有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100R82H (EDINETへの外部リンク)
シチズン時計株式会社 研究開発活動 (2023年3月期)
当社グループの研究開発活動は、グループ事業戦略に基づき、“市民に愛され市民に貢献する”という企業理念実現のため、将来を見据え、新たな顧客価値創出を担う研究開発体制を構築しております。
研究開発体制としては、研究開発センターが中央開発機能を持ち、経営方針に沿ってグループを俯瞰した研究開発を行っております。また、それぞれの事業に関わる製品開発、生産技術開発等は、時計事業の製品開発部門と技術開発部門、および各事業会社が担っております。
なお、研究開発費につきましては、各事業に配分できない基礎研究費用1,037百万円が含まれており、当連結会計年度中に投下した研究開発費は、5,693百万円であります。
主な研究開発活動
シチズンは世界をつなぐ美しい海をイメージした、「UNITE with BLUE」、全7モデルを『シチズン エクシード』、『シチズン アテッサ』、『シチズン プロマスター』、『シチズンコレクション』、『シチズン クロスシー』、『シチズン エル』の6つのブランドから数量限定で発売します。全てのモデルはシチズンの基幹技術である光発電エコ・ドライブを搭載しています。文字板には、100%再生ポリカーボネートを採用。さらに、美しい海をイメージした今までにない新しい輝きの構造色文字板を開発しました。光が反射することで現れるさまざまな表情や色味が特長です。また、『シチズン クロスシー』、『シチズン エル』の2モデルは、水面へと立ちのぼっていく泡を、ラボグロウン・ ダイヤモンドなどを加えることで表現しています。
また、環境変化や価値観の変容が進むこの時代、より広く、より多くの方々に、より快適な時を提供することを目指し、一度フル充電すれば365日動き続けるエコ・ドライブムーブメントCaliber E365(以下、Cal.E365)を新開発しました。シチズンのデザインアーカイブを深耕して新たな解釈を加えた外装に、Cal.E365を搭載した「Eco-Drive 365」、全3モデルをグローバルコレクションとして2023年秋冬に発売します。なお、限定モデルには当時のインデックスデザインを思わせるラボグロウン・ルビーを採用。また、LWG認証を受けたタンナーによる革バンドを採用しています。50年の時を経てクオーツ時計からエコ・ドライブ時計へ、新時代への可能性と進化を表現しています。
今後も、腕時計としての美しさと精度を追求し、グローバル展開を目指した環境に優しい「エコ・ドライブ」、「エコ・ドライブ電波腕時計」と、マニュファクチュール(自社一貫生産)としての実力を発揮した機械式時計の拡販に向け、表面処理・外装技術、精密加工技術、低消費電力技術、高感度受信技術、高密度実装技術、エネルギー源、通信技術の開発を継続し、環境に配慮した上で「技術と美の融合」を実現していきます。
当事業に係わる研究開発費は1,556百万円であります。
メインとなる製品ブランドとして、主軸台移動形自動旋盤の「Cincom」、主軸台固定形自動旋盤の「Miyano」を中心とした工作機械商品群と、ロボットをはじめとする工作機械の周辺装置「FAフレンドリー」を展開しています。IoT分野においては、当社が蓄積した多彩なソリューションを提供するalkapplysolution(アルカプリソリューション)を展開しています。
これらの製品群を支える技術として、切削加工において切りくずの絡みつきを解消するLFV(低周波振動切削)技術、残材削減機能を実現する摩擦接合技術、センシング技術やAIを活用した故障予測についても研究開発を推進しており、生産性向上、自動化、環境負荷低減などお客様のものづくりを支えるトータルソリューションを提供しています。
今後も革新的なモノづくりの実現を通して、お客さまの安心と成長、そして世界中の製造業の発展及び持続可能な社会を目指し、シチズンマシナリーは挑戦を続けます。
当事業に係わる研究開発費は864百万円であります。
