有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100R4ZN (EDINETへの外部リンク)
タカラバイオ株式会社 研究開発活動 (2023年3月期)
(1)研究内容について
当連結会計年度における当社グループ全体の研究開発費は8,575百万円であり、各事業における研究内容等は次のとおりであります。
① 試薬・機器
当事業では、遺伝子工学研究用試薬、細胞工学研究用試薬等の開発を進めております。また、試薬と機器のシステム化により利便性を向上させる開発等も進めております。コロナ禍においては、新型コロナウイルス検出用PCR関連製品等の開発も進めております。
当連結会計年度においては、mRNAワクチン関連試薬、サル痘ウイルス検出用PCR試薬、コンパクトで操作性に優れたPCR装置等の開発を行いました。
② 受託
当事業では、再生・細胞医療・遺伝子治療等の開発、製造支援事業であるCDMO受託に関する研究開発に注力しております。
当連結会計年度においては、細胞加工やウイルスベクターの生産効率性向上や大量製造に関する研究開発、新規遺伝子解析・検査関連受託メニュー等の開発を進めました。
③ 遺伝子医療
当事業では、高効率遺伝子導入技術レトロネクチンⓇ法、siTCRⓇ技術等の応用開発に加え、創薬基盤技術の開発・事業化に取り組んでおります。
当連結会計年度においては、脳指向性アデノ随伴ウイルスベクターの応用化開発、次世代CAR遺伝子治療法であるCD19・JAK/STAT・CAR遺伝子治療(開発コード:TBI-2001)のカナダでの臨床試験開始の準備等を進めるほか、NY-ESO-1・siTCRⓇ遺伝子治療(開発コード:TBI-1301)の製造販売承認申請に向けた準備を進めました。また、mRNAワクチンの開発・製造に必要となる製造補助剤等の開発に取り組みました。
このほか、上記の事業別に分類しきれない事業横断的な研究開発も推進しております。当社グループとしては、各研究開発プロジェクトの相互作用・フィードバック効果を利用して、戦略的な研究開発の推進を目指しております。
(2)知的財産権について
当社グループは、研究開発の成否がそのまま事業開発の成否につながるバイオテクノロジー関連産業において、競合他社を排除するため、自社の技術を特許で保護しております。また、研究開発を進めていくにあたって、特許出願・権利化を第一に考え対応していくとともに、必要な他者特許については取得またはライセンスを受ける方針であります。それらのうち各事業において特に重要なレトロネクチン拡大培養法、siTCRⓇ、JAK/STAT・CARに関するものを、以下に記載しております。
① レトロネクチン拡大培養法
発明の名称:細胞傷害性リンパ球の製造方法
(注)1.ヨーロッパ6カ国の内訳は、ドイツ、スペイン、フランス、イギリス、イタリア、オランダであります。
2.2023年3月に権利満了となりました。
② siTCRⓇ
発明の名称:特異的遺伝子発現方法
(注)ヨーロッパ5カ国の内訳は、ドイツ、フランス、イギリス、イタリア、スウェーデンであります。
③ JAK/STAT・CAR
発明の名称:キメラ抗原受容体
(注)ヨーロッパ8カ国の内訳は、ドイツ、フランス、イギリス、イタリア、スウェーデン、オランダ、スイス、スペインであります。
当連結会計年度における当社グループ全体の研究開発費は8,575百万円であり、各事業における研究内容等は次のとおりであります。
① 試薬・機器
当事業では、遺伝子工学研究用試薬、細胞工学研究用試薬等の開発を進めております。また、試薬と機器のシステム化により利便性を向上させる開発等も進めております。コロナ禍においては、新型コロナウイルス検出用PCR関連製品等の開発も進めております。
当連結会計年度においては、mRNAワクチン関連試薬、サル痘ウイルス検出用PCR試薬、コンパクトで操作性に優れたPCR装置等の開発を行いました。
② 受託
当事業では、再生・細胞医療・遺伝子治療等の開発、製造支援事業であるCDMO受託に関する研究開発に注力しております。
当連結会計年度においては、細胞加工やウイルスベクターの生産効率性向上や大量製造に関する研究開発、新規遺伝子解析・検査関連受託メニュー等の開発を進めました。
③ 遺伝子医療
当事業では、高効率遺伝子導入技術レトロネクチンⓇ法、siTCRⓇ技術等の応用開発に加え、創薬基盤技術の開発・事業化に取り組んでおります。
