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有価証券報告書 抜粋 ドキュメント番号: S100D1A2

有価証券報告書抜粋 アレンザホールディングス株式会社 業績等の概要 (2018年2月期)


従業員の状況メニュー生産、受注及び販売の状況

(1) 業績

当連結会計年度(2017年3月1日~2018年2月28日)におけるわが国の経済は、企業収益の改善・雇用の拡大もあって、景気は緩やかながら回復基調を維持しております。一方で、新興国経済の減速や保護主義的な政策動向を背景とした世界経済の不安定化のほか、日本銀行によるマイナス金利政策実施の影響も見通せず先行き不透明な状況が続いております。
個人消費の状況は、消費税増税後長期に渡り低迷している状況でしたが、好調な企業収益を背景に有効求人倍率も上昇していることから、総体的に緩やかながら個人消費の回復基調が見られました。しかしながら賃金上昇率が鈍く、依然として低価格志向・節約志向といったデフレマインドが根強く、本格的な回復には至っていない状況にあります。
流通小売業界につきましては、企業統合・再編の動きが活発化しているほか、経営環境としてオーバーストア状態および個人消費が本格的な回復局面に入っていない状況の中で、業種・業態を超えた出店競争が激化しており、収益の確保が困難な経営環境となっております。
このような状況下、当社グループは、前年の経営統合後、グループ内での商品統合・海外開発商品の拡大により着実に荒利益率の改善を進めているほか、ペット専門店「ペットワールドアミーゴ」を分社化し、よりペット事業を専門化することによって業務効率を高め、マスメリットを追求しコスト改善を進めるほか、専門ショップブランドを確立し、全国展開を進めさらなる事業成長を目指しております。また今期は基幹システムの統合、業務集約を目的とした事務センターの開設準備を進めており、経営統合によるシナジー効果を最大限に発揮させることによって競争力を強化し、より強固な経営基盤構築へ取組んでまいりました。
さらなる成長戦略実現に向け当連結会計年度におきましても以下のとおり新規出店を行っております。
ダイユーエイトホームセンターダイユーエイト白河店(開店3月 福島県)
ワンズサイクル会津若松駅前店(開店3月 福島県)
ワンズサイクル須賀川店(開店6月 福島県)
ホームセンターダイユーエイト南三陸店(開店7月 宮城県)
ホームセンターダイユーエイト高畠店(新築移転)(開店11月 山形県)
ホームセンターダイユーエイト郡山金屋店(開店11月 福島県)
ホームセンターダイユーエイト仙台茂庭店(開店12月 宮城県)
アミーゴペットワールドアミーゴ小名浜店(開店3月 福島県)
ペットワールドアミーゴ古川駅前店(開店8月 宮城県)
ペットワールドアミーゴ所沢牛沼店(開店12月 埼玉県)
ペットワールドアミーゴ春日井店(開店12月 愛知県)
ジョーカーDOG&CAT JOKER 東急百貨店たまプラーザ店(開店3月 神奈川県)
DOG&CAT JOKER WANCOTT店(開店3月 神奈川県)
DOG&CAT JOKER 千葉Mio店(開店9月 千葉県)
アグリ元気岡山農マル園芸あかいわ農園(開店11月 岡山県)

なお、効率的かつ最適なドミナントエリアの構築と市場環境の変化から5店舗を閉鎖しております。これにより当連結会計年度末の店舗数は、191店舗となりました。
これらの結果、当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の連結売上高及び営業収入は813億8千8百万円、連結営業利益は17億2百万円、連結経常利益は19億3千5百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は10億3千5百万円となりました。
また、当社は2016年9月1日に株式会社ダイユーエイト及び株式会社リックコーポレーションが、共同株式移転の方法により両社を完全子会社とする株式移転設立完全親会社として設立されました。設立に際し、株式会社ダイユーエイトを取得企業として企業結合会計を行っているため、前連結会計年度(2016年3月1日~2017年2月28日)の連結経営成績は、取得企業である株式会社ダイユーエイトの前連結会計年度の連結経営成績を基礎に、株式会社リックコーポレーション及びその関係会社の2016年9月1日~2017年2月28日の経営成績を連結したものであるため、前年同期との比較は行っておりません。(以下、「(2) キャッシュ・フローの状況」、「2 仕入れ及び販売の状況」及び「7 財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」においても同じ。)