自動車部品を中心とする金属部品加工の将来を見据えた取組として、旋盤加工時のセンシングによる安定生産の実現、CAE解析の導入により、設計開発の妥当性評価、および量産時の早期課題解決の実現を行いました。工法開発では環境を意識した取組を主とした中で、お客様に提案できる新工法の開発に着手しました。
マイクロデバイスの分野においては、金属製品では実現できない高精度で小型のセラミック軸受部品、EV関連に向けた半導体レーザー用薄膜サブマウント、次世代通信用途に向けた水晶製品などを開発しています。さらに、これまで培った素材・材料技術に加え、MEMS技術を融合させた高付加価値製品の創出に取り組んでいます。
液晶デバイスの分野では、表示ディスプレイ以外の用途として、光の位相制御を行う光変調素子や無機配向膜を用いた耐光性の高い液晶モジュールの開発を行っています。
センサの分野では、EV化が進む自動車に代わり、トラクター、大型トラック、船舶、コージェネレーション等の中大型エンジンにおける市場創出及び拡大を目指して、製品開発活動を進めています。
また、精機事業の分野では、画像処理を活用した装置への要求の高まりに向けて、新たな開発体制を構築し、AIを活用した画像処理技術の開発に取り組んでいます。
シチズン電子㈱ではLEDを中心としたオプトデバイス事業と、精密加工技術を活かした応用製品事業を中心に、開発提案型企業として新鮮で驚きのある製品づくりに挑戦しています。
照明用LEDは照射面の「光の質」を大きく改善した、「CITILED COB Series Type-F」を2022年10月に発表。市場のニーズであった、ムラのない均一な光を実現した製品となっております。またフレキシブルな調色に対応する次世代型調色照明用LEDやサスティナブル社会に貢献する高効率照明用LEDの開発も進めております。
照明用LED以外では「殺菌用高出力深紫外(UVC)LEDアセンブリ製品」を2022年4月に発表。表面殺菌、空気殺菌、水殺菌にも利用可能な殺菌効率の高い265nm高出力深紫外(UVC)LEDを搭載したアセンブリ製品を開発しました。
また、「小型RGBレーザーパッケージ」を2022年10月に発表。LEDで培った「小型・高放熱パッケージ技術」により、RGBの3色のレーザーをワンパッケージに収納する小型化を実現しました。ARグラスやピコプロジェクター市場向けにサンプル出荷を開始しました。
応用製品事業では小型・薄型、防塵・防水といったシチズン電子㈱が得意とする技術を応用し、急速に発展しているウェアラブル市場向け製品の開発や、市場ニーズに応える新たな付加価値の創出として信頼性が高く多機能な入力デバイスの開発にも取り組んでいます。
当事業に係わる研究開発費は1,485百万円であります。
プリンター関連のうち、POSプリンターは、現状POS製品の特長を生かして、セルフ精算システムや中小の飲食店でも導入しやすい整理券システムなどソリューションビジネスに向けた対応を進めております。バーコードプリンターは、特定市場に対応した製品の開発を進めております。フォトプリンターは、多様化する市場要求に対応した新製品の開発に取り組んでおります。健康機器関連のうち、血圧計では「カプッとカフ」、体温計では「ぴたっチメント」といった独自技術の開発に取り組んでおります。また自社アプリやPHRに繋がる商品ラインナップ拡充に向けた開発を進めております。
当事業に係わる研究開発費は749百万円であります。
研究開発体制としては、研究開発センターが中央開発機能を持ち、経営方針に沿ってグループを俯瞰した研究開発を行っております。また、それぞれの事業に関わる製品開発、生産技術開発等は、時計事業の製品開発部門と技術開発部門、および各事業会社が担っております。
なお、研究開発費につきましては、各事業に配分できない基礎研究費用1,037百万円が含まれており、当連結会計年度中に投下した研究開発費は、5,693百万円であります。
主な研究開発活動
① 研究開発センターにおける研究開発活動
