有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100OH6Z (EDINETへの外部リンク)
タカラバイオ株式会社 研究開発活動 (2022年3月期)
(1)研究内容について
当連結会計年度における当社グループ全体の研究開発費は6,109百万円であり、各事業における研究内容等は次のとおりであります。
① バイオ産業支援
当事業では、国内でトップシェアを有する遺伝子増幅法関連試薬等の遺伝子工学研究用試薬をはじめ、ゲノム解析、遺伝子機能解析および遺伝子検査等に関する研究開発やiPS細胞等の幹細胞および再生・細胞医療等の研究分野に向けた新製品や受託に関連する新技術の研究開発を行っております。また、コロナ禍においては、新型コロナウイルス検出用PCR関連製品等の開発も進めております。
当連結会計年度においては、新型コロナウイルス変異株の遺伝子検査試薬、下水試料を用いた新型コロナウイルス遺伝子検出試薬、ワクチン関連技術を開発いたしました。この他、高機能PCR用酵素、臨床応用を想定した研究用ウイルスベクター作製試薬等を開発いたしました。
② 遺伝子医療
当事業では、独自技術である高効率遺伝子導入技術レトロネクチン法、高効率リンパ球増殖技術であるレトロネクチン拡大培養法、siTCRⓇ技術を活用した遺伝子改変T細胞療法の臨床開発に加え、新規の基盤技術開発や臨床プロジェクトの創出等に取り組んでおります。
当連結会計年度においては、既存のCAR遺伝子治療の課題解決を目指した次世代CAR遺伝子治療法の開発等に取り組み、新規臨床プロジェクトとして、CD19・JAK/STAT・CAR遺伝子治療(開発コード:TBI-2001)のカナダでの臨床試験開始の準備等を進めました。その他、提携先企業へ導出したプロジェクトについて、提携先との緊密な連携のもと、上市に向けた薬事申請の準備、製造・供給体制の整備を進めてまいりました。※
※導出したプロジェクト3件のうち、腫瘍溶解性ウイルス canerpaturev(略称 C-REV、開発コードTBI-1401)、CD19・CAR遺伝子治療(開発コードTBI-1501)の2件について、導出先企業と合意の上、2021年11月に開発を中止いたしました。なお、NY-ESO-1・siTCR®遺伝子治療(開発コードTBI-1301)は引き続き提携先と共同開発を進めております。
また、上記の2事業に分類しきれない事業横断的な研究開発も推進しております。当社グループとしては、各研究開発プロジェクトの相互作用・フィードバック効果を利用して、戦略的な研究開発の推進を目指しております。
(2)知的財産権について
当社グループは、研究開発の成否がそのまま事業開発の成否につながるバイオテクノロジー関連産業において、競合他社を排除するため、自社の技術を特許で保護しております。また、研究開発を進めていくにあたって、特許出願・権利化を第一に考え対応していくとともに、必要な他者特許については取得またはライセンスを受ける方針であります。それらのうち各事業において特に重要なレトロネクチン拡大培養法、siTCR®、JAK/STAT・CARに関するものを、以下に記載しております。
① レトロネクチン拡大培養法
発明の名称:細胞傷害性リンパ球の製造方法
(注)ヨーロッパ6カ国の内訳は、ドイツ、スペイン、フランス、イギリス、イタリア、オランダであります。
② siTCR®
発明の名称:特異的遺伝子発現方法
(注)ヨーロッパ5カ国の内訳は、ドイツ、フランス、イギリス、イタリア、スウェーデンであります。
③ JAK/STAT・CAR
発明の名称:キメラ抗原受容体
(注)ヨーロッパ8カ国の内訳は、ドイツ、フランス、イギリス、イタリア、スウェーデン、オランダ、スイス、スペインであります。
当連結会計年度における当社グループ全体の研究開発費は6,109百万円であり、各事業における研究内容等は次のとおりであります。
① バイオ産業支援
当事業では、国内でトップシェアを有する遺伝子増幅法関連試薬等の遺伝子工学研究用試薬をはじめ、ゲノム解析、遺伝子機能解析および遺伝子検査等に関する研究開発やiPS細胞等の幹細胞および再生・細胞医療等の研究分野に向けた新製品や受託に関連する新技術の研究開発を行っております。また、コロナ禍においては、新型コロナウイルス検出用PCR関連製品等の開発も進めております。
当連結会計年度においては、新型コロナウイルス変異株の遺伝子検査試薬、下水試料を用いた新型コロナウイルス遺伝子検出試薬、ワクチン関連技術を開発いたしました。この他、高機能PCR用酵素、臨床応用を想定した研究用ウイルスベクター作製試薬等を開発いたしました。
② 遺伝子医療
