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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100R1Q1 (EDINETへの外部リンク)

有価証券報告書抜粋 武蔵精密工業株式会社 研究開発活動 (2023年3月期)


事業等のリスクメニュー株式の総数等

当社グループは、ムサシ100年ビジョン「Go Far Beyond!」を主題として掲げ、テクノロジーへの“情熱”と、イノベーションを生み出す“知恵”をあわせて、「地球と人が豊かに共存できる世界」を目指して、さらに加速する電動化社会を見据え、独創的な商品開発と技術開発、電動化商品開発に取り組んでおります。各4輪車メーカー、2輪車メーカー、汎用機メーカーと緊密に連携し、PT事業、L&S事業、2輪事業、さらに電動化事業構築に向けて世界No.1を目標にニーズを先取り出来る提案型の開発をスピード重視で推進しております。
研究開発活動は、主に当社および国内子会社の九州武蔵精密株式会社が推進し、当連結会計年度における研究開発費は6,435百万円であり、主な成果は次のとおりであります。


(1) 商品開発
車両の電動化に伴い、当社の供給する動力伝達部品、足回り部品等には、従来にも増して高い静粛性・回生モードの付加による入力荷重の変化や車両重量の増加に耐える強度が求められます。当社はこれまで培った技術を活かして、4輪事業においては電動化ニーズに適合したオリジナルの小型・軽量デファレンシャルアッセンブリィや低フリクション、高応答の小型ボールジョイント、さらにEV向けのオリジナル減速機ユニットの開発を進めております。2輪事業においてはモーターやパワーコントロールユニットを含めた2輪EV向けe-Axleの開発、さらにコスト低減に向けた現調化の開発に取り組んでおります。

①PT事業 商品開発
ラインナップ化したデファレンシャルアッセンブリィにおいてはオリジナル設計ソフト開発、デジタルツールの最大活用を行い、急速な電動化をチャンスに受注・拡大へと繋げております。
EV化による高い耐久性、静音性、スペース効率および廉価を実現する次世代DIFFの開発に取り組んでおります。

②L&S事業 商品開発
電動化や自動運転に伴う顧客要求の変化に対して、長年蓄積したノウハウと最新の解析技術を融合した最適開発でL&S製品の小型軽量化、静粛性や乗り心地に寄与する低フリクション・高応答性化に取り組んでおります。これらの技術を使った商品は、日本だけではなく海外顧客からも大変ご好評をいただき、拡販、新規受注につながっております。またカーボンニュートラルの実現に関しては、原材料リサイクルによる廃棄物の削減、再生可能エネルギーを利用した生産だけではなく、バイオマス由来の原料置換などにも積極的に取り組んでまいります。

③2輪事業 商品開発
2輪車用トランスミッションシェア世界No.1サプライヤーとして長年培って来たものづくりの技術力と、トランスミッションに要求される機能と仕様を熟知した設計力との融合により、合理性に優れ、且つ魅力溢れる商品提案・拡販活動を継続的に推進し、国内及び海外顧客において更なる受注拡大を展開してまいります。

(2) 先進技術研究
EV拡大に向け、独自の4輪減速機ユニット、2輪e-Axleの研究・開発を推進しており、当社の強みであるギヤ技術、デフ技術を軸に、最新のコンピュータ設計支援によるシミュレーションを駆使し、仕様の最適化、開発期間の短縮に取り組み、お客様の要求に見合う電動用減速機ユニットの技術開発を進めております。さらに、バッテリーシステムの研究開発に取り組み、独自のバッテリーセル技術、制御技術をもって性能向上の研究を進めております。また、カーボンニュートラルに向けて、工場のエネルギーマネジメントシステム研究に取り組んでおり、その技術を軸に地域マイクログリッド構築を進めております。

(3) 生産技術開発
①加工技術開発
自動車の電動モーターに付帯する減速装置においては独自の加工・組立技術を継続的に進化させることで付加価値の向上を図っております。又、複雑化する市場のニーズに迅速に対応できる新たな加工技術の追求をしております。デファレンシャル部品ではEV時代に向け、高静音性・低コストを可能にする技術開発を進めております。

②塑型技術開発
塑型領域ではEV化、価格高騰を受けて地産地消化を進め、各拠点のインフラ設備を最大限活用したモノづくりの提供を進めております。シミュレーション技術と3Dスキャンを融合させた豊富なデータを基に製作時間短縮、最適金型形状にて最強のQ.C.D達成を目指し、モノづくりのスピードを上げ、コスト低減に取り組んでおります。
開発領域では電動化部品に追従した当社グループの独自技術を融合した最廉価シャフトを国内外に展開しております。更にGX領域では廃熱を利用した発電にもチャレンジし、環境に配慮した作りを進めております。

③2輪生産技術開発
2輪・汎用領域においては、当社の得意分野である精密鍛造技術をコアとし、加工の極小化や一体化、工程集約などの実施、デジタルやAIによる検査など更なる効率化を目指し強力に推進しております。機械加工の領域におきましても、今までの固定概念にとらわれない新しい発想を基に、超高速化の新規設備と加工技術を確立し海外拠点にて量産適用しております。今後も4輪技術及び塑型加工技術、鋳造技術とのシナジー効果を最大限活用し、2輪部品生産技術の更なる進化を追求してまいります。

(4) AI研究
Musashi AIのブランドスローガンである 「人にはもっと人らしい仕事を」を理念にAIを製造現場に実装し、ものづくりのイノベーションに取り組んでおります。当社が注力して進めている搬送、および目視検査工程の自動化の開発・販売を加速するべく、イスラエルに拠点を置くパートナー会社634AI・リミテッドと共に活動を進めております。搬送工程の自動化を提供する634AI・リミテッドはMAESTRO/AMRs(Autonomous Mobile Robot)の商品開発を進めております。AI検査事業は日本をベースとしたMusashi AIにてトヨタ自動車様への実装実績を生かし販売拡大を急速に推進しております。更にグローバル展開を進めるべく、北米にMusashi AIノースアメリカ・インコーポレーテッドを設置し、世界のモノづくり現場に幅広く技術提供すると共に、事業拡大を進めてまいります。

事業等のリスク株式の総数等


このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02237] S100R1Q1)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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