セグメント業績は次のとおりであります。
なお、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等) セグメント情報」の「1.報告セグメントの概要 (2) 報告セグメントの変更等に関する事項」をご参照ください。


〔ダイユーエイト〕
ホームセンター事業は、既存店ベースで、来店客数が1.4%減少しましたが、客単価が前年同期比で1.8%増加したことから、既存店売上高は0.4%の増加となりました。
売上高における既存店ベースでの商品別販売動向につきましては、春先は、灯油販売額が伸長するような低温と天候不順により季節商品販売の出足が鈍い状況にありましたが、ゴールデンウィークを境にようやく気温が上昇し、園芸・植物、用土、肥料等の売上が伸張いたしました。夏場も長期予報に反して長雨・冷夏となり、レジャー用品等季節商品の販売が苦戦したほか、秋口に入り10月の台風到来に伴う天候不順により客数が伸びず厳しい状況が続きましたが、11月に入ると例年より寒さが早く到来した関係で冬物商品等を中心に売上が伸長いたしました。12月に入ってからも低温が続き、早い降雪を迎えた影響で、除雪関連用品、灯油が売上高を牽引したほか、年始の初売りが好調で、第4四半期計画数値を上回ったことが既存店売上高の増加要因となりました。さらに、当社が注力しております木材塗料、作業資材等のホームニーズ関連商品、および、ホールディングス創立1周年記念感謝セールや新店開店時の全店協賛セールがお客様からご支持いただき、通年の売上高の底上げに寄与しております。
また、今期は、他業態との差別化を念頭に、従来から進めておりました「ホームセンターらしさ」を一層強化するため、農業資材用品の専任バイヤーを配置し、農家需要へ対応すべく品揃えを強化いたしました。さらに、自社開発商品「DLブランド」は、取扱商品が4,800品目を超え順調に推移しお客様への認知度の浸透を図っております。加えて、メーカーフェア等新企画の増加により、お客様に対し需要創造を喚起いたしました。
これらの結果、ダイユーエイトにおけるセグメント売上高は407億7千1百万円、セグメント利益(営業利益)は8億3千8百万円となりました。

〔リックコーポレーション〕
ホームセンター事業は、既存店ベースで、客単価が前年同期比で1.6%の増加、客数が前年同期比で2.0%減少したことから、既存店売上高は0.4%減少いたしました。
売上高における既存店ベースでの商品別販売動向につきましては、上半期は、前年に比べて天候に恵まれた日が続いたことにより用土・肥料等の園芸・植物の売上が好調に推移しましたが、夏物家電やレジャー用品等の販売が苦戦いたしました。下半期は、台風の影響や気温の低下により主力部門である園芸・植物の売上が低迷いたしましたが、前年に比べて気温が低下するのが早く、10月下旬には最低気温が10℃を下回る日もあったことから冬物家電等の季節商品の売上が好調に推移するとともに、灯油の売上高も伸長したことから、冬季の売上を牽引いたしました。
そのような状況の中で、売上高向上のための施策として、「ダイユーリックホールディングス誕生1周年祭」「広島商工センター店リニューアル1周年」等の販売促進を行ったほか、ハッピープライス(生活応援品の月間特売)、チラシ掲載商品の価格訴求等を実施したことから、お客様が購入される販売点数の増加につながりました。また、60歳以上の方を対象とした割引セール、トラベルキャンペーン、ポイントカード入会キャンペーン等、ロイヤルカスタマー政策を実施しております。また、様々なお客様の要望にお応えできるように各種研修や勉強会を実施し、品揃えの充実や人材の育成を図っております。その他、商品の機能や特性をわかりやすく比較表示したり、商品のサンプルやプロモーション動画等の販促物を活用することでお客様に新たな発見をしていただけるよう様々な形の提案を行っております。
販売費及び一般管理費につきましては、備品消耗品や水道光熱費の節約奨励や、作業計画に合わせた綿密な人員配置を行うことで残業時間の大幅な削減を進めている他、間接費の見直しを行うことで必要コストの圧縮を行っております。
これらの結果、リックコーポレーションにおけるセグメント売上高は158億3百万円、セグメント利益(営業利益)は2億8千6百万円となりました。