当事業では、独自技術である高効率遺伝子導入技術レトロネクチン法、高効率リンパ球増殖技術であるレトロネクチン拡大培養法、siTCRⓇ技術を活用した遺伝子改変T細胞療法の臨床開発に加え、新規の基盤技術開発や臨床プロジェクトの創出等に取り組んでおります。
当連結会計年度においては、既存のCAR遺伝子治療の課題解決を目指した次世代CAR遺伝子治療法の開発等に取り組み、新規臨床プロジェクトとして、CD19・JAK/STAT・CAR遺伝子治療(開発コード:TBI-2001)のカナダでの臨床試験開始の準備等を進めました。その他、提携先企業へ導出したプロジェクトについて、提携先との緊密な連携のもと、上市に向けた薬事申請の準備、製造・供給体制の整備を進めてまいりました。※
※導出したプロジェクト3件のうち、腫瘍溶解性ウイルス canerpaturev(略称 C-REV、開発コードTBI-1401)、CD19・CAR遺伝子治療(開発コードTBI-1501)の2件について、導出先企業と合意の上、2021年11月に開発を中止いたしました。なお、NY-ESO-1・siTCR®遺伝子治療(開発コードTBI-1301)は引き続き提携先と共同開発を進めております。
また、上記の2事業に分類しきれない事業横断的な研究開発も推進しております。当社グループとしては、各研究開発プロジェクトの相互作用・フィードバック効果を利用して、戦略的な研究開発の推進を目指しております。
(2)知的財産権について
当社グループは、研究開発の成否がそのまま事業開発の成否につながるバイオテクノロジー関連産業において、競合他社を排除するため、自社の技術を特許で保護しております。また、研究開発を進めていくにあたって、特許出願・権利化を第一に考え対応していくとともに、必要な他者特許については取得またはライセンスを受ける方針であります。それらのうち各事業において特に重要なレトロネクチン拡大培養法、siTCR®、JAK/STAT・CARに関するものを、以下に記載しております。
① レトロネクチン拡大培養法
発明の名称:細胞傷害性リンパ球の製造方法
特許権者 | 特許番号 | 登録日 | 出願国 |
当社 | 4406566 | 2009年11月13日 | 日本 |
当社 | 1496109 | 2010年12月8日 | ヨーロッパ(6カ国)(注) |
当社 | 8728811 | 2014年5月20日 | 米国 |
当社 | 8975070 | 2015年3月10日 | 米国 |
当社 | 2479288 | 2015年2月24日 | カナダ |
当社 | ZL03811464.X | 2010年2月24日 | 中国 |
当社 | 786054 | 2007年12月10日 | 韓国 |
当社 | I334442 | 2010年12月11日 | 台湾 |
当社 | 1079543 | 2010年9月17日 | 香港 |
② siTCR®
発明の名称:特異的遺伝子発現方法
特許権者 | 特許番号 | 登録日 | 出願国 |
当社/ 国立大学法人 三重大学 | 5271901 | 2013年5月17日 | 日本 |
当社/ 国立大学法人 三重大学 | 5828861 | 2015年10月30日 | 日本 |
当社/ 国立大学法人 三重大学 | 2172547 | 2016年1月6日 | ヨーロッパ(5カ国)(注) |
当社/ 国立大学法人 三重大学 | 3031916 | 2017年6月7日 | ヨーロッパ(5カ国)(注) |
当社/ 国立大学法人 三重大学 | 9051391 | 2015年6月9日 | 米国 |
当社/ 国立大学法人 三重大学 | 9296807 | 2016年3月29日 | 米国 |
当社/ 国立大学法人 三重大学 | ZL200880102998.9 | 2013年6月19日 | 中国 |
当社/ 国立大学法人 三重大学 | 1363928 | 2014年2月11日 | 韓国 |
当社/ 国立大学法人 三重大学 | 1225068 | 2018年7月13日 | 香港 |
③ JAK/STAT・CAR
発明の名称:キメラ抗原受容体
特許権者 | 特許番号 | 登録日 | 出願国 |
当社/ University Health Network | 6846352 | 2021年3月3日 | 日本 |
当社/ University Health Network | 3256496 | 2020年12月30日 | ヨーロッパ(8カ国)(注) |
当社/ University Health Network | 10336810 | 2019年7月2日 | 米国 |
当社/ University Health Network | 10822392 | 2020年11月3日 | 米国 |
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