 企業を経営していくうえで、財務指標に基づいた科学的な投資施策が必要です。そのため、当社では、財務及び会計に関する知識を役員のスキルとして選定しています。 |
ガバナンス | 当社の「The Nitto Way」の「安全をすべてに優先」には「経営の安全」も含まれます。そのため、当社では、法務、リスクマネジメント、労務などの分野における学識や役員経験を役員のスキルとして選定しています。 |
サステナビリティ | 持続的な成長のためには、自社の成長だけでなく、サステナブルな社会の実現に向けた貢献が求められます。そのため、当社では、多様性、環境貢献、ブランド価値などの分野に関するバックグラウンドを役員のスキルとして選定しています。 |
・役員解任基準
1.公序良俗に反する行為を行った場合
2.法令又は定款その他当社グループの規程に違反し、当社グループに多大な損失又は業務上の支障を生じさせた場合
3.職務執行に著しい支障が生じた場合
4.役員選任基準に定める資質が認められない場合
c.社外取締役・社外監査役の指名について
社外取締役及び社外監査役の指名を行うに当たっては「役員選任基準」に加え、「独立社外役員の選任基準」を定め、当該基準に満たす者を適任者として指名しております。当社の取締役又は監査役としての役割・責務を適切に遂行するために必要となる時間・労力を確保するため、社外取締役及び社外監査役が他社の役員等を兼任する場合には、適切な兼任状況であることに留意しております。
・独立社外役員の選任基準
当社は、ガバナンスの客観性及び透明性を確保するために、社外取締役及び社外監査役(以下、総称して「社外役員」という)の独立性に関する基準を以下のとおり定めます。
当社は、社外役員又は社外役員候補者が、当社において合理的に可能な範囲で調査した結果、次の各項目のいずれにも該当しないと判断される場合に、独立性を有しているものと判断します。
1.当社及び当社グループ会社(以下、総称して「当社グループ」という)の業務執行者等(取締役、監査役又は執行役員その他の使用人)又は過去10年間において当社グループの業務執行者等であった者
2.当社の大株主(議決権所有割合10%以上の株主。以下、同じ)の重要な業務執行者等(取締役、監査役、会計参与、執行役又は執行役員その他の重要な使用人。以下、同じ)
3.当社が大株主である会社の重要な業務執行者等
4.当社の主要な取引先(直近事業年度における当社との取引の対価の支払額又は受取額が、連結総売上高の2%超)の重要な業務執行者等
5.当社の主要な借入先(直近事業年度末における連結借入総額が、連結総資産の2%超)の重要な業務執行者等
6.当社から多額の報酬又は寄付(直近事業年度において、個人は1千万円以上、法人・団体は連結総売上高の2%超)を受領する法律専門家、会計・税務専門家、各種コンサルティング専門家、研究・教育専門家
7.当社及び当社グループ会社の業務執行者等の親族関係(3親等以内又は同居親族)
8.過去10年間において、上記2.から7.までのいずれかに該当していた者
9.上記の他、独立社外役員としての独立性に疑義があり、一般株主と利益相反のおそれがあると合理的に判断される事情を有する者
④ 社外役員による監督・監査、監査役監査、内部監査、会計監査の相互連携及び内部統制部門との関係
社外役員(社外取締役、社外監査役)は取締役会に出席し取締役等及び経営戦略会議からの報告等を通じて、監督又は監査を実施しております。また、経営・指名・報酬諮問委員会において、社外役員による意見聴取の場を設けており、これらの意見に基づき内部統制強化に努めています。
また、「(1)コーポレートガバナンスの概要②企業統治の体制の概要」をご参照ください。
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