研究開発センターにおいては、当社のもつ基盤技術をより深化させるとともに、技術マーケティング活動にも力を入れ、新たな顧客を創造し続けることができる新技術・新製品の開発を行っております。また、グループ各社から、材料解析依頼や各種技術相談に応じることで、グループ研究開発活動の支援も行っております。② 時計事業
シチズン時計㈱では、要素部品の小型化、高性能化により、小型化・薄型のムーブメントを実現し、シチズンブランドの主力商品であるエコ・ドライブのラインアップの強化を推し進めると共に、高精度な機械式ムーブメントの開発にも注力しています。シチズンは世界をつなぐ美しい海をイメージした、「UNITE with BLUE」、全7モデルを『シチズン エクシード』、『シチズン アテッサ』、『シチズン プロマスター』、『シチズンコレクション』、『シチズン クロスシー』、『シチズン エル』の6つのブランドから数量限定で発売します。全てのモデルはシチズンの基幹技術である光発電エコ・ドライブを搭載しています。文字板には、100%再生ポリカーボネートを採用。さらに、美しい海をイメージした今までにない新しい輝きの構造色文字板を開発しました。光が反射することで現れるさまざまな表情や色味が特長です。また、『シチズン クロスシー』、『シチズン エル』の2モデルは、水面へと立ちのぼっていく泡を、ラボグロウン・ ダイヤモンドなどを加えることで表現しています。
また、環境変化や価値観の変容が進むこの時代、より広く、より多くの方々に、より快適な時を提供することを目指し、一度フル充電すれば365日動き続けるエコ・ドライブムーブメントCaliber E365(以下、Cal.E365)を新開発しました。シチズンのデザインアーカイブを深耕して新たな解釈を加えた外装に、Cal.E365を搭載した「Eco-Drive 365」、全3モデルをグローバルコレクションとして2023年秋冬に発売します。なお、限定モデルには当時のインデックスデザインを思わせるラボグロウン・ルビーを採用。また、LWG認証を受けたタンナーによる革バンドを採用しています。50年の時を経てクオーツ時計からエコ・ドライブ時計へ、新時代への可能性と進化を表現しています。
今後も、腕時計としての美しさと精度を追求し、グローバル展開を目指した環境に優しい「エコ・ドライブ」、「エコ・ドライブ電波腕時計」と、マニュファクチュール(自社一貫生産)としての実力を発揮した機械式時計の拡販に向け、表面処理・外装技術、精密加工技術、低消費電力技術、高感度受信技術、高密度実装技術、エネルギー源、通信技術の開発を継続し、環境に配慮した上で「技術と美の融合」を実現していきます。
当事業に係わる研究開発費は1,556百万円であります。
③ 工作機械事業
シチズンマシナリー㈱では、グローバル化と情報化の進展による顧客ニーズの多様化に対応する革新的なモノづくり『個の量産』を提唱し、事業を推進しています。メインとなる製品ブランドとして、主軸台移動形自動旋盤の「Cincom」、主軸台固定形自動旋盤の「Miyano」を中心とした工作機械商品群と、ロボットをはじめとする工作機械の周辺装置「FAフレンドリー」を展開しています。IoT分野においては、当社が蓄積した多彩なソリューションを提供するalkapplysolution(アルカプリソリューション)を展開しています。
これらの製品群を支える技術として、切削加工において切りくずの絡みつきを解消するLFV(低周波振動切削)技術、残材削減機能を実現する摩擦接合技術、センシング技術やAIを活用した故障予測についても研究開発を推進しており、生産性向上、自動化、環境負荷低減などお客様のものづくりを支えるトータルソリューションを提供しています。
今後も革新的なモノづくりの実現を通して、お客さまの安心と成長、そして世界中の製造業の発展及び持続可能な社会を目指し、シチズンマシナリーは挑戦を続けます。
当事業に係わる研究開発費は864百万円であります。
④ デバイス事業
