有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100R7OB (EDINETへの外部リンク)
株式会社御園座 事業等のリスク (2023年3月期)
有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が提出会社の財政状態、経営成 績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。
(1) 劇場事業損益に影響を及ぼす事項について(新型コロナウイルス感染症の影響以外)
当社の中心事業である劇場事業は、歌舞伎公演やミュージカル、各種演劇、歌謡ショー等を上演しておりますが、出演俳優の健康上の理由及び不慮の事故等により出演が不可能になる恐れがあります。これに対しては、常に代役の出演が可能な状況を維持するなどの対策を講じてはいるものの、当社業績に影響を及ぼす可能性があります。又、斬新で魅力ある公演の提供に努めておりますが、公演及び役者の話題性や認知度並びに近隣の他劇場の公演との兼ね合いや個人消費の動向等により、入場者数が大きく左右される可能性があります。それに伴い、当社業績が変動する可能性があります。
(2) 新型コロナウイルス感染症が劇場事業の運営や損益に及ぼす影響について
新型コロナウイルス感染症の感染拡大を受け、2020年3月19日、政府の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議(以下「専門家会議」という。)より、「換気の悪い密閉空間・人が密集している・近距離での会話や発声が行われるという3つの条件が同時に重なる場」を避ける努力を続けない場合には、感染に気付かない人たちによるクラスター(患者集団)が断続的に発生し、その大規模化や連鎖が生じえるため、「3つの条件が同時に重なる場」を避けるための取組や「3つの条件が同時に重なる場」を避けるなどの行動変容の徹底が極めて重要であるとの見解が示されました。また、専門家会議が2020年4月22日、「市民の皆様に心がけていただきたいこと」の1つに「人と人との距離をとること(ソーシャル・ディスタンシング(社会的距離の確保))」を上げたことなどにより、「2メートル以上離れる」ことが目安とされるなどの動きが広まりました。こうした動きを踏まえて、2020年5月14日、公益社団法人全国公立文化施設協会より、新型コロナウイルス感染予防対策として実施すべき基本的事項を整理した「劇場、音楽堂等における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」が公表されました。
その後、当劇場においても、当該ガイドラインに沿って劇場の運営が行われております。なお、「御園座」は、客席の各座席の真下から外気との入れ替えを図る「密閉」ではない空間です。また、公演の上演中は、お客様は一方向を向いて観覧し、対面による会話が原則想定されませんので、上演中においては「密接」な状態ではないと考えております。したがって、3つの条件が同時に重なることはありませんので、感染対策に留意しながら、上演しております。
現在も引続き、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に留意しながら運営しておりますが、こうした状況が長期間続いた場合には、収益力の安定回復が阻害されたり、本来ならば満席近い販売が期待されるような人気俳優・人気演目の公演の上演を行えなくなる恐れがあります。
(3) 継続企業の前提に関する重要事象等
新型コロナウイルス感染症の感染拡大が収束せず、2022年6月及び2022年12月の大型公演一部を中止して4種類の公演に及びました。しかし当社は感染対策の徹底を図り、当事業年度において予定していた大半の公演を上演することが出来ました。これにより、当事業年度の売上高は27億2千9百万円と前事業年度に比較して増加いたしましたが、大型公演の一部公演中止が影響して、営業損益及び経常損益については連続赤字となっており、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が続いております。
このような状況の中、2023年4月以降に予定している公演についても、引き続き感染対策を行ったうえで実施しております。また、当事業年度末の現金及び預金の残高に加え、資金計画に基づき取引金融機関と協議を行い、適切に運転資金を確保する計画を実行しており、当該事象の解消が十分実現できるものと考えております。
以上の通り、重要事象等の解消は可能と考えており、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないと判断し、「継続企業の前提に関する注記」は記載しておりません。
このコンテンツは、EDINET閲覧(提出)サイトに掲載された有価証券報告書(文書番号: [E04609] S100R7OB)をもとにシーフル株式会社によって作成された抜粋レポート(以下、本レポート)です。有価証券報告書から該当の情報を取得し、小さい画面の端末でも見られるようソフトウェアで機械的に情報の見栄えを調整しています。ソフトウェアに不具合等がないことを保証しておらず、一部図や表が崩れたり、文字が欠落して表示される場合があります。また、本レポートは、会計の学習に役立つ情報を提供することを目的とするもので、投資活動等を勧誘又は誘引するものではなく、投資等に関するいかなる助言も提供しません。本レポートを投資等の意思決定の目的で使用することは適切ではありません。本レポートを利用して生じたいかなる損害に関しても、弊社は一切の責任を負いません。
ご利用にあたっては、こちらもご覧ください。「ご利用規約」「どんぶり会計β版について」。
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