有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100OBHM (EDINETへの外部リンク)
栄研化学株式会社 研究開発活動 (2022年3月期)
新型コロナウイルスの世界的な感染拡大で検査の重要性が再認識されつつも、研究開発活動に制限がかかる中、『ヘルスケアを通じて人々の健康を守ります。』という経営理念の下で、既存の大型製品群の強化充実並びに研究開発力の向上による製品開発を推進してまいりました。
新型コロナウイルス関連では、昨年度発売したLAMP法による検出試薬に加え、蛍光物質ユーロピウムを使用した時間分解蛍光免疫測定法(Time Resolved Fluorescence 法:TRF法)を測定原理とする移動式免疫蛍光分析装置『Exdia TRF プラス』、及びSARSコロナウイルス抗原キット『Exdia EK テスト COVID-19 Ag』を2022年3月に発売いたしました。遺伝子検査だけではなく抗原定性検査に対するニーズにも応えていくことにより、検査の裾野を広げることは、逼迫する医療提供体制への一助となるものと期待しております。なお、本検査システムは、従来のイムノクロマト法に比べて高感度に標的とする抗原の検出が可能な、簡易・迅速かつ精度の高い検査プラットフォームであることから、今後感染症項目を中心にシリーズ製品をラインアップしていく予定です。
薬剤感受性測定試薬については薬剤耐性(AMR)対策への貢献として、ドライプレート‘栄研’(96プレート)に迅速発育抗酸菌を対象とした製品『ドライプレート栄研(DP1R)』を2022年1月に、発売いたしました。また、ワンヘルスの観点から、動物用医薬品の適正使用を目的に『VKBディスク‘栄研’セフキノム』(動物用体外診断用医薬品)を2021年7月に発売いたしました。
大塚製薬株式会社とは業務提携契約に基づき、両社が補完できる領域を中心に共同開発を引き続き検討中であります。
なお、当連結会計年度における研究開発費の総額は3,408百万円となりました。
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ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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