〔アミーゴ〕
アミーゴはダイユーエイト、リックコーポレーションのペット事業を統合・分社化し、3月1日より全国60店舗展開で事業をスタートいたしました。
ペット事業は、既存店ベースで、来店客数が前年同期比で0.5%減少しましたが、客単価が前年同期比で1.0%増加したことから、既存店売上高が0.5%増加いたしました。
既存店ベースでの商品別販売動向につきましては、他業態を含む競合他社による新規出店、価格競争の激化等の外部環境要因による来店客数の減少により、ペットシーツ、猫砂等の消耗品の販売数が落ち込んでおります。加えて、アクアリウム部門においてネット販売との競合によるコアユーザーの減少から同部門の売上高が前年同期比で減少しております。一方で、ペットを家族の一員としてとらえ、ペットの健康、美容にこだわりを持つオーナー様が増加傾向にあることから、主力商品であるプレミアムフードを中心とした専門店限定商材等の売上が堅調に推移するとともに、マイクロバブル、炭酸泉といったトリミングに付加価値をプラスしたサービスの普及、イベントの開催等により客単価を伸長させることができたことが既存店売上高の増加要因となっております。
そのような状況の中で、ダイユーエイト、リックコーポレーション両社の仕組み・ノウハウを継承したアミーゴは、それぞれの取り組み、サービスを全店舗に水平展開し、全店統一したサービスの実現、接客知識の習得、技術の向上に取り組んでおります。従来の愛玩動物である犬、猫に追随する様に、飼育しやすくトレンドになっているウサギ、ハムスターなどの小動物、爬虫類の販売強化、イベントの取組み、専門知識を有した従業員の育成強化等、量販店とは一線を画した店づくりに徹することにより、ペット専門店としてのアミーゴブランドの確立に努めております。
これらの結果、アミーゴにおけるセグメント売上高は158億5千7百万円、セグメント利益(営業利益)は3億4千万円となりました。


〔その他〕
セグメント売上高は126億8千4百万円、セグメント利益(営業利益)は8億2千6百万円となりました。

(2) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の期末残高は43億1千万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは59億1千3百万円の収入となりました。主な収入要因は、税金等調整前当期純利益及び減価償却費合計で34億1千6百万円、仕入債務の増加額24億7千7百万円等であります。主な支出要因は、たな卸資産の増加額5億1千9百万円、法人税等の支払による4億3百万円等であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは22億4千2百万円の支出となりました。主な収入要因は、投資有価証券の売却による収入1億3百万円、有形固定資産の売却による収入6億6千7百万円、敷金及び保証金の回収による収入3億9千6百万円等であります。主な支出要因は、有形固定資産の取得による支出31億2百万円等であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは39億3千9百万円の支出となりました。主な収入要因は、長期借入れによる収入41億9千5百万円であります。主な支出要因は、短期借入金の減少額25億円、長期借入金の返済による支出45億9千1百万円、リース債務の返済による支出5億6千3百万円、配当金の支払額3億8千1百万円等であります。

(参考) キャッシュ・フロー関連指標の推移
2017年2月期2018年2月期
自己資本比率22.022.5
時価ベースの自己資本比率20.834.1
キャッシュ・フロー対有利子
負債比率
3.6
インタレスト・カバレッジ・
レシオ
32.1

自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い
(注)1.各指標はいずれも連結ベースの財務数値により計算しております。
2.キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを利用しております。
3.有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っているすべての負債を対象としております。
4.利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を利用しております。
5.2017年2月期のキャッシュ・フロー対有利子負債比率及びインタレスト・カバレッジ・レシオは、営業キャッシュ・フローがマイナスのため記載しておりません。

従業員の状況生産、受注及び販売の状況


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