シチズンファインデバイス㈱では、長年築き上げてきた独自の技術を活かし、各事業部門の技術の融合を図り、新技術開発、新製品開発を積極的に行うとともに、マーケティング活動も盛んに行い、新たなビジネステーマ創出につなげています。自動車部品を中心とする金属部品加工の将来を見据えた取組として、旋盤加工時のセンシングによる安定生産の実現、CAE解析の導入により、設計開発の妥当性評価、および量産時の早期課題解決の実現を行いました。工法開発では環境を意識した取組を主とした中で、お客様に提案できる新工法の開発に着手しました。
マイクロデバイスの分野においては、金属製品では実現できない高精度で小型のセラミック軸受部品、EV関連に向けた半導体レーザー用薄膜サブマウント、次世代通信用途に向けた水晶製品などを開発しています。さらに、これまで培った素材・材料技術に加え、MEMS技術を融合させた高付加価値製品の創出に取り組んでいます。
液晶デバイスの分野では、表示ディスプレイ以外の用途として、光の位相制御を行う光変調素子や無機配向膜を用いた耐光性の高い液晶モジュールの開発を行っています。
センサの分野では、EV化が進む自動車に代わり、トラクター、大型トラック、船舶、コージェネレーション等の中大型エンジンにおける市場創出及び拡大を目指して、製品開発活動を進めています。
また、精機事業の分野では、画像処理を活用した装置への要求の高まりに向けて、新たな開発体制を構築し、AIを活用した画像処理技術の開発に取り組んでいます。
シチズン電子㈱ではLEDを中心としたオプトデバイス事業と、精密加工技術を活かした応用製品事業を中心に、開発提案型企業として新鮮で驚きのある製品づくりに挑戦しています。
照明用LEDは照射面の「光の質」を大きく改善した、「CITILED COB Series Type-F」を2022年10月に発表。市場のニーズであった、ムラのない均一な光を実現した製品となっております。またフレキシブルな調色に対応する次世代型調色照明用LEDやサスティナブル社会に貢献する高効率照明用LEDの開発も進めております。
照明用LED以外では「殺菌用高出力深紫外(UVC)LEDアセンブリ製品」を2022年4月に発表。表面殺菌、空気殺菌、水殺菌にも利用可能な殺菌効率の高い265nm高出力深紫外(UVC)LEDを搭載したアセンブリ製品を開発しました。
また、「小型RGBレーザーパッケージ」を2022年10月に発表。LEDで培った「小型・高放熱パッケージ技術」により、RGBの3色のレーザーをワンパッケージに収納する小型化を実現しました。ARグラスやピコプロジェクター市場向けにサンプル出荷を開始しました。
応用製品事業では小型・薄型、防塵・防水といったシチズン電子㈱が得意とする技術を応用し、急速に発展しているウェアラブル市場向け製品の開発や、市場ニーズに応える新たな付加価値の創出として信頼性が高く多機能な入力デバイスの開発にも取り組んでいます。
当事業に係わる研究開発費は1,485百万円であります。
⑤ 電子機器他事業
シチズン・システムズ㈱では、業務用プリンター製品及びヘルスケア製品を中心に開発を行っております。プリンター関連のうち、POSプリンターは、現状POS製品の特長を生かして、セルフ精算システムや中小の飲食店でも導入しやすい整理券システムなどソリューションビジネスに向けた対応を進めております。バーコードプリンターは、特定市場に対応した製品の開発を進めております。フォトプリンターは、多様化する市場要求に対応した新製品の開発に取り組んでおります。健康機器関連のうち、血圧計では「カプッとカフ」、体温計では「ぴたっチメント」といった独自技術の開発に取り組んでおります。また自社アプリやPHRに繋がる商品ラインナップ拡充に向けた開発を進めております。
当事業に係わる研究開発費は749百万円であります。
このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E02281] S100R82H)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
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