当連結会計年度においては、脳指向性アデノ随伴ウイルスベクターの応用化開発、次世代CAR遺伝子治療法であるCD19・JAK/STAT・CAR遺伝子治療(開発コード:TBI-2001)のカナダでの臨床試験開始の準備等を進めるほか、NY-ESO-1・siTCRⓇ遺伝子治療(開発コード:TBI-1301)の製造販売承認申請に向けた準備を進めました。また、mRNAワクチンの開発・製造に必要となる製造補助剤等の開発に取り組みました。
このほか、上記の事業別に分類しきれない事業横断的な研究開発も推進しております。当社グループとしては、各研究開発プロジェクトの相互作用・フィードバック効果を利用して、戦略的な研究開発の推進を目指しております。
(2)知的財産権について
当社グループは、研究開発の成否がそのまま事業開発の成否につながるバイオテクノロジー関連産業において、競合他社を排除するため、自社の技術を特許で保護しております。また、研究開発を進めていくにあたって、特許出願・権利化を第一に考え対応していくとともに、必要な他者特許については取得またはライセンスを受ける方針であります。それらのうち各事業において特に重要なレトロネクチン拡大培養法、siTCRⓇ、JAK/STAT・CARに関するものを、以下に記載しております。
① レトロネクチン拡大培養法
発明の名称:細胞傷害性リンパ球の製造方法
特許権者 | 特許番号 | 登録日 | 出願国 |
当社 | 4406566 | 2009年11月13日 | 日本(注2) |
当社 | 1496109 | 2010年12月8日 | ヨーロッパ(6カ国) (注1、2) |
当社 | 8728811 | 2014年5月20日 | 米国 |
当社 | 8975070 | 2015年3月10日 | 米国 |
当社 | 2479288 | 2015年2月24日 | カナダ(注2) |
当社 | ZL03811464.X | 2010年2月24日 | 中国(注2) |
当社 | 786054 | 2007年12月10日 | 韓国(注2) |
当社 | I334442 | 2010年12月11日 | 台湾(注2) |
当社 | 1079543 | 2010年9月17日 | 香港(注2) |
2.2023年3月に権利満了となりました。
② siTCRⓇ
発明の名称:特異的遺伝子発現方法
特許権者 | 特許番号 | 登録日 | 出願国 |
当社/ 国立大学法人 三重大学 | 5271901 | 2013年5月17日 | 日本 |
当社/ 国立大学法人 三重大学 | 5828861 | 2015年10月30日 | 日本 |
当社/ 国立大学法人 三重大学 | 2172547 | 2016年1月6日 | ヨーロッパ(5カ国)(注) |
当社/ 国立大学法人 三重大学 | 3031916 | 2017年6月7日 | ヨーロッパ(5カ国)(注) |
当社/ 国立大学法人 三重大学 | 9051391 | 2015年6月9日 | 米国 |
当社/ 国立大学法人 三重大学 | 9296807 | 2016年3月29日 | 米国 |
当社/ 国立大学法人 三重大学 | ZL200880102998.9 | 2013年6月19日 | 中国 |
当社/ 国立大学法人 三重大学 | 1363928 | 2014年2月11日 | 韓国 |
当社/ 国立大学法人 三重大学 | 1225068 | 2018年7月13日 | 香港 |
③ JAK/STAT・CAR
発明の名称:キメラ抗原受容体
特許権者 | 特許番号 | 登録日 | 出願国 |
当社/ University Health Network | 6846352 | 2021年3月3日 | 日本 |
当社/ University Health Network | 3256496 | 2020年12月30日 | ヨーロッパ(8カ国)(注) |
当社/ University Health Network | 10336810 | 2019年7月2日 | 米国 |
当社/ University Health Network | 10822392 | 2020年11月3日 | 米国 |
当社/ University Health Network | 2974998 | 2022年4月26日 | カナダ |
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