有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100R4C1 (EDINETへの外部リンク)
アイダエンジニアリング株式会社 研究開発活動 (2023年3月期)
当社グループでは、開発本部を中心に生産統括本部と連携し基盤技術の強化・確立及び基幹商品の強化と環境に配慮した主力製品開発を基本方針として研究開発に取り組んでおります。当連結会計年度の研究開発費の総額は1,076百万円であり、そのほとんどを日本セグメントで計上しております。
当連結会計年度の研究開発活動の主なものは、次のとおりであります。
新技術・基盤技術の開発
※国際規格:IEC68805/絶縁システム, IEC60034-18-41/回転電気機械(絶縁システム)
SCADAは、運転条件設定(ダイハイト、プレス速度など)や生産荷重、稼働時間、軸受温度、潤滑油流量、モーター電流値などの情報を収集し、プレス機械やプレスラインの状態をリアルタイムで“見える化”するシステムです。2022年度は、高速プレス向けに新たに開発した周辺装置を取り入れました。今後も、更なる改良により高速精密加工ラインの最適稼働に活かします。
②AIによる予兆診断システム(健全モニタ)の開発
プレス機械から収集した各種センサーの情報を解析し、AIによって故障の予兆を検知する予防保全機能の開発に取り組んでいます。正常な運転状態を学習し“いつもと違う状態”と判断した際に「警報」と「異常」の2段階通知を行うことで、トラブルを未然に防止するという独自の機能を開発しました。
③AiCARE(AIDA Information Care System)の商品力強化
プレス機械情報を総合的に管理するIoTシステムを開発しました。AiCAREの情報提供は成形情報、稼働情報、保全情報の3つで構成され、オペレーター、生産管理、保全管理等の従事者が必要とする情報を最適な形で提供することができます。2022年度は高速プレスに対応し、サンプリングや荷重の見える化機能を向上させました。今後は、AIを利用した機能向上を進めてまいります。
基幹商品の強化
(2) 高速自動プレスMSPの商品力強化
高速自動プレスMSP-3000-370とMSP-3000-330の商品力を強化しました。新仕様のMSPは、生産性を従来比17~20%向上させるとともに、工程数増加や金型複雑化に対応すべく上型懸垂能力を強化しました。
(3) 高速精密プレスライン周辺装置の開発
EV駆動用モーターコア生産ラインとしてのトータルソリューションを提供するため、アンコイラ、Sループ装置、フィーダ、転積装置、スクラップカッターに至るまでの周辺装置一式の自社開発を行いました。当社がプレス機械用に自社開発した高トルクサーボモーターの開発技術を応用展開することで高速低慣性モーターを開発し、高速でパワフルな送りを実現しました。
当連結会計年度の研究開発活動の主なものは、次のとおりであります。
新技術・基盤技術の開発
(1) プレス用サーボモーターの開発
当社はプレス機械専用のサーボモーターを自社開発し、プレス機械の能力を最大限に引き出すための最適化に継続的に取り組んでいます。昨今、モーター関連市場においてはEV用モーターの普及に伴い国際規格※の見直しが行われていますが、この新たな知見をプレス機械用サーボモーターに取り込み、高出力化に加え安全性や品質の向上を進めています。※国際規格:IEC68805/絶縁システム, IEC60034-18-41/回転電気機械(絶縁システム)
(2) DX・AI技術の開発
①プレスシステム用3DモニタリングシステムSCADA(Supervisory Control And Data Acquisition)の開発SCADAは、運転条件設定(ダイハイト、プレス速度など)や生産荷重、稼働時間、軸受温度、潤滑油流量、モーター電流値などの情報を収集し、プレス機械やプレスラインの状態をリアルタイムで“見える化”するシステムです。2022年度は、高速プレス向けに新たに開発した周辺装置を取り入れました。今後も、更なる改良により高速精密加工ラインの最適稼働に活かします。
②AIによる予兆診断システム(健全モニタ)の開発
プレス機械から収集した各種センサーの情報を解析し、AIによって故障の予兆を検知する予防保全機能の開発に取り組んでいます。正常な運転状態を学習し“いつもと違う状態”と判断した際に「警報」と「異常」の2段階通知を行うことで、トラブルを未然に防止するという独自の機能を開発しました。
③AiCARE(AIDA Information Care System)の商品力強化
プレス機械情報を総合的に管理するIoTシステムを開発しました。AiCAREの情報提供は成形情報、稼働情報、保全情報の3つで構成され、オペレーター、生産管理、保全管理等の従事者が必要とする情報を最適な形で提供することができます。2022年度は高速プレスに対応し、サンプリングや荷重の見える化機能を向上させました。今後は、AIを利用した機能向上を進めてまいります。
(3) シミュレーション技術の開発
当社の持つシミュレーション技術を応用し、プレス機械や搬送装置等の3Dモデルをコンピューターに取り込むことで、仮想空間上に生産ラインを構築することが可能となりました。これによって、これまで現場で実機を使って行っていたプログラムの動作確認やプレスと搬送装置の干渉に関する検証作業を、事前に仮想空間上で行えるようになりました。(4) 厚板精密抜き工法の開発
環境対策への取り組みとして、厚板の精密ギヤ形状部品の成形において、プレス成形工程の短縮とプレス加工後の機械加工工程を削減することで省エネ及び加工油の削減を実現します。基幹商品の強化
(1) NC1の開発
汎用プレスNC1の基本性能を向上させたNC1-Aシリーズ NC1-1500Aを開発しました。本機は、高効率IE3メインモーターを搭載し、潤滑方法の見直しや損失トルク低減による伝達効率向上により電力使用量を削減するとともに、生産性を10%アップしました。また、操作性の改善やDX技術によりプレス機械の状態を見える化するとともに、制御回路の改善により安全性と信頼性を向上させました。(2) 高速自動プレスMSPの商品力強化
高速自動プレスMSP-3000-370とMSP-3000-330の商品力を強化しました。新仕様のMSPは、生産性を従来比17~20%向上させるとともに、工程数増加や金型複雑化に対応すべく上型懸垂能力を強化しました。
(3) 高速精密プレスライン周辺装置の開発
EV駆動用モーターコア生産ラインとしてのトータルソリューションを提供するため、アンコイラ、Sループ装置、フィーダ、転積装置、スクラップカッターに至るまでの周辺装置一式の自社開発を行いました。当社がプレス機械用に自社開発した高トルクサーボモーターの開発技術を応用展開することで高速低慣性モーターを開発し、高速でパワフルな送りを実現しました。
このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E01545] S100R4C1)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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